この質問に対する回答
- OPCサーバとして動作させる場合
OPCサーバとしてOPCクライアントからの接続を受け付ける場合の通信方式は、OPCクライアント側で選択します。OPCサーバとしては以下の通信方式に対応しており、OPCクライアント側で選択してください。
- 同期通信(キャッシュ、デバイス)
- 非同期通信(キャッシュ、デバイス)
- 変化通知
- OPCクライアントとして動作させる場合
<通信方式の選択>
「変化通知」はOPCクライアントからの要求ではなく、OPCサーバーからの値変化の通知を受ける方式になります。「変化通知」では、更新周期によるキャッシュ値更新の際、値に変化があればOPCクライアントに通知されることになります。
これに比べ「同期通信」は、OPCサーバはOPCクライアントからの要求に対してメソッドの引数にデータを確認して返します。この間、OPCクライアントはそのメソッドがリターンするまで待ち状態となります。その為、OPCクライアントの待ちが発生することとなりますので、通常は「変化通知」を推奨とさせて頂いております。
但し、変化通知が多く発生する場合、「変化通知」を選択していると、OPCサーバー側の負荷が高くなる場合があります(値の変化がms間隔等で値の変化が行われる場合等)。そのような場合「同期通信(キャッシュ値)」での通信を推奨致します。「同期通信(キャッシュ値)」は一定間隔(アップデートレートで設定)で通信を行うため、負荷が安定致します。「変化通知」でOPCサーバの負荷が高い場合は、「同期通信(キャッシュ値)」にて通信を行い、動作確認を行なってみてください。
※「同期通信(キャッシュ値)」はキャッシュを見に行くことで負荷が減りますので、通常は「同期通信(リアル値)」ではなく「同期通信(キャッシュ値)」を選択してください。