チューニングダイアログ

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チューニングダイアログ

チューニングダイアログの概要

以下のクラスにはチューニングダイアログが用意されており、任意のタイミングで呼び出すことができます。

 

■チューニングダイアログ一覧

 

ダイアログ(フォームID)

名称

概要

対応クラス

CORE_TuningDlg_PVI

数値指示

計測値のワンポイントトレンドをポップアップします。

SYSMAC.CJ.PVI

MELSEC.QnPH.PVI

CORE_TuningDlg_SVO

数値設定(SV)

PV、SVをトレンドグラフ表示します。

SYSMAC.CJ.SVO

MELSEC.QnPH.SVO

CORE_TuningDlg_MVO

数値設定(MV)

PV、MVをトレンドグラフ表示します。

SYSMAC.CJ.MVO

MELSEC.QnPH.MVO

CORE_TuningDlg_PR

比率設定

比率設定のPV、SV、MVのトレンドグラフを表示します。

SYSMAC.CJ.PR

MELSEC.QnPH.PR

CORE_TuningDlg_PID

基本PID

基本PIDのPV、SV、MVのトレンドグラフを表示します。画面からPIDパラメータの変更が可能です。

SYSMAC.CJ.PID

MELSEC.QnPH.PID

 

チューニングダイアログは以下の場所から呼び出されるように実装されています。

 

各クラスの詳細ダイアログ上の呼び出しボタン

コントロール画面のフェースプレート下部の呼び出しボタン

シンボルクリック時のポップアップダイアログ上の呼び出しボタン

 

各チューニングダイアログは、呼び出し後にパラメータを渡す必要があります。パラメータの引き渡しは、チューニングダイアログのフォーム側に実装されている関数「fSetParam()」経由で行います。パラメータには、呼び出し元オブジェクトと、対象の構造化タグアドレスを渡します。

 

呼び出し元のスクリプト例)

var vAddr                = "PVI.101"; //対象ポイント

var vTitle                = "チューニング";

var vFormId        = vTuningDlgName;

var vDlgName        = vFormId & "_dlg_" & vAddr;

var vFrmName        = vFormId & "_frm_" & vAddr;

 

vTargetSymbol.OpenDialog(vDlgName, vFormId, vFrmName, vTitle, -1, -1, -1, -1, "NONE", 0);

var vDlgObj = ::GetChildObj(vFrmName);

vDlgObj.fSetParam(vTargetSymbol, vAddr);

 

実際の呼び出し処理については、サンプルに含まれているシンボルポップアップダイアログに配置されている「チューニング」ボタンの処理記述などを参考にしてください。

 

 

hint

上例のように、フォームやダイアログを呼び出した直後に呼び出し先フォーム側に実装されている関数を呼び出すことにより、引数経由でパラメータを引き渡すことができます。尚、この手法は、Panel標準のコモンダイアログ表示時のパラメータ授受の際にも利用されています。

 

 

チューニングダイアログの仕様

 

種別

仕様

PVIチューニングダイアログ

(CORE_TuningDlg_PVI)

pap_0250

指定されたPVI構造化タグアドレスの計測値(PV)をトレンドグラフに表示します。

リアルタイム、履歴表示のいずれも可能です。

表示スパンは自由に変更可能です。グラフエリアの拡大縮小に対応しています。

上下限警報の監視が有効になっている場合、グラフ上に警報しきい値ラインを表示します。

 

 

 

SVOチューニングダイアログ

(CORE_TuningDlg_SVO)

pap_0251

指定されたSVO構造化タグアドレスのPV、SVをトレンドグラフに表示します。画面右側には対象のフェースプレート部品が自動選択されて埋め込まれて表示されます。

リアルタイム、履歴表示のいずれも可能です。

表示スパンは自由に変更可能です。グラフエリアの拡大縮小に対応しています。

画面上部の数値表示エリアをクリックすると、選択中のペンを切り替えることができます。

PV選択時かつ上下限警報の監視が有効になっている場合、グラフ上に警報しきい値ラインを表示します。

 

 

 

MVOチューニングダイアログ

(CORE_TuningDlg_MVO)

pap_0252

指定されたMVO構造化タグアドレスのPV、MVをトレンドグラフに表示します。画面右側には対象のフェースプレート部品が自動選択されて埋め込まれて表示されます。

リアルタイム、履歴表示のいずれも可能です。

表示スパンは自由に変更可能です。グラフエリアの拡大縮小に対応しています。

画面上部の数値表示エリアをクリックすると、選択中のペンを切り替えることができます。

PV選択時かつ上下限警報の監視が有効になっている場合、グラフ上に警報しきい値ラインを表示します。

 

 

 

 

PRチューニングダイアログ

(CORE_TuningDlg_PR)

pap_0253

指定されたPR構造化タグアドレスのPV、SV、MVをトレンドグラフに表示します。画面右側には対象のフェースプレート部品が自動選択されて埋め込まれて表示されます。

リアルタイム、履歴表示のいずれも可能です。

表示スパンは自由に変更可能です。グラフエリアの拡大縮小に対応しています。

画面上部の数値表示エリアをクリックすると、選択中のペンを切り替えることができます。

PV選択時かつ上下限警報の監視が有効になっている場合、グラフ上に警報しきい値ラインを表示します。

 

 

 

 

 

PIDチューニングダイアログ

(CORE_TuningDlg_PID)

pap_0254

指定されたPID構造化タグアドレスのPV、SV、MVをトレンドグラフに表示します。画面右側には対象のフェースプレート部品が自動選択されて埋め込まれて表示されます。

リアルタイム、履歴表示のいずれも可能です。

表示スパンは自由に変更可能です。グラフエリアの拡大縮小に対応しています。

画面上部の数値表示エリアをクリックすると、選択中のペンを切り替えることができます。

PV選択時かつ上下限警報の監視が有効になっている場合、グラフ上に警報しきい値ラインを表示します。

 

 

 

 

 

 

PIDチューニングダイアログは、画面からPIDパラメータを編集することもできます。

パラメータを変更するには、以下のエディットボックスから直接値を編集し、「書込」ボタンをクリックします。

 

pap_0255