リアルタイムアラーム

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リアルタイムアラーム

ここでは、「Panel Server側の設定」で作成したアラームサーバに接続してリアルタイムアラームを表示する画面を作成します。

 

リアルタイムアラームとは、自動更新が行われるアラーム履歴表示です。つまり、アラームの発生・復帰、確認を検出する都度、アラーム履歴が自動的に表示更新されるので、垂れ流し的にアラーム履歴を表示したい場合などに有効です。リアルタイムアラームの表示は、リモートアラームグリッドコントロールによって行います。

 

リアルタイムアラーム画面の作成

1.Panel Editorからリアルタイムアラーム用にフォームを作成します。
新規フォームを追加し、名前を“AlarmReal”に変更してください。
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フォームの名称を変更したら、ルートプロパティのDefaultFormルートプロパティを、“AlarmReal”に変更してください。
tra_0566
 
 

2.タイトルラベルを貼り付ける
画面のタイトルとして、フォームの左上隅あたりにラベルを貼り付けます(名称は“リアルタイムアラーム画面”などとして、フォントの大きさや色などは任意に設定してください)。
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リモートアラームグリッドを貼り付ける
フォームにリモートアラームグリッドコントロールを貼り付けます。
tra_0568
 
 

3.リモートアラームグリッドのプロパティ設定
 
リモートアラームグリッドのプロパティページから、以下のプロパティの設定を変更します。

プロパティ

設定内容

Name

“Alarm”

AlarmServer

“A01” (※Panel Serverで設定したアラームサーバアクション名)

AlarmClientType

“HISTORICAL1”

AlarmLayout

アラームサマリのレイアウトを記述します。ここでは以下のとおり記述してください(※詳細はアラームマニュアルに記載されています。尚、数値(表示幅)は微調整してください)。

 

[ALARMID]

AlarmID, 100, center

[DATESTR]

日付, 120, center

[TYPEJP]

イベント, 110, center

[CM0]

メッセージ, 300, left

[CM1]

グループ, 100, center

 

AlarmTextColor

アラームの表示色を指定します。ここでは、白色を表示します。

RGB(255, 255, 255)

 

 

4.リモートアラームグリッドの初期化スクリプト
 
リモートアラームグリッドのOnInitializeイベントに、アラームサーバとの接続 及び リアルタイムアラーム情報取得を行う処理を記述します。

 

event OnInitialize()
{
   this.Connect();
   this.SubscribeRealtime("", 100);
}

 

 

hint

SubscribeRealtimeメソッドの第二引数には、一覧表示するアラームの最大件数を指定します。ここでは100を指定しているので、最新の100件が表示されます。

 

5.画面遷移用のボタンを作成する
リモートアラームグリットオブジェクトの下にボタンコントロールを貼り付け、以下のスクリプトを記述します。
 

event OnMouseUp(button)
{
   ::OpenForm("AlarmSummary");
}

 

同様の手順でアラームサマリの画面に、リアルタイムアラームへの画面遷移ボタンを作成してください。
 

 


 

動作確認

 

作成したリアルタイムアラーム画面の動作を確認してみます。Panel Serverがオンライン状態で確認して下さい。

 

1.Panel Editorの下図のアイコンをクリックすると、Panel Browserが起動し、クライアント設定ファイルが開かれて実行されます。
 
tra_0013
 

2.リアルタイムアラーム画面が表示されました。
 
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リストは発生日付の降順です
 
画面にはこれまでに操作したアラームの履歴が表示されています。ここで、新たにアラームを発生させてみます。Panel ServerからM0004の値をTRUEに変更してください。
 
M0004のアラームが発生し、一覧が自動的に更新されました。
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次に、アラームサマリ画面から確認操作を行います。「サマリ」ボタンをクリックして画面をアラームサマリに切り替えて「全確認」ボタンをクリックし、リアルタイムアラーム画面に戻ってください。
確認操作が一覧に表示されました。
 
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次に、Panel ServerからM0004の値をFALSEに戻してください。
アラームの復帰が一覧に表示されました。
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このように、リアルタイムアラームにはアラーム履歴を動的に一覧表示することができます。