Q/L/iQ-Rシリーズ QJ71E71相当

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Q/L/iQ-Rシリーズ QJ71E71相当

デバイス一覧

対応するデバイスは以下のとおりです。(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい。)

デバイス

キーワード

先頭アドレス

説明

単位

読み

書き

入力リレー

X

000000

16進数

ビット

出力リレー

Y

000000

16進数

ビット

内部リレー

M

000000

10進数

ビット

特殊リレー

SM

000000

10進数

ビット

ラッチリレー

L

000000

10進数

ビット

アナンシェータ

F

000000

10進数

ビット

エッジリレー

V

000000

16進数

ビット

リンクリレー

B

000000

16進数

ビット

特殊リンクリレー

SB

000000

10進数

ビット

ステップリレー

S

000000

10進数

ビット

タイマ接点

TS

000000

10進数

ビット

タイマコイル

TC

000000

10進数

ビット

積算タイマ接点

SS

000000

10進数

ビット

積算タイマコイル

SC

000000

10進数

ビット

カウンタ接点

CS

000000

10進数

ビット

カウンタコイル

CC

000000

10進数

ビット

タイマ現在値

TN

000000

10進数

ワード

積算タイマ現在値

SN

000000

10進数

ワード

カウンタ現在値

CN

000000

10進数

ワード

データレジスタ

D

000000

10進数

ワード

特殊レジスタ

SD

000000

10進数

ワード

リンクレジスタ

W

000000

16進数

ワード

特殊リンクレジスタ

SW

000000

16進数

ワード

インデックスレジスタ

Z

000000

10進数

ワード

ファイルレジスタ(現ブロック)

R

000000

10進数

ワード

ファイルレジスタ(連番)

ZR

000000

16進数

ワード

ファイルレジスタ(連番)

ZZR

0000000

10進数

ワード

 

attention

ZR(ファイルレジスタ)に対し10進表記でアドレス指定を行う場合は「ZZR」を使用してください。

 

アクセス局について

Q/LシリーズCPUへの接続では、ネットワークの形態により3つの接続方法がサポートされています。アクセス局とは、パソコンからは接続局を経由して接続を行う接続局のことです。

 

アクセス局接続を行う場合は、以下の設定例を参照してください。

 


アクセス局1        :パソコンと接続しているPLCと通信したい場合

c_plc_0049

 

アクセス局1のドライバを選択します。

c_plc_0099

 

ユニットと1:1のやりとりを行う場合、アクセス局1を選択してください。経由接続を行わない場合は、通常アクセス局1を選択します。

 


アクセス局2        :アクセス局1からネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合

c_plc_0051

 

アクセス局2のドライバを選択します。

c_plc_0100

 

アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。

更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。

c_plc_0053   c_plc_0102

 


アクセス局3        :アクセス局2から、さらにネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合

c_plc_0056

 

c_plc_0101

 

アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。

更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。

c_plc_0053   c_plc_0103

 

 

 

attention

他局間アクセスはQnUDE/iQ-RのようなEthernetポートが付属したCPUを使用する場合注意が必要です。付属ポートと直結する場合、他局間アクセスが行えません。

そのため、他局間アクセスを行う場合は、必ずEthernetユニットを使用する必要があります。この動作はMCプロトコルの仕様に依存するものとなります。

他局間アクセスに対応する機種及び詳細についは、三菱電機「Q 対応MELSEC コミュニケーションプロトコル」を参照してください。

 

ネットワーク設定のパラメータについて

ユニットの接続テストダイアログおよびフォルダのネットワーク設定ではMCプロトコル上の「ネットワーク番号」「PC番号」「要求先ユニットI/O番号」を指定します。通常はデフォルト設定「00,FF,O3FF」のままで通信できます。MELSECNET経由で他局のPLCに接続したいとき、マルチCPU構成の場合、か二重化CPU構成の場合には、以下にしたがって設定をして下さい。

 

【接続テストダイアログ】

c_plc_0135

【フォルダのプロパティ】c_plc_0134

 

