デマンドグラフの更新周期について

<< Click to Display Table of Contents >>

マニュアル > 監視システム構築ガイド > 主要機能の構築 > デマンド監視 > 標準プロジェクトのデマンド監視の構築 > 機能解説 >

デマンドグラフの更新周期について

デマンドグラフの更新周期について

デマンドグラフの更新周期は、デマンドアクションの更新処理を行うイベントの更新周期に依存します。画面ライブラリのデマンド機能の初期設定では、デマンドの更新周期として毎分0秒に発生する1分周期の定刻イベントが設定されています。従って、この場合のデマンドグラフの更新は1分周期で行われます。デマンドアクションの内部処理では、この表示更新周期に基づいて電力量のカウンタ値を読み込んでデマンド電力値を算出し、ログデータ(プロットデータ)としてメモリ上に保持します。

 

この更新周期(イベントの呼び出し周期)は、使用電力量の計量カウンタが何秒周期で変化するデータなのかに応じて、適切な設定を行う必要があります。

 

例えば、計量カウンタの変化が1分単位の場合、デマンドグラフの更新周期も1分周期とします。仮に、計量カウンタの変化が1分単位にもかかわらず、イベントの更新周期を10秒に設定したとすると、電力量のカウンタ値が1分間変化しないにもかかわらず、デマンド電力値の過去ログデータは10秒刻みで内部保持されるため、デマンドグラフが横に伸びてしまいます。その結果、デマンド予測の傾きが跳ね上がり、警報を誤検知する場合があります。

 

 

■1分周期の計量カウンタを10秒周期で表示した場合(例)

 

p_demand_0005