ニューサテライトJWシリーズ CPU内蔵ポート

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ニューサテライトJWシリーズ CPU内蔵ポート

デバイス一覧

対応するデバイスは以下のとおりです。(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい。)

デバイス

キーワード

先頭アドレス

説明

単位

読み

書き

リレー(00000~)

IO

00000

8進数

ビット

リレー(20000~)

IO

20000

8進数

ビット

タイマ・カウンタ接点(T0000~)

TC

0000

8進数

ビット

タイマ・カウンタ接点(T1000~)

TC

1000

8進数

ビット

タイマ・カウンタ現在値(b0000~)

b

0000

8進数

バイト

タイマ・カウンタ現在値(b2000~)

b

2000

8進数

バイト

レジスタ

R

09000

16進数 2桁+8進数 3桁

バイト

システムメモリ

SM

0000

8進数

バイト

ファイルレジスタ(ファイル01)

F

000000

8進数

バイト

ファイルレジスタ(ファイル01~07)

F

1000000

10進数 1桁(ファイル番号01~07)+ 8進数 6桁(0~177777)

バイト

ファイルレジスタ(ファイル00~2C)

F

00000000

16進数 2桁(ファイル番号00~2C)+ 8進数 6桁(0~177777)

バイト

 

接続例

接続対象はJWシリーズになります。RS-232C接続を行う場合の設定例です。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

JW-22CU

通信ユニット

CPU 内蔵ポート

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows7 Professional 64Bit

ツール

JW300SP V3.8

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

伝送速度

19200bps



パリティチェック

偶数



ストップビット

1bits

パソコン側の設定

ユニット設定

COMポート

接続する通信ポート番号



伝送速度

19200bps



バイトサイズ

7bits



ストップビット

1bits



パリティ

偶数


フォルダ及び通信テスト時設定

局番

01

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 


接続例でのPLC側の設定

「JW-22CU」に設定を行います。設定はJW300SPなどで行います。

 

1.JW300SPを起動して、新規プロジェクトを作成する

 

2.メニューの「通信設定」を開き、通信設定を行いPLCと通信ができることを確認する
 

3.ツリーの「システム」を選択し、設定画面を開き、以下の設定を行う
なお、通信を行う際に使用するポートはポート2となるため、ポート2に対して設定を行います。
c_plc_0403
 

設定

設定内容

転送速度

19200

パリティ

偶数

ストップビット

1bits

局番

1

 

hint

Verの古いツールを使用する場合、設定をシステムメモリ#236(通信設定)と#237(局番)に直接設定する必要がある場合があります。設定内容等の詳細については、各CPUのユーザマニュアルを参照してください。

 

 


接続例でのパソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0404

 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0405

 

4.「通信設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0406
 

設定

設定内容

COMポート

接続する通信ポート番号

伝送速度

19200

バイトサイズ

7bits

ストップビット

1bits

パリティ

偶数

 

5.その他設定」を開き、チェックが入っていることを確認する
c_plc_0407

 

6.USB-RS-232C変換ケーブル等を使用している場合は、通信異常時にCOMポートがロックされる場合があるため、再オープン設定にチェックを入れる
c_plc_0408
 

attention

最小通信インターバルについて

 

JWシリーズのPLCの中には、パソコンがPLCからのコマンドを受け取ったあと、一定の時間をおいてからでないと、PLCに対してコマンドを送出できない機種があります。こういった制限のある機種で、タイムアウトエラーが断続的に起こる場合は、[最小通信インターバル]の設定を5ms単位で増やしてみて下さい。

 

[最小通信インターバル]の設定は、「通信設定」ダイアログの「通信詳細」タブの「その他詳細設定」ボタンを押して出てくるダイアログで変更が可能です。

 

7.接続テストを行い、接続確認を行う
本接続例では、局番を01としているため、ネットワーク設定のパラメータの第1パラメータを「01」とします。
c_plc_0409
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。