テクニカルガイド

Panel Serverをクラウドで動かす方法 (Azure編)

2021/03/01

クラウド運用をご検討の方は、まず「弊社製品をクラウド環境下で運用する」を参照頂き、運用時のポイントをご確認下さい。

概要
Panel Serverをクラウド上で動作させるには、通常のUSBタイプのライセンスキーではなく「オンラインライセンス」を利用する事で可能となります。「オンラインライセンス」は、インターネット経由でライセンス認証を行うライセンスとなります。(オンラインライセンスは、Ver6 Rev13以降でご利用頂けます)

今回のガイドでは、Microsoft社のクラウドサービス「Microsoft Azure(以降Azure)」上でPanel Serverを動作させ、VPN経由でローカルネットワークと接続する環境を構築します。

準備するもの

  • アクティブなサブスクリプションが含まれるAzureアカウント
    ※本説明のキャプチャは2021/1時点のものとなります
  • ISP(インターネットサービスプロバイダ)との契約
  • VPN(IPSec)対応ルーター
    ※本ガイドでは、Yamaha製 RTX830を利用します
  • グローバル固定IPアドレスもしくは、DDNSサービス
  • FA-Panelのオンラインライセンス(もしくは、デモライセンス)

手順概要

  1. Azureに仮想ネットワークの作成
  2. Azureに仮想ネットワークゲートウェイの作成
  3. DDNS(Dynamic Domain Name System)の利用
  4. Azureにローカル ネットワーク ゲートウェイを作成
  5. Azureの仮想ネットワーク ゲートウェイに接続
  6. VPN(IPSec)対応ルーターの設定
  7. AzureにVirtual Machinesの作成
  8. Virtual MachinesへFA-Panelのインストール