<< Click to Display Table of Contents >> マニュアル > 機器接続ガイド > 三菱電機 > 公開プロトコル(Ethernet) > Q/L/iQ-Rシリーズ QJ71E71相当 |
デバイス一覧
対応するデバイスは以下のとおりです。(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい。)
デバイス |
キーワード |
先頭アドレス |
説明 |
単位 |
読み |
書き |
入力リレー |
X |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
出力リレー |
Y |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
内部リレー |
M |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
特殊リレー |
SM |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
ラッチリレー |
L |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
アナンシェータ |
F |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
エッジリレー |
V |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
リンクリレー |
B |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
特殊リンクリレー |
SB |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
ステップリレー |
S |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマ接点 |
TS |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマコイル |
TC |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
積算タイマ接点 |
SS |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
積算タイマコイル |
SC |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
カウンタ接点 |
CS |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
カウンタコイル |
CC |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマ現在値 |
TN |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
積算タイマ現在値 |
SN |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
カウンタ現在値 |
CN |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
データレジスタ |
D |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
特殊レジスタ |
SD |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
リンクレジスタ |
W |
000000 |
16進数 |
ワード |
○ |
● |
特殊リンクレジスタ |
SW |
000000 |
16進数 |
ワード |
○ |
● |
インデックスレジスタ |
Z |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
ファイルレジスタ(現ブロック) |
R |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
ファイルレジスタ(連番) |
ZR |
000000 |
16進数 |
ワード |
○ |
● |
ファイルレジスタ(連番) |
ZZR |
0000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
ZR(ファイルレジスタ)に対し10進表記でアドレス指定を行う場合は「ZZR」を使用してください。 |
アクセス局について
Q/LシリーズCPUへの接続では、ネットワークの形態により3つの接続方法がサポートされています。アクセス局とは、パソコンからは接続局を経由して接続を行う接続局のことです。
アクセス局接続を行う場合は、以下の設定例を参照してください。
アクセス局1 :パソコンと接続しているPLCと通信したい場合
アクセス局1のドライバを選択します。
ユニットと1:1のやりとりを行う場合、アクセス局1を選択してください。経由接続を行わない場合は、通常アクセス局1を選択します。
アクセス局2 :アクセス局1からネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合
アクセス局2のドライバを選択します。
アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。
