手順

解説

Windows OSの設定

ご利用になるWindows OSの以下の設定をご確認下さい。

•最新アップデートの検討
Windows OSの潜在的な問題により影響を受ける場合があります。安定したアップデートの適用を検討して下さい。
 

•WindowsUpdateの自動更新
WindowsUpdateの自動更新の設定によっては、PC自体を指定時間にアップデート後再起動します。連続稼働が求められる場合は、本設定の無効化を検討する必要があります。
 

•Windows Searchの無効化
Windows Searchが有効な場合、検索用のインデックスファイル作成の為、メモリ消費量増加やインデックスファイルの肥大が懸念されますので、無効化を検討する必要があります。
 

•時刻同期の検討
Panel Serverが動作中に時刻が変更になると、ロギングなどのファイルのタイムスタンプと誤差が生じます。時刻同期が必要か、どのPC（NTPサーバ）に時刻を合わせるかを検討して下さい。
 

•ファイアウォールの有効無効設定
ファイアウォールの設定で、Panel Serverの通信インターフェースがブロックされないように設定して下さい。開発環境と本番環境が違う場合などは、本番環境で各通信ができる事をご確認下さい。
 

•ウィルス対策ソフトの導入・設定
ウィルス対策ソフトの設定で、Panel Serverの通信インターフェースがブロックされないように設定して下さい。開発環境と本番環境が違う場合などは、本番環境で各通信ができる事をご確認下さい。
 

最新パッチプログラムの適用

運用開始時には、必ずFA-Panelパッチプログラムを適用してください。最新のパッチプログラムでは不具合などを解消している場合があるため、実稼働させるシステムには最新のパッチプログラムの導入を推奨いたします。最新パッチプログラムはこちら

データベースの設定確認

アクションなどからODBC経由でデータベースへの出力を行っている場合、データベース側のトランザクションログ等のチューニングを検討して下さい。データベースの種類と設定により、トランザクションログが肥大してハードディスクの容量を圧迫する可能性があります。データベースのチューニング方法については、お使いのデータベースの製品マニュアルを参照して下さい。

連続稼動安全対策の設定

連続稼動安全対策の設定は、万が一アプリケーションが異常終了した際に、自動的にPanel ServerもしくはPanel Browserを再起動する機能です。

 
また、Panel Server等が異常終了した場合、OS（Windows）がエラーダイアログを表示することがあります。このダイアログはエラーがあったことを目視できますが、異常終了が発生した際、ダイアログが閉じられない限り、Panel Serverなどが再起動することができなくなります。そのため、エラーダイアログの表示を行わないようにする必要があります。

クラッシュダンプの出力設定

Windowsの標準機能には、実行中のアプリケーションが異常終了した際に「クラッシュダンプ」と呼ばれるデバッグ情報ファイル（ダンプファイル）を自動生成する機能が用意されています。アプリケーションの異常が発生した場合、本ファイルを送付頂くことで原因の切り分けに繋がる場合があります。

リソースチェッカーの設定

リソースチェッカーの設定で、リソース（メモリの使用量、ページファイル使用量、ハンドル数）などの使用状況をログ出力します。このログは、トラブル発生時に、システムの連続運転によるメモリリークの有無などの切り分けを行う際に有力な情報となります。

システムログの保存設定

FA-PanelのPanel Serverにはシステムログ(OutPutログ)と呼ばれる各種処理を行った際にログを出力する機能があります。にはシステムログ(OutPutログ)からPanel Serverがどのような処理を行っていたかを確認することができます。異常が発生した際に、どのような処理が行われていたかを確認できる重要なログとなります。