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ポイントグループとは
概要
ポイントグループでは、同一のエネルギー種別(電力量、ガス使用量など)の計量ポイントの計量値を、フロア、テナントなどの管理単位として表示するためのグループ化を行います。
例)
本社 空調電力量、 本社 照明電力量、 事務所A 空調電力量、事務所A 照明電力量・・・
1F電力量、2F電力量・・・
1Fガス量、2Fガス量・・・
テナントA電力量、テナントB電力量・・・
例えば、以下のような「空調機の電力量」をグラフ表示するものを仮定します。
•ある施設全体の「空調機電力量」は、複数ある空調機の電力量の合計で求めたい。
•空調機の電力量が計量信号として取得できる状態にある。
•空調機の電力量は、各1点の計量集計データとして集計されている。
このケースでは、複数ある空調機の電力量の合計が、施設全体の空調機総電力量となります。このような場合はポイントグループの設定を以下のように登録します。
ポイントグループ |
計量集計ポイント |
本社 空調 |
空調機1 |
空調機2 |
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空調機3 |
ポイントグループに含める要素数は必ず複数点である必要はなく、1点のみの場合でも登録が可能です。 |
ポイントグループに含める計量集計ポイントは別のポイントグループでも登録が可能です。 |
ポイント演算
ポイントグループにポイント情報を登録する際に、計量ポイントに対する演算値や、計量ポイント同士の計算式を含めることができます。これにより、例えば複数の計量ポイント同士の加減算の結果をグラフに取り込むことが可能となります。
例)
•ある親メーターの計量ポイントがあり、親メーター配下の負荷は3つの系統に分かれている。
•上表3系統のうち1、2系統のみ子メーターが設置されており、系統3にはメーターが無く、計量値が分からない。
このような場合、ポイントグループ登録時に以下のような演算式を指定して、系統3を求めることができます。
ポイントグループ |
計量集計ポイント |
系統1 |
系統1メーター |
系統2 |
系統2メーター |
系統3 |
親メーター - (系統1メーター + 系統2メーター) |
演算式には、「系統1メーター * 0.7」などのように演算式を指定することもできます(按分取り込み時など)。 |
ポイントグループの登録
1.画面右上の「設定メニュー」を開き、「ポイント登録-ポイントグループ登録」を選択します。
2.ポイントグループ登録画面が表示されます。
3.ポイントグループの追加ボタンをクリックすると、ポイントグループが追加されます。ポイントグループ名を変更する場合は、直接コンボボックスの値を編集します。
4.新規にポイントグループを追加すると、各設定項目が空欄で表示されますので、各項目を設定します。各項目の設定内容は、「ポイントグループ登録画面」の画面説明を参考にして下さい。
原油換算が行われる際、内部的には以下の順序で換算が行われます。
1.電気・ガスなどの一次エネルギー量を、熱量(GJ)に換算して合計を求める。 2.「1」で換算した熱量合計に、原油換算係数を掛けて原油量に換算する。
この演算のために、電気、ガスなどの一次エネルギーの種別登録とは別に、「2」で熱量→原油への換算のために指定するエネルギー種別を1つ登録しておく必要があります。サンプルとして登録してあるデータでは、「熱量換算」というエネルギー種別がそのための種別です。換算係数登録で、エネルギー種別「熱量換算」に対する換算係数に、熱量→原油換算の原油換算係数を登録しておきます。
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昼集計、夜集計を分けて行う場合、ポイントグループを昼用、夜用に分けて登録する必要があります。
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