更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。
アクセス局3 :アクセス局2から、さらにネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合
アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。
更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。
他局間アクセスはQnUDE/iQ-RのようなEthernetポートが付属したCPUを使用する場合注意が必要です。付属ポートと直結する場合、他局間アクセスが行えません。 そのため、他局間アクセスを行う場合は、必ずEthernetユニットを使用する必要があります。この動作はMCプロトコルの仕様に依存するものとなります。 他局間アクセスに対応する機種及び詳細についは、三菱電機「Q 対応MELSEC コミュニケーションプロトコル」を参照してください。 |
ネットワーク設定のパラメータについて
ユニットの接続テストダイアログおよびフォルダのネットワーク設定ではMCプロトコル上の「ネットワーク番号」「PC番号」「要求先ユニットI/O番号」を指定します。通常はデフォルト設定「00,FF,O3FF」のままで通信できます。MELSECNET経由で他局のPLCに接続したいとき、マルチCPU構成の場合、か二重化CPU構成の場合には、以下にしたがって設定をして下さい。
【接続テストダイアログ】 |
【フォルダのプロパティ】 |
1.ネットワーク番号
MELSECNETのネットワーク経由で他局に接続したい場合、ネットワークの番号を指定します。自局CPUに接続する場合(通常の接続の場合)は、00を指定して下さい。
2.PC番号
MELSECNETのネットワーク経由で他局に接続したい場合、子局の番号を指定します。自局CPUに接続する場合(通常の接続の場合)は、FFを指定して下さい。
3.要求先ユニットI/O番号について
通常は03FFを指定してください。
マルチCPUの場合、以下を指定して下さい。
管理CPU:03FF 1号機QCPU:03E0 2号機QCPU:03E1 3号機QCPU:03E2 4号機QCPU:03E3
二重化CPUの場合、03D0(制御系CPU)を指定して下さい。
CPU種別 |
設定値 |
制御系CPU |
03D0 |
待機系CPU |
03D1 |
A系CPU |
03D2 |
B系CPU |
03D3 |
マルチCPU1号機 |
03E0 |
マルチCPU2号機 |
03E1 |
マルチCPU3号機 |
03E2 |
マルチCPU4号機 |
03E3 |
自局CPU/管理CPU/自系CPU 03FF |
03FF |
詳細については、三菱電機「Q対応MELSECコミュニケーションプロトコル」を参照してください。 |
バイナリプロトコルとアスキープロトコル
三菱電機の通信プロトコルには「バイナリコード交信」と「ASCIIコード交信」のどちらかが選択できます。バイナリコード交信の方が、パケット長が短いため、高速に通信が可能です。特に理由が無い場合は、バイナリコード交信を推奨します。
例えばGX-Developerを使用している場合は「ネットワークパラメータ」の「動作設定」ダイアログで設定します
バイナリコード交信で通信する場合、以下のユニット選択時、バイナリプロトコルを選択してください。
接続例(Ethernetユニット使用)
接続対象はQシリーズになります。ここではEthernetユニットを使用します。CPU付属の内蔵Ethernetポートを使用して接続を行う場合は、次項の「接続例 (CPU付属 内蔵Ethernetポート接続)」を参照してください。
使用機種
項目 |
機種等 |
PLC |
Q02CPU |
通信ユニット |
QJ71E71 |
設定環境
項目 |
環境 |
OS |
Windows7 Professional 64Bit |
ツール |
GX-Developer Ver8.114U |
設定詳細
項目 |
設定 |
設定項目 |
設定例 |
PLC側の設定 |
ツールで設定 |
IPアドレス |
192.168.0.100 |
ポート番号 |
8192(16進数2000) |
||
パソコン側の設定 |
ユニット設定 |
IPアドレス |
192.168.0.1 |
ポート番号 |
8193(16進数2001) |
||
通信プロトコル |
UDP(バイナリコード交信) |
||
フォルダ及び通信テスト時設定 |
ネットワーク番号 |
0 |
|
PC番号 |
FF |
||
要求先ユニットI/O番号 |
3FF |
※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。
GX-Developerでポート番号を設定する場合は、16進数で設定します。またポート番号は自由に設定できます。パソコン側とPLC側のポート番号が同じでもかまいません
|
接続例でのPLC側の設定
Q02CPU」に設定を行います。設定はGX-Developerなどで行います。
1.GX-Developerを起動して、新規プロジェクトを作成する
2.メニューの「オンライン」-「接続先指定」を開き、PLCと通信ができることを確認する
3.ツリーの「パラメータ」-「ネットワークパラメータ」をダブルクリックして、「MELSECNET/Ethernet」を選択し、以下のように設定する
設定 |
設定内容 |
ネットワーク種別 |
Ethernet |
先頭I/O No |
