(非推奨)RS-232C Aシリーズ

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(非推奨)RS-232C Aシリーズ

ご利用の注意

非公開プロトコルを使用して接続を行いますが、通信速度が遅いなどの理由により、非推奨になります。特に理由がない場合は公開プロトコルを使用してください。

 

 

注意事項

以下の説明で、単に「計算機リンクユニット」と記述した場合、「シリアルコミュニケーションユニット」も含まれます。

 

各CPU共通

CPUや各種通信ユニットの設定方法については、それぞれCPUやユニットのマニュアルを参照してください。「I/O番号」設定時は、対象となるユニットの先頭入出力番号の「16分の1」の値を設定してください。

Ethernetユニット経由で他局アクセスする場合は、Ethernetユニットに「MELSECNET/10ルーチング情報」を設定してください。

また、そのとき「MELSECNET/10ルーチング方式」は、「自動応答」以外の方式(IPアドレス算出方式・テーブル変換方式・併用方式のいずれか)を指定してください。

 

「経由1ネットワーク」として「計算機リンク」での接続を設定する場合:

パソコンとリンクしている計算機リンクユニット以外に、もう一つ計算機リンクユニットを接続局に挿して(そちら経由で)他局アクセスするのならば、「経由1ネットワーク」で「計算機リンク」を選択してください。

一つの計算機リンクユニットで「マルチドロップリンク」して他局アクセスするのならば、「経由1ネットワーク」で「計算機リンク(MD独立)」もしくは「計算機リンク(MD連動)」(Qシリーズ Qモード/QnAシリーズCPUの場合)、または「計算機リンク(マルチドロップ)」(AシリーズCPUの場合)のいずれかを選択してください(「MD」は「Multi Drop」の略です)。

 

接続局にQシリーズ QモードCPUを接続し、「マルチドロップリンク」で他局アクセスする場合:

ユニットのパラメータを以下のように設定すると、「独立」モードになります。

 

CH1側:伝送設定の動作設定 = 独立(0)、交信プロトコル設定 = 0

CH2側:伝送設定の動作設定 = 独立(0)

 

ユニットのパラメータを以下のように設定すると、「連動」モードになります。

 

CH1側:伝送設定の動作設定 = 独立(0)、交信プロトコル設定 = 8

CH2側:伝送設定の動作設定 = 連動(1)、交信プロトコル設定 = 0

 

なお、「連動」モードに設定した場合、パラメータの伝送仕様S/Wスイッチ設定の「サムチェック(SW06)」は、必ず「有り(ON)」の設定にしてください。「無し(OFF)」の場合、通信エラーが発生して正常に通信できません。

接続局にQnAシリーズCPUを接続し、「マルチドロップリンク」で他局アクセスする場合…

ユニットのスイッチを以下のように設定すると、「独立」モードになります。

 

CH1側:モード設定スイッチ = 5、動作設定スイッチのSW01 = OFF

 

ユニットのスイッチを以下のように設定すると、「連動」モードになります。

 

CH1側:モード設定スイッチ = 0、動作設定スイッチのSW01 = OFF

CH2側:モード設定スイッチ = 5、動作設定スイッチのSW01 = ON

 

接続局にQシリーズ QモードCPUを接続した場合、「ポート設定」の[伝送速度][フロー制御]の設定は、接続局のシリアルコミュニケーションユニットの設定と一致させてください。

接続局にQnAシリーズCPUを接続した場合、「ポート設定」の[伝送速度][パリティ][フロー制御]の設定は、接続局のシリアルコミュニケーションユニットの設定と一致させてください。

接続局にAシリーズ CPUを接続した場合、「ポート設定」および「高度な設定」の[サムチェック]の設定は、接続局の計算機リンクユニットの設定と一致させてください。

 

 

QシリーズQモード

対象局にEthernetユニットを取り付けて他局アクセスする場合、「対象局側ユニットのネットワーク番号」「対象局側ユニットの局番号」には、Ethernetユニットのパラメータ設定で指定した値を設定してください。

