グループコントロール

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グループコントロール


 

 

グループントロールについて説明します。

 

複数のコントロールオブジェクトが選択された状態で、右クリックで出現するメニューで「グループ化」を選択すると、複数のコントロールオブジェクトをグループ化することができます。グループ化後は複数のオブジェクトを1つの部品として扱うことができます。

 

グループコントロールは視覚的には見えませんが、通常のコントロールと同じように、プロパティ、メソッド、イベントを持っています。

これらをうまく使用することにより、複数のコントロールを単にまとめるだけでなく、ユーザー独自の新しい機能を持った部品としてライブラリ化し、作業を効率化できます。

 

 

グループ化する前

グループ化した後

cr_0017

cr_0018

 

 

hint

グループ化機能を有効に活用し、新しい独自の部品集を作ることで作業を効率化できます。部品集用のxmlファイルを1つ作成しておいて、作成した部品を1つにまとめておき、必要なときにコピーして使うと便利です。

 

hint

グループ化によって独自の部品を作成する際には、カスタムプロパティの機能を有効に活用してください。カスタムプロパティをうまく使う事により、グループを構成する複数のオブジェクトのプロパティを一括して束ねて定義することができるようになります。詳細については「共通プロパティ(カスタムプロパティ)」を参照してください。

 

attention

グループ化は、「グループ解除」操作によって解除できます。そのとき、グループコントロールに設定したプロパティやスクリプトなどの内容はすべて消去されます。

誤ってグループを解除してしまった場合には、UNDOで元に戻すことができます。

 

 

hmtoggle_plus0プロパティ

 

1)位置について

グループコントロールのLeft/Topプロパティを変更すると、グループ化されている子オブジェクトも移動します。

グループ化を行うと、グループ内の各オブジェクトの位置はグループコントロールの左上の座標を基点(0,0)とした相対的な座標になります。

 

 

2)サイズについて

グループコントロールのWidth/Heightプロパティを変更すると、グループ化されている子オブジェクトもそれにあわせて拡大・縮小されます。

 

 

3)FocusHoverについて

フォームオブジェクトのFocusHoverをTRUEにした状態で、グループコントロールのFocusHoverをTRUEにすると、マウス通過時、以下のようにフォーカスが可能なことを示す四角い2重線がグループコントロールの周囲に表示されます。

この場合、グループ内の各オブジェクトのFocusableプロパティは必ずFALSEにしてください。

 

cr_0019

 

 

フォームオブジェクトのFocusHoverをTRUE 、グループコントロールのFocusHoverをFALSE、グループ内の各オブジェクトのFocusableプロパティをTRUEにしたときは、

グループコントロールの周囲ではなく、各コントロールの周囲に四角い2重線が表示されます。

つまり、各構成要素への個別のマウス操作に対するスクリプト記述も可能です。

 

cr_0020

 

 

hmtoggle_plus0メソッド

 

他のコントロールと同様に、グループコントロールにもユーザー定義関数を定義できます。このユーザー定義関数を定義することにより、グループコントロールに独自のメソッドを持たせることができます。

 

 

hmtoggle_plus0イベント

 

他のコントロールと同様に、グループコントロールはイベントを処理することができます。グループコントロールのOnMouseDownは、グループ内の子オブジェクトのいずれかがマウスクリックされると呼び出されます。

OnMouseUp/OnMouseDblClick/OnMouseIn/OnMouseOutも同様で、いずれかの子オブジェクトからイベントが発生したとき、親であるグループコントロールの当該イベントも必ず呼び出されます。

このように、グループコントロールのイベントはグループ内の各オブジェクトを代表したイベントとして利用することができます。