1.ネットワーク番号
MELSECNETのネットワーク経由で他局に接続したい場合、ネットワークの番号を指定します。自局CPUに接続する場合(通常の接続の場合)は、00を指定して下さい。
 

2.PC番号
 MELSECNETのネットワーク経由で他局に接続したい場合、子局の番号を指定します。自局CPUに接続する場合(通常の接続の場合)は、FFを指定して下さい。

 

3.要求先ユニットI/O番号について
通常は03FFを指定してください。
マルチCPUの場合、以下を指定して下さい。
管理CPU:03FF  1号機QCPU:03E0  2号機QCPU:03E1  3号機QCPU:03E2  4号機QCPU:03E3
二重化CPUの場合、03D0(制御系CPU)を指定して下さい。
 

CPU種別

設定値

制御系CPU

03D0

待機系CPU

03D1

A系CPU

03D2

B系CPU

03D3

マルチCPU1号機

03E0

マルチCPU2号機

03E1

マルチCPU3号機

03E2

マルチCPU4号機

03E3

自局CPU/管理CPU/自系CPU 03FF

03FF

 

hint

詳細については、三菱電機「Q対応MELSECコミュニケーションプロトコル」を参照してください。

 

バイナリプロトコルとアスキープロトコル

三菱電機の通信プロトコルには「バイナリコード交信」と「ASCIIコード交信」のどちらかが選択できます。バイナリコード交信の方が、パケット長が短いため、高速に通信が可能です。特に理由が無い場合は、バイナリコード交信を推奨します。

 

例えばGX-Developerを使用している場合は「ネットワークパラメータ」の「動作設定」ダイアログで設定します

c_plc_0104

 

バイナリコード交信で通信する場合、以下のユニット選択時、バイナリプロトコルを選択してください。

c_plc_0105

 

接続例(Ethernetユニット使用)

接続対象はQシリーズになります。ここではEthernetユニットを使用します。CPU付属の内蔵Ethernetポートを使用して接続を行う場合は、次項の「接続例 (CPU付属 内蔵Ethernetポート接続)」を参照してください。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

Q02CPU

通信ユニット

QJ71E71

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows7 Professional 64Bit

ツール

GX-Developer Ver8.114U

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

IPアドレス

192.168.0.100

ポート番号

8192(16進数2000)

パソコン側の設定

ユニット設定

IPアドレス

192.168.0.1

ポート番号

8193(16進数2001)

通信プロトコル

UDP(バイナリコード交信)

フォルダ及び通信テスト時設定

ネットワーク番号

0

PC番号

FF

要求先ユニットI/O番号

3FF

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

attention

GX-Developerでポート番号を設定する場合は、16進数で設定します。またポート番号は自由に設定できます。パソコン側とPLC側のポート番号が同じでもかまいません

 

 

 


接続例でのPLC側の設定

Q02CPU」に設定を行います。設定はGX-Developerなどで行います。

 

1.GX-Developerを起動して、新規プロジェクトを作成する
 

2.メニューの「オンライン」-「接続先指定」を開き、PLCと通信ができることを確認する
 

3.ツリーの「パラメータ」-「ネットワークパラメータ」をダブルクリックして、「MELSECNET/Ethernet」を選択し、以下のように設定する
c_plc_0106
 
 

設定

設定内容

ネットワーク種別

Ethernet

先頭I/O No

0000

ネットワークNo

1

総(子)局数

設定なし

グループNo

1

局番

1

モード

オンライン

 

hint

「先頭I/ONo.」は、「QJ71E71」の位置にあわせて設定してください。

 

4.「動作設定」をクリックして、Ethernet動作設定画面を表示する
c_plc_0107
 

5.Ethernet動作設定画面から以下のような設定を行う
c_plc_0108
 

設定

設定内容

講師音データコード設定

バイナリコード交信

イニシャルタイミング設定

常にOPEN待ち(STOP中交信可能)

IPアドレス

192.168.0.100

RUN中書込を許可する

チェックを入れる

送信フレーム設定

Ethernet(V2.0)