0000 |
ネットワークNo |
1 |
総(子)局数 |
設定なし |
グループNo |
1 |
局番 |
1 |
モード |
オンライン |
「先頭I/ONo.」は、「QJ71E71」の位置にあわせて設定してください。 |
4.「動作設定」をクリックして、Ethernet動作設定画面を表示する
5.Ethernet動作設定画面から以下のような設定を行う
設定 |
設定内容 |
講師音データコード設定 |
バイナリコード交信 |
イニシャルタイミング設定 |
常にOPEN待ち(STOP中交信可能) |
IPアドレス |
192.168.0.100 |
RUN中書込を許可する |
チェックを入れる |
送信フレーム設定 |
Ethernet(V2.0) |
TCP生存確認設定 |
KeepAliveを使用 |
アスキープロトコルで通信を行う場合は、「ASCIIコード交信」を選択してください |
6.「オープン設定」をクリックして、オープン設定画面を表示する
7.オープン設定画面から以下のような設定を行う
設定 |
設定内容 |
プロトコル |
UDP |
オープン方式 |
設定なし |
固定バッファ |
受信 |
固定バッファ更新手順 |
手順あり |
ペアリングオープン |
ペアにしない |
生存確認 |
確認しない |
自局ポート番号 |
2000 |
交信相手IPアドレス |
192.168.0.1 |
交信相手ポート番号 |
2001 |
GX-Developerでポート番号を設定する場合は、16進数で設定しますので注意してください。 |
どのようなIPからの接続も許可する場合は、「交信相手IPアドレス」に「255.255.255.255」と設定することで、「一斉同報」となり、相手先のIPに左右されることなく接続が可能になります。 テスト的に接続を行いたい場合などに活用してください。 |
8.「設定終了」をクリックして、ネットワークラメータのダイアログを閉じる。その後、「オンライン」-「PC書込」で、パラメータをPLCへ書き込む
パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。 |
設定終了ボタンを押さない場合、設定が反映されないため、必ず設定終了ボタンを押した上で、書込を行うようにしてください。 |
接続例でのパソコン側の設定
Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。
1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
アスキープロトコルで通信を行う場合は、アスキープロトコルを選択してください。
3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
パソコンIPアドレス |
192.168.0.1 |
パソコンポート番号 |
8193(10進数で指定) |
5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
ユニットIPアドレス |
192.168.0.100 |
ユニットポート番号 |
8192(10進数で指定) |
6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
設定 |
設定内容 |
プロトコル |
UDP(推奨) |
8.接続テストを行い、接続確認を行う
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。
ユニットの通信設定ダイアログ内の「その他詳細設定」にてCPU監視タイマが設定できます。 CPU監視タイマとは、パソコンからコマンドを受信してから、それに対する応答を返すまでの、PLC側の待ち時間です。 MELSECNETやCC-Linkなど経由で他のPLCのデバイスを参照している場合は、必ず適当な時間を設定します(CPU監視タイマに0を指定し、他のPLCの電源が落ちるなどの状態になった場合、Ethernet通信自体ができなくなります)。詳しくは、PLC側のマニュアルを参照してください。 |
接続確認を行う際のネットワーク設定のパラメータについては、「ネットワーク設定のパラメータについて」を参考にしてください。 |
接続例(内蔵Ethernetポート使用【Qシリーズ】)
接続対象はQnUDEシリーズになります。CPU付属の内蔵Ethernetポートと直結接続例します。QnUDEやQnUDEH、Lシリーズなどの、CPU付属のEthernetポートを使用して、接続を行う場合は、本項目を参考にしてください。Ethernetユニットを使用した場合の接続例は「接続例(Ethernetユニット)」を参照してください。
使用機種
項目 |
機種等 |
PLC |
Q26UDEHCPU |
通信ユニット |
CPU付属ポート |
設定環境
項目 |
環境 |
OS |
Windows7 Professional 64Bit |
ツール |
GX-Developer Ver8.114U |
設定詳細
項目 |
設定 |
設定項目 |
設定例 |
PLC側の設定 |
ツールで設定 |
IPアドレス |
192.168.0.100 |
サブネットマスクパターン |
255.255.255.0 |
||
デフォルトルータIPアドレス |
192.168.0.200 |
||
交信データコード設定 |
バイナリコード交信 |
||
RUN中書込の許可 |
許可する |
||
プロトコル |
UDP |
||
オープン方式 |
MCプロトコル |
||
ポート番号 |
