テクニカルガイド > 監視画面をWebブラウザで表示する方法(RemoteApp編)

(接続編)Webブラウザ

2021/02/01

構築したRemoteAppをWebブラウザ内で動作させる方法を説明します。

注意
本ガイドの設定では、ドメイン未取得であるため、タブレットから監視画面を展開する場合、「ドメイン未取得の場合の追加設定」にそって設定を行っておく必要があります。

RDゲートウェイサーバの追加

  1. サーバーマネージャーから、リモートデスクトップサービスを選択
  2. RDゲートウェイを指定
  3. RDゲートウェイサーバを選択し、「次へ」を押下
  4. RDゲートウェイサーバのFQDNを入力し、「次へ」を押下

    ※FQDNは、外部からアクセス出来るURLの以下の部分を設定します。
    https:///
    
    FQDNを使用しない場合は、ホスト名を指定してください。ここでは、例として以下のホスト名を指定します。
    WIN-U7OBUK13EFI.roboticsware.local
    
  5. 「追加」を押下
  6. 結果画面が表示されるので「証明書の構成」を押下

証明書の構築

  1. 証明書管理からRDゲートウェイを選択し、「新しい証明書の作成」を押下
  2. 設定を行い「OK」を押下
    証明書の名前:RDゲートウェイで指定したFQDN
  3. 「適用」を押下し、証明書を作成
  4. RD Webアクセスに証明書を適用
    RD Webアクセスを選択し、「既存の証明書の選択」を押下する
  5. 証明書の選択を行い「OK」を押下
    • 証明書パス:先程作成した証明書のパスを指定
    • パスワード:上記証明書に設定したパスワードを指定
    • 接続先コンピューターの~:チェックを入れる
  6. 「適用」を押下し、設定を反映
  7. RD Webアクセスと同様の作業を「RD 接続ブローカー - 公開中」にも行う
  8. RD Webアクセスと同様の作業を「RD 接続ブローカー - シングルサインオンを有効にする」にも行う
  9. 全て状態が「OK」及び「成功」になったことを確認し、「OK」を押下
  10. 「閉じる」を押下

証明書のエクスポート

  1. ファイル名を指定して実行から、「certlm.msc」を実行
  2. 個人-証明書から、発行先がFQDNで目的が「クライアント認証、サーバ認証」となっているものを選択
  3. 対象の発行先を右クリックし、「すべてのタスク」-「エクスポート」を選択
  4. ウィザードが表示されたら、「次へ」を押下
  5. 「いいえ~」を選択し、「次へ」を押下
  6. 「DER encoded binary X.509(.CER)」を選択し、「次へ」を押下
  7. 任意の場所を指定し、「次へ」を押下
  8. 「完了」を押下
  9. 出力成功のダイアログが表示されたら、「OK」を押下

RDWebClientの設定

  1. PowerShellを管理者モードで起動
  2. 以下のコマンドを実行
    Install-Module -Name PowerShellGet -Force
    Update-Module -Name PowerShellGet
    
    ※処理の続行確認が表示されたら、全て続行を指定してください。
  3. パワーシェルを再起動
  4. 管理者権限でパワーシェルを再起動し、以下のコマンドを実行
    Install-Module -Name RDWebClientManagement
    Install-RDWebClientPackage
    
    ※処理の続行確認が表示されたら、全て続行を指定してください。
  5. 以下のコマンドを実行
    Import-RDWebClientBrokerCert <エクスポートしたCerファイル>
    Publish-RDWebClientPackage -Type Production -Latest
    

ホスト名の解決

RemoteApp WebClientはホスト名でアクセスを行うため、ホスト名の名前解決を行う必要があります。(FQDNを使用している場合は、本設定は必要ありません。)
ここでは、例としてクライアントPCのhostsファイルの指定で、名前解決を行います。

  1. クライアントPCで、「C:\Windows\System32\drivers\etc」にアクセス
  2. hostsを開き、サーバーPCのホスト名とIPアドレスを指定
  3. ファイルを上書き保存して閉じる

動作確認

  1. WEBブラウザで以下アドレスにアクセス
    https://[FQDN]/Rdweb/webclient/index.html
    ここでは、例としてサーバPCのホスト名を使用してアクセスを行っているため、以下のアドレスでアクセスを行います。
    https://win-u7obuk13efi.roboticsware.local/Rdweb/webclient/index.html

    ※例として、Microsoft社のEdgeを使用
  2. 「詳細」から対象サイトに進むボタンを押下
  3. サインイン画面が表示されたら、ユーザ名とパスワードを入力し、「サインイン」を押下
  4. 公開されたアプリケーションが表示されることを確認し、対象のアプリケーションを選択
  5. 状況に合わせて許可設定を行い、「許可」を押下
  6. 画面表示が行われるかを確認