<< Click to Display Table of Contents >> 安全運転の事前対策編 |
監視システムの運用時の安全対策
本章では、監視システムの運用に入る前に行っておくべき安全対策について解説します。
監視システムの運用では、連続運転による安全稼働が求められます。しかしながら、開発・テストは充分に行ったにも関わらず、運用中に想定外の事象により停止・故障などが発生する可能性はゼロではありません。本章に記載されている安全対策を行っておく事で、トラブル発生時の調査に必要な各種ログファイルの生成を行うことができます。
運用のための安全対策
運用環境に推奨する安全対策は以下のとおりです。
尚、以下の設定を行うことで、トラブル発生時の調査に必要な各種ログファイルが自動的に生成されます。トラブル発生時の弊社への技術サポート問合せの際に必要な情報となりますので、必ず設定を行うようにしてください。
手順 |
解説 |
Windows OSの設定 |
ご利用になるWindows OSの以下の設定をご確認下さい。 •最新アップデートの検討 •WindowsUpdateの自動更新 •Windows Searchの無効化 •時刻同期の検討 •ファイアウォールの有効無効設定 •ウィルス対策ソフトの導入・設定 |
最新パッチプログラムの適用 |
運用開始時には、必ずPA-Panelパッチプログラムを適用してください。最新のパッチプログラムでは不具合などを解消している場合があるため、実稼働させるシステムには最新のパッチプログラムの導入を推奨いたします。最新パッチプログラムはこちら |
データベースの設定確認 |
アクションなどからODBC経由でデータベースへの出力を行っている場合、データベース側のトランザクションログ等のチューニングを検討して下さい。データベースの種類と設定により、トランザクションログが肥大してハードディスクの容量を圧迫する可能性があります。データベースのチューニング方法については、お使いのデータベースの製品マニュアルを参照して下さい。
|
連続稼動安全対策の設定は、万が一アプリケーションが異常終了した際に、自動的にPanel ServerもしくはPanel Browserを再起動する機能です。
|
|
Windowsの標準機能には、実行中のアプリケーションが異常終了した際に「クラッシュダンプ」と呼ばれるデバッグ情報ファイル(ダンプファイル)を自動生成する機能が用意されています。アプリケーションの異常が発生した場合、本ファイルを送付頂くことで原因の切り分けに繋がる場合があります。
|
|
リソースチェッカーの設定で、リソース(メモリの使用量、ページファイル使用量、ハンドル数)などの使用状況をログ出力します。このログは、トラブル発生時に、システムの連続運転によるメモリリークの有無などの切り分けを行う際に有力な情報となります。
|
|
PA-PanelのPanel Serverにはシステムログ(OutPutログ)と呼ばれる各種処理を行った際にログを出力する機能があります。にはシステムログ(OutPutログ)からPanel Serverがどのような処理を行っていたかを確認することができます。異常が発生した際に、どのような処理が行われていたかを確認できる重要なログとなります。
|