8192(16進数2000) |
||
パソコン側の設定 |
ユニット設定 |
IPアドレス |
192.168.0.1 |
ポート番号 |
自動 |
||
通信プロトコル |
UDP(バイナリコード交信) |
||
フォルダ及び通信テスト時設定 |
ネットワーク番号 |
0 |
|
PC番号 |
FF |
||
要求先ユニットI/O番号 |
03FF |
※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。
GX-Developerでポート番号を設定する場合は、16進数で設定します。またポート番号は自由に設定できます。パソコン側とPLC側のポート番号が同じでもかまいません
|
接続例でのPLC側の設定
「Q26UDEHCPU」に設定を行います。設定はGX-Developerなどで行います。
1.GX-Developerを起動して、新規プロジェクトを作成する
2.メニューの「オンライン」-「接続先指定」を開き、PLCと通信ができることを確認する
3.ツリーの「パラメータ」-「PCパラメータ」をダブルクリックして、以下のように「パラメータ設定」ダイアログを表示し、「内蔵Ethernetポート設定」を選び、以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
IPアドレス |
192.168.0.100 |
サブネットマスクポート |
255.255.255.0(使用するデフォルトゲートウェイを設定) |
デフォルトルータIPアドレス |
192.168.0.200(使用するルータのIPを設定) |
交信データコード設定 |
バイナリコード交信 |
RUN中書込を許可する (FTPとMCプロトコル) |
チェックを入れる |
4.「オープン設定」をクリックして、オープン設定画面を表示する
5.オープン設定画面から以下のような設定を行う
設定 |
設定内容 |
プロトコル |
UDP |
オープン方式 |
MCプロトコル |
自局ポート番号 |
2000 |
GX-Developerでポート番号を設定する場合は、16進数で設定しますので注意して下さい。 |
6.設定終了」をクリックして、ネットワークラメータのダイアログを閉じる。その後、「オンライン]」-「PC書込」で、パラメータをPLCへ書き込む
パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。
|
設定終了ボタンを押さない場合、設定が反映されないため、必ず設定終了ボタンを押した上で、書込を行うようにしてください。
|
接続例でのパソコン側の設定
Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。
1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
アスキープロトコルで通信を行う場合は、アスキープロトコルを選択してください。
3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
パソコンIPアドレス |
192.168.0.1 |
パソコンポート番号 |
自動 |
QnUDEなどのEthernetポートに直接接続を行う機種の場合、接続相手のポート番号を指定することができないため、パソコン側ポート番号は「自動」としてください。 |
5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
ユニットIPアドレス |
192.168.0.100 |
ユニットポート番号 |
8192(10進数で指定) |
6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
設定 |
設定内容 |
プロトコル |
UDP(推奨) |
8.接続テストを行い、接続確認を行う
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。
ユニットの通信設定ダイアログ内の「その他詳細設定」にてCPU監視タイマが設定できます。 CPU監視タイマとは、パソコンからコマンドを受信してから、それに対する応答を返すまでの、PLC側の待ち時間です。 MELSECNETやCC-Linkなど経由で他のPLCのデバイスを参照している場合は、必ず適当な時間を設定します(CPU監視タイマに0を指定し、他のPLCの電源が落ちるなどの状態になった場合、Ethernet通信自体ができなくなります)。詳しくは、PLC側のマニュアルを参照してください。 |
接続確認を行う際のネットワーク設定のパラメータについては、「ネットワーク設定のパラメータについて」を参考にしてください。 |
接続例(内蔵Ethernetポート使用【QnUDVシリーズ】)
接続対象はQnUDVシリーズになります。QnUDVはCPU付属の内蔵Ethernetポートを備えているため、このポートを使用して接続を行います。QnUDVシリーズはGX-Developerでは設定を行うことができないため、GX-Works2を使用します。
使用機種
項目 |
機種等 |
PLC |
Q06UDVCPU |
通信ユニット |
CPU付属ポート |
設定環境
項目 |
環境 |
OS |
Windows8 Professional 64Bit |
ツール |
GX-Works2 Ver5.101X |
設定詳細
項目 |
設定 |
設定項目 |
設定例 |
PLC側の設定 |
ツールで設定 |
IPアドレス |
192.168.0.100 |