TCP生存確認設定

KeepAliveを使用

 

hint

アスキープロトコルで通信を行う場合は、「ASCIIコード交信」を選択してください

 

6.「オープン設定」をクリックして、オープン設定画面を表示する
c_plc_0109
 

7.オープン設定画面から以下のような設定を行う
c_plc_0110
 

設定

設定内容

プロトコル

UDP

オープン方式

設定なし

固定バッファ

受信

固定バッファ更新手順

手順あり

ペアリングオープン

ペアにしない

生存確認

確認しない

自局ポート番号

2000

交信相手IPアドレス

192.168.0.1

交信相手ポート番号

2001

 

hint

GX-Developerでポート番号を設定する場合は、16進数で設定しますので注意してください。

 

hint

どのようなIPからの接続も許可する場合は、「交信相手IPアドレス」に「255.255.255.255」と設定することで、「一斉同報」となり、相手先のIPに左右されることなく接続が可能になります。

テスト的に接続を行いたい場合などに活用してください。

c_plc_0111

 

 

8.「設定終了」をクリックして、ネットワークラメータのダイアログを閉じる。その後、「オンライン」-「PC書込」で、パラメータをPLCへ書き込む
c_plc_0112

 

attention

パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。

 

attention

設定終了ボタンを押さない場合、設定が反映されないため、必ず設定終了ボタンを押した上で、書込を行うようにしてください。

 


接続例でのパソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
アスキープロトコルで通信を行う場合は、アスキープロトコルを選択してください。
c_plc_0113
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0114
 

4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0115
 

設定

設定内容

パソコンIPアドレス

192.168.0.1

パソコンポート番号

8193(10進数で指定)

 

5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0116
 

設定

設定内容

ユニットIPアドレス

192.168.0.100

ユニットポート番号

8192(10進数で指定)

 

6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
 

7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
c_plc_0117
 

設定

設定内容

プロトコル

UDP(推奨)

 

8.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0118
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。

 

attention

ユニットの通信設定ダイアログ内の「その他詳細設定」にてCPU監視タイマが設定できます。

CPU監視タイマとは、パソコンからコマンドを受信してから、それに対する応答を返すまでの、PLC側の待ち時間です。

MELSECNETやCC-Linkなど経由で他のPLCのデバイスを参照している場合は、必ず適当な時間を設定します(CPU監視タイマに0を指定し、他のPLCの電源が落ちるなどの状態になった場合、Ethernet通信自体ができなくなります)。詳しくは、PLC側のマニュアルを参照してください。

 

hint

接続確認を行う際のネットワーク設定のパラメータについては、「ネットワーク設定のパラメータについて」を参考にしてください。

 

接続例(内蔵Ethernetポート使用【Qシリーズ】)

接続対象はQnUDEシリーズになります。CPU付属の内蔵Ethernetポートと直結接続例します。QnUDEやQnUDEH、Lシリーズなどの、CPU付属のEthernetポートを使用して、接続を行う場合は、本項目を参考にしてください。Ethernetユニットを使用した場合の接続例は「接続例(Ethernetユニット)」を参照してください。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

Q26UDEHCPU

通信ユニット

CPU付属ポート

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows7 Professional 64Bit

ツール

GX-Developer Ver8.114U

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

IPアドレス

192.168.0.100

サブネットマスクパターン

255.255.255.0

デフォルトルータIPアドレス

192.168.0.200

交信データコード設定

バイナリコード交信

RUN中書込の許可

許可する

プロトコル

UDP

オープン方式

MCプロトコル

ポート番号

8192(16進数2000)

パソコン側の設定

ユニット設定

IPアドレス

192.168.0.1

ポート番号

自動

通信プロトコル

UDP(バイナリコード交信)

フォルダ及び通信テスト時設定

ネットワーク番号

0

PC番号

FF

要求先ユニットI/O番号

03FF

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

attention

GX-Developerでポート番号を設定する場合は、16進数で設定します。またポート番号は自由に設定できます。パソコン側とPLC側のポート番号が同じでもかまいません