 

 

QnAシリーズ

対象局にEthernetユニットを取り付けて他局アクセスする場合、「対象局側ユニットのネットワーク番号」「対象局側ユニットの局番号」には、Ethernetユニットのパラメータ設定で指定した値を設定してください。自局アクセス・他局アクセスにかかわらず、QnAシリーズCPUに対して「AJ71UC24」「AJ71C24」相当ユニット経由で接続する場合は、「Aシリーズ 計算機リンクユニット(UC24)」もしくは「Aシリーズ 計算機リンクユニット(C24)」の設定でご利用ください。

 

また、対象局のQnAシリーズCPUはAnACPU相当として動作します。

接続局にC24系計算機リンクユニットを挿して接続した場合、MELSECNET/10経由の他局アクセスは、MELSECNET(II)イメージでの接続となるため、「対象局側ユニット局番」には以下の値を設定してください。

接続局側のMELSECNET/10ユニットが管理局の場合:対象局側MELSECNET/10ユニットの実際の局番を指定してください。

接続局側のMELSECNET/10ユニットが通常局の場合:対象局側MELSECNET/10ユニットは必ず管理局とし、「0」(MELSECNET(II)イメージでのマスタ局)を指定してください。

接続局にC24系計算機リンクユニットを挿して接続した場合、他局アクセスは接続局側のネットワークパラメータ中の、「他局アクセス時有効ユニット」により指定された側のネットワークにのみアクセス可能です。

 

QシリーズAモード/Aシリーズ

接続局にC24系計算機リンクユニットを挿して接続した場合、MELSECNET/10経由の他局アクセスは、MELSECNET(II)イメージでの接続となるため、「対象局側ユニット局番」には以下の値を設定してください。

接続局側のMELSECNET/10ユニットが管理局の場合:対象局側MELSECNET/10ユニットの実際の局番を指定してください。

接続局側のMELSECNET/10ユニットが通常局の場合:対象局側MELSECNET/10ユニットは必ず管理局とし、「0」(MELSECNET(II)イメージでのマスタ局)を指定してください。

接続局にC24系計算機リンクユニットを挿して接続した場合、他局アクセスは接続局側のネットワークパラメータ中の、「他局アクセス時有効ユニット」により指定された側のネットワークにのみアクセス可能です。

 

接続例

使用機種

項目

機種等

PLC

A2UCPU

通信ユニット

AJ71UC24

 

設定詳細

項目

設定項目

設定例

パソコン側の設定

COMポート

接続するシリアルポート番号


伝送速度

19200bps


バイトサイズ

7bit


ストップビット

1bit


パリティ

偶数


局番

0

 

 

接続例でのPLC側の設定

「AJ71UC24」の前面にあるスイッチを設定します。スイッチの詳細については、メーカーのマニュアルを参照してください。以下のように設定したら、必ず一度PLCをリセットしてください。
 

スイッチ

設定内容

Mode

1

STATION No(x10)

0

STATION No(x0)

0

SW11

OFF

SW12

OFF

SW13

OFF

SW14

ON

SW15

ON

SW16

ON

SW17

ON

SW18

OFF

SW21

ON

SW22

ON

SW23

ON

SW24

OFF

※その他の型番のユニットでは、「モード設定スイッチ」が「1(専用プロトコル 形式1)」、「データビット」が「8ビット」、「ストップビット」が「1ビット」になるように設定をしてください。

 

attention

RS-232Cケーブルの注意

「AJ71UC21」はデフォルトで「CD端子チェック有り」の設定になっています。CD端子チェックを行わない配線にした場合、ラダープログラムを1行追加する必要があります。詳しくは、「計算機リンク/マルチドロップリンクユニットユーザーズマニュアル」(マニュアル型名「KEISANKI-U-KP」)の4-23ページを参照してください。

 

例)スロット0に計算機リンクがある場合

c_plc_0180