この質問に対する回答
PCの電源をOFFする等、なんらかの形でTCPの接続が切れた場合、
PLC側でオープン状態を保持する仕様になっています。
Panel-Server/FA-Server/PA-Server側(以下Server)は接続が切れた際に、再接続しようとしますが、TCP/IPオープン保持が効いている為、接続出来ない状況が続きます。
接続異常時の確認方法は以下の通りです。
Serverを落としていても、CS1W-ETN21のH/WランプのTCPが常時ONしています。
こちらの接続が切れている場合はランプが消灯しています。
PLCの生存確認設定(TCP/IP keep-alive)がCX-Programerの画面にありますが、
こちらの設定によって通信異常時のTCP/IPポート開放延滞時間が決まります。
設定値比較
[設定値:0]TCP/IP回線開放 120分
[設定値:1]TCP/IP回線開放 1分後から75秒ごとに9回確認(NG)
→約10分後に開放
復旧方法につきましては、
1度この状態になった場合、
・設定しているTCP/IP keep-alive分の時間を待つ
・PLCリセット(電源OFF)
となります。
Server/PLC側の設定については、TCPでの通信は推奨できずUDPでの接続を推奨となります。
UDPで設定する場合は下記のように設定してください。
・自動生成方式(動的)を選択します
※IPアドレステーブル方式は使えません
・ノードを分ける場合は、ユニットのフォルダごと
にパソコン側のノード番号を変えて設定します。
・ユニットのパソコン側のポート番号は自動にします。
※固定で設定すると、複数ユニットを設定した場合、通信ができません。
TCP/IP接続で接続は出来るのですが、上記のような問題がある為、
UDP/IPでの接続を推奨させていただいております。