 

 


接続例でのPLC側の設定

「Q26UDEHCPU」に設定を行います。設定はGX-Developerなどで行います。

 

1.GX-Developerを起動して、新規プロジェクトを作成する
 

2.メニューの「オンライン」-「接続先指定」を開き、PLCと通信ができることを確認する
 

3.ツリーの「パラメータ」-「PCパラメータ」をダブルクリックして、以下のように「パラメータ設定」ダイアログを表示し、「内蔵Ethernetポート設定」を選び、以下のように設定を行う
c_plc_0119
 

設定

設定内容

IPアドレス

192.168.0.100

サブネットマスクポート

255.255.255.0(使用するデフォルトゲートウェイを設定)

デフォルトルータIPアドレス

192.168.0.200(使用するルータのIPを設定)

交信データコード設定

バイナリコード交信

RUN中書込を許可する

(FTPとMCプロトコル)

チェックを入れる

 

4.「オープン設定」をクリックして、オープン設定画面を表示する
c_plc_0120
 

5.オープン設定画面から以下のような設定を行う
c_plc_0121
 

設定

設定内容

プロトコル

UDP

オープン方式

MCプロトコル

自局ポート番号

2000

 

hint

GX-Developerでポート番号を設定する場合は、16進数で設定しますので注意して下さい。

 

6.設定終了」をクリックして、ネットワークラメータのダイアログを閉じる。その後、「オンライン]」-「PC書込」で、パラメータをPLCへ書き込む
c_plc_0122
 

attention

パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。

 

 

attention

設定終了ボタンを押さない場合、設定が反映されないため、必ず設定終了ボタンを押した上で、書込を行うようにしてください。

 

 


接続例でのパソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
アスキープロトコルで通信を行う場合は、アスキープロトコルを選択してください。
c_plc_0113
 
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0114
 

4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0123
 

設定

設定内容

パソコンIPアドレス

192.168.0.1

パソコンポート番号

自動

 

hint

QnUDEなどのEthernetポートに直接接続を行う機種の場合、接続相手のポート番号を指定することができないため、パソコン側ポート番号は「自動」としてください。

 

5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0116
 

設定

設定内容

ユニットIPアドレス

192.168.0.100

ユニットポート番号

8192(10進数で指定)

 

6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
 

7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
c_plc_0117
 

設定

設定内容

プロトコル

UDP(推奨)

 

8.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0118
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。

 

attention

ユニットの通信設定ダイアログ内の「その他詳細設定」にてCPU監視タイマが設定できます。

CPU監視タイマとは、パソコンからコマンドを受信してから、それに対する応答を返すまでの、PLC側の待ち時間です。

MELSECNETやCC-Linkなど経由で他のPLCのデバイスを参照している場合は、必ず適当な時間を設定します(CPU監視タイマに0を指定し、他のPLCの電源が落ちるなどの状態になった場合、Ethernet通信自体ができなくなります)。詳しくは、PLC側のマニュアルを参照してください。

 

hint

接続確認を行う際のネットワーク設定のパラメータについては、「ネットワーク設定のパラメータについて」を参考にしてください。

 

接続例(内蔵Ethernetポート使用【QnUDVシリーズ】)

接続対象はQnUDVシリーズになります。QnUDVはCPU付属の内蔵Ethernetポートを備えているため、このポートを使用して接続を行います。QnUDVシリーズはGX-Developerでは設定を行うことができないため、GX-Works2を使用します。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

Q06UDVCPU

通信ユニット

CPU付属ポート

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows8 Professional 64Bit

ツール

GX-Works2 Ver5.101X

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

IPアドレス

192.168.0.100

サブネットマスクパターン

255.255.255.0

デフォルトルータIPアドレス

192.168.0.200

交信データコード設定

バイナリコード交信

RUN中書込の許可

許可する

プロトコル

UDP

オープン方式

MCプロトコル

ポート番号

8192(16進数2000)

