IPLinkで大量タグの登録、監視を行う場合注意が必要です。
下記症状が発生した場合は、それぞれの対応策を行ってください。
- 症状1
AddTagsメソッドにて一括登録(例えば30000点くらい)を行うと、VB.net2008のエラーが発生。
約20000点以上程度で発生します。そこでAddTagはGateWay側で10000点ずつ分割登録することで、エラーを回避することが出来ます。Panel-Serverではエラー表示はありません。
- 症状2
(※症状1の対応でAddTagsメソッドはGateWay側で10000点ずつ分割登録するようにしています。)
Panel-Server側に構造化タグ2000点中、GateWay側のAddTag対象点58000点(29メンバ×2000点)
→GateWay側でのメンバ制御可能・・・特に問題はありません。
Panel-Server側に構造化タグ3000点中、GateWay側のAddTag対象点87000点(29メンバ×3000点)
→GateWay側でのメンバ制御不可能
- AddTagメソッドのエラーは発生しませんが、実際はAddTag出来ていません。
- Stateは0となっています。
- IPLink接続時にPanel-Server側のNumeber of Clientが1になったり2になったりします。その後1で落ち着きます。GateWayの接続数は1です。
- Panel-Serverではエラー表示はありません。
※1 IPLinkでのAddTagsにて一括登録最大上限について
一括処理では、パケット長の関係で上限がございます。一括登録する際、その情報のパケットを生成するのですが、
その際にメモリを確保できないことが原因です。メモリ確保出来ない症状は、VB側(OCX)側、Server側、両方で発生する可能性があります。
これらは、処理を分割することにより回避できます。
実際の最大の数は、環境に左右される部分が有る為、具体的な数字をご提示することは出来かねますが、どこまで出来るか確認していただき、その半分ぐらいを最大としていただければ問題ございません。
(例:3万点でNGの場合、1.5万を最大とし、それ以上の処理を行いたい場合は分割)
※2 IPLinkでの監視対象タグの最大上限について
制限はございませんが、Panel-Server側のメモリの使用量により、扱えるタグの数には限界がございます。