Windows Vista以降のOSでは、ワトソン博士(Dr.Watson)がなくなり、
代わりに、「問題のレポートと解決策」となりました。
その為、ワトソンログの出力を行うことが出来なくなりました。
そこで、Windows Vista以降のOSで、
クラッシュ時のダンプの取得を行う場合は、
以下の手順に従って、設定をおこなってください。
(※説明文はWindows7ベースでの説明となっております。)
- エラー報告を無効にしてください。
- 「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」を開きます。
- 「コンピューターの一般的な問題のトラブルシューティング」→「設定の変更」を開きます。
- 「コンピューター保守」で、「無効」を選択し、「OK」を押します。
- クラッシュ時ダンプ出力を行う設定を、レジストリに登録を行います。
アプリケーションがクラッシュ時の詳細なログを取得するために、
あらかじめ以下の手順でWindows Error Reporting(WER)を有効にしてください。
- 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」でregeditを実行します。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Microsoft/Windows/Windows Error Reporting/LocalDumps」キーを作成します。
- LocalDumpsキーにREG_DWORD型でDumpTypeという値を作り、2を設定します。
※こちらの設定例に合わせて設定をおこなってください。
※DumpFolderの設定値がダンプファイルが出力される場所となりますので、
任意の場所を設定してください。
上記設定にて、ダンプファイルの出力が行われるようになります。
※レジストリを変更する作業は慎重に行ってください。
操作を誤ると、Windowsが正常に動作しなくなる可能性があります
のでご注意ください。