ポイントグループの登録

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ポイントグループの登録

概要

ポイントグループの登録は、ポイントグループ登録画面から行います。この作業は、監視システムの実行中に設定画面から行う必要があります。

 

以下に、ポイントグループ登録の操作方法について説明します。尚、以下の操作は、Panel Server、Panel Browserともにオンライン実行されている状態で行って下さい。

 

ポイントグループ登録画面の表示

ポイントグループの登録

演算式を指定する

 

 

hint

ポイントグループについて知りたい場合は、「ポイントグループとグラフグループ」に詳細が記述されています。

 

hint

エネルギー管理の実践」には、一般的な設定例のサンプルが用意されています。サンプルにはポイントグループが登録された状態となっており、実際に使用する際の参考にすることができます。

 

 

ポイントグループ登録画面の表示

ポイントグループの登録は、ポイントグループ登録画面から行います。

 

この設定画面はエネルギー管理画面のメニューから呼び出すことができます。

メニューを表示するには、画面右上に表示されている設定アイコン(歯車アイコン)をクリックします。

 

p_ems_0046

 

画面の右側に表示されたメニューの中から「ポイント登録」を開き、「ポイントグループ登録」を選択してください。

 

p_ems_0072

 

 

設定画面が表示されました。

 

p_ems_0112

 

 

ポイントグループの登録

ポイントグループの登録では、グループに含める計量ポイントの選択、各グラフの表示色、換算グラフ表示時に使用する係数の割り当て、目標値の設定などを行います。

 

ポイントグループの登録手順は以下のとおりです。

 

■ポイントグループの追加

 

p_ems_0075

 

左記は、ポイントグループが一件も登録されていない状態です。

 

ポイントグループを追加するには、ポイントグループの「追加」ボタンをクリックします。

 

 

 

p_ems_0076

 

すると、「グループ1」という名称のポイントグループが追加され、グラフの表示色、単位変換値などの初期値が表示されます。

初期表示された名称などの設定は自由に変更することができます。

 

 

以下は、名称を「本社 空調電力」に変更した例です。

 

p_ems_0077

 

 

 

■使用量グラフ設定

 

p_ems_0078

 

 

使用量グラフの設定では、以下の項目を設定します。

 

項目

説明

単位

使用量グラフに表示する単位を指定します。電力を例とすると、下記の単位変換値の設定とあわせて「Wh」としておきます。

単位変換値

この設定は、グラフ上に表示する単位の表記を、表示される数値の値に応じて単位の表示変換を行いたい場合に設定します。複数指定する場合は「;」(半角セミコロン)区切りで指定します。

 

例)電力量の場合

単位に「Wh」を指定し、単位変換値に「k=1;M=1000;G=1000;」を設定した場合、値が1のとき「kWh」、1000kWhのとき「MWh」、1000MWkのとき「GWh」と表示されます。

 

ポイントグループ色

 

ポイントグループ単位で表示されるグラフの表示色を指定します。

目標値

ポイントグループ毎に、使用量の目標値を設定することができます。目標値を設定すると、グラフ上に目標値のラインを表示することができます。

目標値の設定は、設定ボタンのクリックにより表示される設定画面から行います。

 

(ポイントグループ/使用量目標値設定画面)

form_ems_072_zoom30

 

設定画面から、目標値のタイトル、表示形式(ライン、エリア)、表示色などの体裁を設定し、1時間(日表示)/1日(月表示)/月間(年表示)/年間(多年表示)ごとに目標値を入力します。「H*24」「D*31」「M*12」のボタンをクリックすると、1時間目標の日単位(24時間分)、月単位(31日分)、年単位(12か月分)を算出してくれます。

表示最大値

 

当該ポイントグループの使用量の表示最大値を、1時間(日表示)/1日(月表示)/月間(年表示)/年間(多年表示)ごとに設定することができます。この設定は使用量グラフを表示する際に参照されます。ブランクの場合は自動として処理されます。

表示最小値

グラフグループの使用量の表示最小値を、1時間(日表示)/1日(月表示)/月間(年表示)/年間(多年表示)ごとに設定することができます。この設定は使用量グラフを表示する際に参照されます。ブランクの場合は自動として処理されます。

 