サブネットマスクパターン |
255.255.255.0 |
||
デフォルトルータIPアドレス |
192.168.0.200 |
||
交信データコード設定 |
バイナリコード交信 |
||
RUN中書込の許可 |
許可する |
||
プロトコル |
UDP |
||
オープン方式 |
MCプロトコル |
||
ポート番号 |
8192(16進数2000) |
||
パソコン側の設定 |
ユニット設定 |
IPアドレス |
192.168.0.1 |
ポート番号 |
自動 |
||
通信プロトコル |
UDP(バイナリコード交信) |
||
フォルダ及び通信テスト時設定 |
ネットワーク番号 |
0 |
|
PC番号 |
FF |
||
要求先ユニットI/O番号 |
03FF |
※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。
GX- Works2でポート番号を設定する場合は、10進数もしくは16進数で設定します。またポート番号は自由に設定できます。パソコン側とPLC側のポート番号が同じでもかまいません。 |
接続例でのPLC側の設定
「Q06UDVCPU」に設定を行います。設定はGX-Works2などで行います。
1.GX- Works2を起動して、新規プロジェクトを作成する
2.ツリーの「接続先指定」を開き、PLCと通信ができることを確認する
3.ツリーの「プロジェクト」-「PCパラメータ」をダブルクリックして、以下のように「パラメータ設定」ダイアログを表示し、「内蔵Ethernetポート設定」を選び、以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
IPアドレス |
192.168.0.100 |
サブネットマスクポート |
255.255.255.0(使用するデフォルトゲートウェイを設定) |
デフォルトルータIPアドレス |
192.168.0.200(使用するルータのIPを設定) |
交信データコード設定 |
バイナリコード交信 |
RUN中書込を許可する (FTPとMCプロトコル) |
チェックを入れる |
4.「オープン設定」をクリックして、オープン設定画面を表示する
5.オープン設定画面から以下のような設定を行う
設定 |
設定内容 |
プロトコル |
UDP |
オープン方式 |
MCプロトコル |
自局ポート番号 |
8192(16進数表示の場合は2000) |
6.「設定終了」をクリックして、ネットワークラメータのダイアログを閉じる。その後、「オンライン]」-「PC書込」で、パラメータをPLCへ書き込む
パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。
|
設定終了ボタンを押さない場合、設定が反映されないため、必ず設定終了ボタンを押した上で、書込を行うようにしてください。
|
接続例でのパソコン側の設定
Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。
1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
アスキープロトコルで通信を行う場合は、アスキープロトコルを選択してください。
3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
パソコンIPアドレス |
192.168.0.1 |
パソコンポート番号 |
自動 |
QnUDVなどのEthernetポートに直接接続を行う機種の場合、接続相手のポート番号を指定することができないため、パソコン側ポート番号は「自動」としてください。 |
5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
ユニットIPアドレス |
192.168.0.100 |
ユニットポート番号 |
8192(10進数で指定) |
6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
設定 |
設定内容 |
プロトコル |
UDP(推奨) |
8.接続テストを行い、接続確認を行う
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。
ユニットの通信設定ダイアログ内の「その他詳細設定」にてCPU監視タイマが設定できます。 CPU監視タイマとは、パソコンからコマンドを受信してから、それに対する応答を返すまでの、PLC側の待ち時間です。 MELSECNETやCC-Linkなど経由で他のPLCのデバイスを参照している場合は、必ず適当な時間を設定します(CPU監視タイマに0を指定し、他のPLCの電源が落ちるなどの状態になった場合、Ethernet通信自体ができなくなります)。詳しくは、PLC側のマニュアルを参照してください。 |
接続確認を行う際のネットワーク設定のパラメータについては、「ネットワーク設定のパラメータについて」を参考にしてください。 |
接続例(内蔵Ethernetポート使用【iQ-Rシリーズ】)
接続対象はiQ-Rシリーズになります。iQ-RはCPU付属の内蔵Ethernetポートを備えているため、このポートを使用して接続を行います。iQ-RシリーズはGX-Developerでは設定を行うことができないため、GX-Works3を使用します。
使用機種
項目 |
機種等 |
PLC |
R08CPU |
通信ユニット |
CPU付属ポート |
設定環境
項目 |
環境 |
OS |
Windows8 Professional 64Bit |