パソコン側の設定

ユニット設定

IPアドレス

192.168.0.1

ポート番号

自動

通信プロトコル

UDP(バイナリコード交信)

フォルダ及び通信テスト時設定

ネットワーク番号

0

PC番号

FF

要求先ユニットI/O番号

03FF

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

attention

GX- Works2でポート番号を設定する場合は、10進数もしくは16進数で設定します。またポート番号は自由に設定できます。パソコン側とPLC側のポート番号が同じでもかまいません。

 


接続例でのPLC側の設定

「Q06UDVCPU」に設定を行います。設定はGX-Works2などで行います。

 

1.GX- Works2を起動して、新規プロジェクトを作成する
 

2.ツリーの「接続先指定」を開き、PLCと通信ができることを確認する
 

3.ツリーの「プロジェクト」-「PCパラメータ」をダブルクリックして、以下のように「パラメータ設定」ダイアログを表示し、「内蔵Ethernetポート設定」を選び、以下のように設定を行う
c_plc_0124
 

設定

設定内容

IPアドレス

192.168.0.100

サブネットマスクポート

255.255.255.0(使用するデフォルトゲートウェイを設定)

デフォルトルータIPアドレス

192.168.0.200(使用するルータのIPを設定)

交信データコード設定

バイナリコード交信

RUN中書込を許可する

(FTPとMCプロトコル)

チェックを入れる

 

4.「オープン設定」をクリックして、オープン設定画面を表示する
c_plc_0120
 

5.オープン設定画面から以下のような設定を行う
c_plc_0125
 

設定

設定内容

プロトコル

UDP

オープン方式

MCプロトコル

自局ポート番号

8192(16進数表示の場合は2000)

 

6.「設定終了」をクリックして、ネットワークラメータのダイアログを閉じる。その後、「オンライン]」-「PC書込」で、パラメータをPLCへ書き込む
c_plc_0126
 

attention

パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。

 

 

attention

設定終了ボタンを押さない場合、設定が反映されないため、必ず設定終了ボタンを押した上で、書込を行うようにしてください。

 

 


接続例でのパソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
アスキープロトコルで通信を行う場合は、アスキープロトコルを選択してください。
c_plc_0113
 
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0114
 

4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0123
 

設定

設定内容

パソコンIPアドレス

192.168.0.1

パソコンポート番号

自動

 

hint

QnUDVなどのEthernetポートに直接接続を行う機種の場合、接続相手のポート番号を指定することができないため、パソコン側ポート番号は「自動」としてください。

 

5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0116
 

設定

設定内容

ユニットIPアドレス

192.168.0.100

ユニットポート番号

8192(10進数で指定)

 

6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
 

7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
c_plc_0117
 

設定

設定内容

プロトコル

UDP(推奨)

 

8.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0118
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。

 

attention

ユニットの通信設定ダイアログ内の「その他詳細設定」にてCPU監視タイマが設定できます。

CPU監視タイマとは、パソコンからコマンドを受信してから、それに対する応答を返すまでの、PLC側の待ち時間です。

MELSECNETやCC-Linkなど経由で他のPLCのデバイスを参照している場合は、必ず適当な時間を設定します(CPU監視タイマに0を指定し、他のPLCの電源が落ちるなどの状態になった場合、Ethernet通信自体ができなくなります)。詳しくは、PLC側のマニュアルを参照してください。

 

hint

接続確認を行う際のネットワーク設定のパラメータについては、「ネットワーク設定のパラメータについて」を参考にしてください。

 

接続例(内蔵Ethernetポート使用【iQ-Rシリーズ】)

接続対象はiQ-Rシリーズになります。iQ-RはCPU付属の内蔵Ethernetポートを備えているため、このポートを使用して接続を行います。iQ-RシリーズはGX-Developerでは設定を行うことができないため、GX-Works3を使用します。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

R08CPU

通信ユニット

CPU付属ポート

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows8 Professional 64Bit

ツール

GX-Works3 Ver1.000A

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

IPアドレス

192.168.0.100

サブネットマスクパターン

255.255.255.0

デフォルトルータIPアドレス

192.168.0.200

交信データコード設定

バイナリコード交信

RUN中書込の許可

許可する

プロトコル

UDP

オープン方式

MCプロトコル

ポート番号

8192(16進数2000)

