グリッドのフィルタ機能

<< Click to Display Table of Contents >>

マニュアル > コントロールリファレンス > 基本 > グリッドコントロール > 機能説明 > グリッドのページングとフィルタ機能 >

グリッドのフィルタ機能

 

グリッドのフィルタ機能には、「ベースフィルタ」「サーチフィルタ」「フィールドフィルタ」「ソートフィルタ」が用意されています。

 

ベースフィルタ

ベースフィルタとは、グリッドのソースデータの行(または列)のインデックスを指定して、指定したインデックスのデータのみをグリッド上に表示するフィルタ機能です。

 

ベースフィルタは他のフィルタ機能(サーチフィルタ、フィールドフィルタ、ソートフィルタ)と同時に使用することができます。例えば、サーチフィルタやフィールドフィルタによる抽出条件とは別に独自の条件によってグリッド全体の表示対象を絞り込みたい場合などに使用することができます。

 

下図は、行単位でのベースフィルタの処理イメージです。

 

cr_0197

 

ベースフィルタでは、以下のメソッドを利用します。

 

メソッド

説明

ベースフィルタを設定します。第1パラメータで、”col”(列単位)、"row"(行単位)のタイプを指定し、第2パラメータでグリッドの表示対象とする行(または列)のインデックスを指定します。

ベースフィルタを解除します。尚、ClearAllFilterメソッドを呼び出すと全てのフィルタを一括で解除します。

 

 

サーチフィルタ

サーチフィルタとは、主にグリッド全体を対象として、キーワードによる絞り込みを行うためのフィルタ機能です。検索対象となる各フィールドで検索キーワードが1つでも見つかった場合、表示されます。

 

検索書式」に基づいた検索条件を指定することにより、完全一致、後方一致、範囲指定などによる絞り込みを行うことができます。

グリッド全体に対する検索を行う場合、対象のグリッドの列/行プロパティのEnableSearchFilterプロパティがTRUEの列(または行)が検索対象となります。

また、検索アルゴリズムは列/行プロパティのDataTypeプロパティのデータ型に従って実施されます。

 

サーチフィルタでは、以下のメソッドを利用します。

 

メソッド

説明

サーチフィルタを設定します。

サーチフィルタを解除します。尚、ClearAllFilterメソッドを呼び出すと全てのフィルタを一括で解除します。

 

 

フィールドフィルタ

フィールドフィルタとは、主にグリッドの列(または行)単位でのキーワードによる絞り込みを行うためのフィルタ機能です。検索対象となる各フィールドで各検索キーワードがすべて見つかった場合、表示されます。

 

検索書式」に基づいた検索条件を指定することにより、完全一致、後方一致、範囲指定などによる絞り込みを行うことができます。

対象のグリッドの列/行プロパティのEnableFieldFilterプロパティがTRUEの列(または行)が検索対象となります。

また、検索アルゴリズムは列/行プロパティのDataTypeプロパティのデータ型に従って実施されます。

 

フィールドフィルタでは、以下のメソッドを利用します。

 

メソッド

説明

フィールドフィルタを設定します。

フィールドフィルタを解除します。尚、ClearAllFilterメソッドを呼び出すと全てのフィルタを一括で解除します。

 

 

hint

セルプロパティのCellTypeに「headerfilter」を指定することにより、グリッドのヘッダセルをフィールドフィルタの検索文字列入力用のエディットボックスにすることができます。この方法を使用すると、フィールドフィルタの検索機能を簡単に実装することができます。コントロールのサンプルには本プロパティを実際に設定した例が含まれています。

 

cr_0198

 

 

 

ソートフィルタ

ソートフィルタとは、グリッド表示の並べ替えを行うためのフィルタ機能です。

 

対象とする列(または行)を指定し、昇順、降順で並べ替えることができます。

対象のグリッドの列/行プロパティのEnableSortFilterプロパティがTRUEの列(または行)が処理対象となります。

また、ソートアルゴリズムは列/行プロパティのDataTypeプロパティのデータ型に従って実施されます。

 

ソートフィルタでは、以下のメソッドを利用します。

 

メソッド

説明

ソートフィルタを設定します。

ソートフィルタを解除します。尚、ClearAllFilterメソッドを呼び出すと全てのフィルタを一括で解除します。

 

 

hint

セルプロパティのCellTypeに「headerbutton」を指定することにより、グリッドのヘッダセルのクリック操作によるソートフィルタの呼び出しが可能となります。この方法を使用すると、ソートフィルタの並べ替え機能を簡単に実装することができます。コントロールのサンプルには本プロパティを実際に設定した例が含まれています。

 

cr_0199