(設定例)

p_ems_0079

 

 

■換算グラフ設定

 

p_ems_0080

換算グラフの設定では、以下の項目を設定します。

 

項目

説明

熱量換算

 

使用量から熱量換算を行う際の、変換元のエネルギー種別を選択します。

CO2換算

 

使用量からCO2換算を行う際の、変換元のエネルギー種別を選択します。

原油換算

 

熱量から原油換算を行う際の、変換元のエネルギー種別を選択します。原油換算の場合、「熱量」を選択します。

昼/夜係数を採用

 

このポイントグループの換算を行う際に、換算係数の昼係数を採用するか、夜係数を採用するかを設定します。昼夜の区別を行わない場合は、「昼係数を採用」を選択してください。

 

(設定例)

p_ems_0081

 

 

hint

昼集計、夜集計を分けて行う場合、ポイントグループを昼用、夜用に分けて登録する必要があります。 

 

 

 

■比較グラフ設定

 

p_ems_0082

比較グラフの設定では、以下の項目を設定します。

 

項目

説明

系列1色

 

比較グラフ上に表示される系列1の表示色を指定します。色の枠をダブルクリックすると表示されるカラーパレットから任意の色を選択することができます。

系列2色

 

同じく、系列2の表示色を指定します。

系列3色

 

同じく、系列3の表示色を指定します。

 

 

 

 

■ポイントグループ詳細

 

ポイントグループ詳細のグリッドから、現在選択中のポイントグループに含める計量ポイントを登録します。

 

p_ems_0083

 

 

 

 

 

ポイントを追加するには、「追加」ボタンをクリックします。

 

p_ems_0084

 

すると、新たな行が1行追加されました。

 

p_ems_0085

 

 

まず、データソースを選択します。データソースを選択するには、以下のボタンをクリックします。

 

p_ems_0086

 

 

すると、以下の選択画面が表示されます。目的のデータソースを選択してOKボタンをクリックします。

 

p_ems_0087

 

 

データソースが選択されました。

 

p_ems_0088

 

ポイント名称には選択したフィールドの名称が初期表示されていますが、この名称は自由に変更することができます。必要に応じて直接編集してください。

また、自動的に表示色が付与されます。この表示色は使用量グラフなどでポイントグループの内訳をグラフ表示した際に採用されます。

 

 

続いて、グラフの表示形式を選択します。

 

p_ems_0089

 

表示形式は「バー」「ライン」「エリア」から選択することができます。尚、「バー」を選択したデータソースのみが積層表示の対象となります。従って、使用量を表示する場合、ほとんどのケースで「バー」を選択します。

 

バー ・・・バーグラフ表示

ライン ・・・折れ線グラフ表示

エリア ・・・折れ線グラフでエリアを塗りつぶして表示

 

(設定例)

p_ems_0090

 

設定が完了したら、OKボタンをクリックして設定を保存してください。

 

 

演算式を指定する

ポイントグループにポイント情報を登録する際に、計量ポイントに対する演算値や、計量ポイント同士の計算式を含めることができます。

ポイントの演算は、データソース選択ダイアログから指定します。

 

以下は、データソース選択ダイアログの初期表示です。

 

p_ems_0091

 

 

演算式を指定するには、画面上にある「式指定」というオプションを選択します。

 

p_ems_0092

 

 

すると、以下のように表示が変わります。

 

p_ems_0093

 

 

演算の対象としたいデータソースを選択し、「選択したデータソースを式に追加」ボタンをクリックします。

 

p_ems_0094

 

 

すると、データソースのエディットボックスに選択されたデータソースが表示されました。

 

p_ems_0095

 

このエディットボックスは直接編集することができます。また、「+」や「*」などの演算子のボタンをクリックすると式に追加することができます(キーボードから演算子を入力してもOKです)。

 

 

以下は、2つのフィールドを合算して取り込む例です。

 

p_ems_0096

 

以下は、フィールドの値に対して0.7倍した値を取り込む例です。

 

p_ems_0097

 

以下は、2つのフィールドの平均値を取り込む例です。

 

p_ems_0099

 

 

hint

演算式には、半角スペースを含めることもできます。
 

(「*」の前後に半角スペースを入れた例)
p_ems_0098