ツール |
GX-Works3 Ver1.000A |
設定詳細
項目 |
設定 |
設定項目 |
設定例 |
PLC側の設定 |
ツールで設定 |
IPアドレス |
192.168.0.100 |
サブネットマスクパターン |
255.255.255.0 |
||
デフォルトルータIPアドレス |
192.168.0.200 |
||
交信データコード設定 |
バイナリコード交信 |
||
RUN中書込の許可 |
許可する |
||
プロトコル |
UDP |
||
オープン方式 |
MCプロトコル |
||
ポート番号 |
8192(16進数2000) |
||
パソコン側の設定 |
ユニット設定 |
IPアドレス |
192.168.0.1 |
ポート番号 |
自動 |
||
通信プロトコル |
UDP(バイナリコード交信) |
||
フォルダ及び通信テスト時設定 |
ネットワーク番号 |
0 |
|
PC番号 |
FF |
||
要求先ユニットI/O番号 |
03FF |
※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。
接続例でのPLC側の設定
「R08CPU」に設定を行います。設定はGX-Works3などで行います。
1.GX- Works3を起動して、新規プロジェクトを作成する
2.メニューの「オンライン」-「接続先指定」を開き、PLCと通信ができることを確認する
3.ナビゲーションツリーの「パラメータ」-「接続するCPU名(ここではR08CPU))」-「ユニットパラメータ」をダブルクリックして、パラメータ設定を以下のように行う
設定 |
設定内容 |
パラメータ設定方法 |
パラメータで設定 |
IPアドレス |
192.168.0.100 |
サブネットマスク |
255.255.255.0(環境に合わせて設定) |
デフォルトゲートウェイ |
192.168.0.200(環境に合わせて設定) |
RUN中書き込み許可/禁止設定 |
一括で許可する(SLMP) |
交信データコード |
バイナリ |
オープン方法の設定 |
プログラムでOPENしない |
4.「相手機器接続構成設定」をダ選択し、Ethernet構成画面を表示する
5.Ethernet構成画面で接続機器としてSLMPを追加する
機器をユニット一覧より「SLMP接続機器」を選択し、構成画面へドラッグ&ドロップで追加します。
6.「SLMP接続機器」が追加されたら、以下のような設定を行う
設定 |
設定内容 |
プロトコル |
UDP |
ポート番号 |
8192(10進数で指定します) |
生存確認 |
生存確認しない |
従来のQシリーズなどをGX-Developerで設定を行う際、ポート番号は16進数で設定する必要がありましたが、GX-Works3でRCPUに対して設定を行う場合、ポート番号の指定は10進数で行うものとなるため、注意してください。 |
7.メニューの「設定反映して閉じる」をクリックして、設定を反映し、画面を閉じる
8.ユニットパラメータ画面で「適用」をクリックして、設定を反映させる
9.メニューの「オンライン」-「シーケンサへの書込み」で、パラメータをPLCへ書き込む
パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。
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接続例でのパソコン側の設定
Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。
1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
アスキープロトコルで通信を行う場合は、アスキープロトコルを選択してください。
3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
パソコンIPアドレス |
192.168.0.1 |
パソコンポート番号 |
自動 |
QnUDVなどのEthernetポートに直接接続を行う機種の場合、接続相手のポート番号を指定することができないため、パソコン側ポート番号は「自動」としてください。 |
5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
ユニットIPアドレス |
192.168.0.100 |
ユニットポート番号 |
8192(10進数で指定) |
6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
設定 |
設定内容 |
プロトコル |
UDP(推奨) |
8.接続テストを行い、接続確認を行う
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。
ユニットの通信設定ダイアログ内の「その他詳細設定」にてCPU監視タイマが設定できます。 CPU監視タイマとは、パソコンからコマンドを受信してから、それに対する応答を返すまでの、PLC側の待ち時間です。 MELSECNETやCC-Linkなど経由で他のPLCのデバイスを参照している場合は、必ず適当な時間を設定します(CPU監視タイマに0を指定し、他のPLCの電源が落ちるなどの状態になった場合、Ethernet通信自体ができなくなります)。詳しくは、PLC側のマニュアルを参照してください。 |
接続確認を行う際のネットワーク設定のパラメータについては、「ネットワーク設定のパラメータについて」を参考にしてください。 |