パソコン側の設定

ユニット設定

IPアドレス

192.168.0.1

ポート番号

自動

通信プロトコル

UDP(バイナリコード交信)

フォルダ及び通信テスト時設定

ネットワーク番号

0

PC番号

FF

要求先ユニットI/O番号

03FF

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 


接続例でのPLC側の設定

「R08CPU」に設定を行います。設定はGX-Works3などで行います。

 

1.GX- Works3を起動して、新規プロジェクトを作成する
 

2.メニューの「オンライン」-「接続先指定」を開き、PLCと通信ができることを確認する
 

3.ナビゲーションツリーの「パラメータ」-「接続するCPU名(ここではR08CPU))」-「ユニットパラメータ」をダブルクリックして、パラメータ設定を以下のように行う
c_plc_0127
 

設定

設定内容

パラメータ設定方法

パラメータで設定

IPアドレス

192.168.0.100

サブネットマスク

255.255.255.0(環境に合わせて設定)

デフォルトゲートウェイ

192.168.0.200(環境に合わせて設定)

RUN中書き込み許可/禁止設定

一括で許可する(SLMP)

交信データコード

バイナリ

オープン方法の設定

プログラムでOPENしない

 

4.「相手機器接続構成設定」をダ選択し、Ethernet構成画面を表示する
c_plc_0128
 

5.Ethernet構成画面で接続機器としてSLMPを追加する
機器をユニット一覧より「SLMP接続機器」を選択し、構成画面へドラッグ&ドロップで追加します。
c_plc_0129

 

6.「SLMP接続機器」が追加されたら、以下のような設定を行う
c_plc_0130
 

設定

設定内容

プロトコル

UDP

ポート番号

8192(10進数で指定します)

生存確認

生存確認しない

 

attention

従来のQシリーズなどをGX-Developerで設定を行う際、ポート番号は16進数で設定する必要がありましたが、GX-Works3でRCPUに対して設定を行う場合、ポート番号の指定は10進数で行うものとなるため、注意してください。

 

7.メニューの「設定反映して閉じる」をクリックして、設定を反映し、画面を閉じる
c_plc_0131
 

8.ユニットパラメータ画面で「適用」をクリックして、設定を反映させる
c_plc_0132
 

9.メニューの「オンライン」-「シーケンサへの書込み」で、パラメータをPLCへ書き込む
c_plc_0133
 

attention

パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。

 

 


接続例でのパソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
アスキープロトコルで通信を行う場合は、アスキープロトコルを選択してください。
c_plc_0113
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0114
 

4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0123
 

設定

設定内容

パソコンIPアドレス

192.168.0.1

パソコンポート番号

自動

 

hint

QnUDVなどのEthernetポートに直接接続を行う機種の場合、接続相手のポート番号を指定することができないため、パソコン側ポート番号は「自動」としてください。

 

5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0116
 

設定

設定内容

ユニットIPアドレス

192.168.0.100

ユニットポート番号

8192(10進数で指定)

 

6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
 

7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
c_plc_0117
 

設定

設定内容

プロトコル

UDP(推奨)

 

8.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0118
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。

 

attention

ユニットの通信設定ダイアログ内の「その他詳細設定」にてCPU監視タイマが設定できます。

CPU監視タイマとは、パソコンからコマンドを受信してから、それに対する応答を返すまでの、PLC側の待ち時間です。

MELSECNETやCC-Linkなど経由で他のPLCのデバイスを参照している場合は、必ず適当な時間を設定します(CPU監視タイマに0を指定し、他のPLCの電源が落ちるなどの状態になった場合、Ethernet通信自体ができなくなります)。詳しくは、PLC側のマニュアルを参照してください。

 

hint

接続確認を行う際のネットワーク設定のパラメータについては、「ネットワーク設定のパラメータについて」を参考にしてください。