レイアウトマスタ

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レイアウトマスタ

レイアウトマスタについて

レイアウトマスタ(layoutmaster.xls)は、レポート(日報・月報・年報)の印刷時に使用されるレイアウトを定義するためのExcelファイルです。

 

レイアウトマスタはExcelで新規にファイルを作成してもかまいませんが、画面ライブラリの日報画面や、フレームライブラリの標準フレームワークに登録されているレイアウトマスタ「layoutmaster.xls」をコピーして、ひな型として利用することもできます。

 

「layoutmaster.xls」には以下のシートが用意されています。

 

シート名

説明

標準_DAY_P

A4横の日報用

標準_MONTH_P

A4横の月報用

標準_YEAR_P

A4横の年報用

判子欄付_DAY_P1

判子欄付A4横の日報用(1ページ内の印刷1枚目)

判子欄付_DAY_P2

判子欄付A4横の日報用(1ページ内の印刷2枚目以降)

判子欄付_MONTH_P1

判子欄付A4横の月報用(1ページ内の印刷1枚目)

判子欄付_MONTH_P2

判子欄付A4横の月報用(1ページ内の印刷2枚目以降)

判子欄付_YEAR_P1

判子欄付A4横の年報用(1ページ内の印刷1枚目)

判子欄付_YEAR_P2

判子欄付A4横の年報用(1ページ内の印刷2枚目以降)

標準(負荷率有)_DAY_P

負荷率有A4横の日報用

標準(負荷率有)_MONTH_P

負荷率有A4横の月報用

標準(負荷率有)_YEAR_P

負荷率有A4横の年報用

判子欄付(負荷率有)_DAY_P1

負荷率有判子欄付A4横の日報用(1ページ内の印刷1枚目)

判子欄付(負荷率有)_DAY_P2

負荷率有判子欄付A4横の日報用(1ページ内の印刷2枚目以降)

判子欄付(負荷率有)_MONTH_P1

負荷率有判子欄付A4横の月報用(1ページ内の印刷1枚目)

判子欄付(負荷率有)_MONTH_P2

負荷率有判子欄付A4横の月報用(1ページ内の印刷2枚目以降)

判子欄付(負荷率有)_YEAR_P1

負荷率有判子欄付A4横の年報用(1ページ内の印刷1枚目)

判子欄付(負荷率有)_YEAR_P2

負荷率有判子欄付A4横の年報用(1ページ内の印刷2枚目以降)

 

レイアウトマスターファイルのシート名の末尾には「_P」を付加します。「_P」の後に数値を指定した場合はページの指定になります。例えば、「XXX_DAY_P1」「XXX_DAY_P2」「XXX_DAY_P3」のシートを用意した場合、「XXX_DAY_P1」が1ページ内の印刷1枚目の印刷に使用されます。同様に「XXX_DAY_P2」は1ページ内印刷2枚目、「XXX_DAY_P3」は1ページ内印刷3枚目に使用されます。1ページ内印刷4枚目以降については「XXX_DAY_P3」が引き続き利用されます。

 

レイアウトマスターファイルでは、Excelのセルに「キーワード」を埋め込むことでレポートデータとの紐付けを行います。キーワードとは、「**」から始まる文字列で、レポートが表示/印字される時には、キーワードを埋め込んだ位置に実際のデータが置き換わって出力される仕組みになっています。例えばレポートのタイトルであれば「**F_PageTitle」などのように、あらかじめ定められたキーワードが用意されています。

 

キーワードには以下のものがあります。以下のキーワードではアクションで指定したフィールドの順番でデータが流し込まれます。フィールドの列数が1ページに収まりきれない場合、自動的に改頁されて印刷されます。

 

キーワード

説明

**F_Date

レポートの日付。

**F_PageTitle

レポートのタイトル。

**PT_Head

**PT_Head[END]

ヘッダタイトル。**PT_Head[0]が1行目。**PT_Head[1]が2行目。最大5行まで設定可能。**PT_Head[END]で右端の列を指定する。

 

**FV_SideData

日報の場合、時刻。月報の場合、日。年報の場合、月。日付の書式はサマリマスターファイルのReportTitleDateFormatプロパティで設定する。

**PT_Data

**PT_Data[END]

集計されたデータ。**PT_Data[END]で右端の列を指定する。

**PL_Total

**PL_Total[END]

合計値。**PL_Total[END] で右端の列を指定する。

**PL_Average

**PL_Average[END]

平均値。**PL_Average[END] で右端の列を指定する。

**PL_Max

**PL_Max[END]

最大値。**PL_Max[END] で右端の列を指定する。

**PL_Min

**PL_Min[END]

最小値。**PL_Min[END] で右端の列を指定する。

**PARAM_PrintPage

印刷領域。指定したページ領域を印刷する。本パラメータが存在しない場合、1ページのみ印刷を行う。設定値はパラメータの右横のセルに指定する。またパラメータの記述箇所はシート上どこでもよい。

 

※本パラメータの使用例は「行数の多いページが切れないように印刷する」を参照してください。

 

 

尚、レイアウトマスターファイルの各キーワードの末尾に「_JOINT」を付けることにより、隣り合うセルで文字が一致する場合、印刷時に自動的にセルの結合を行うことができます。

例えば、「**PT_Head_JOINT[0]」のように定義すると、ヘッダタイトル(見出し)の1行目は隣接するデータが同じ場合、自動的に結合されて印刷されます。

 

「_JOINT」の使用例は「印刷レイアウトのセルを結合する」を参照してください。

 

 

運用するPCへのExcelのインストールの要否

レイアウトマスターファイルは、開発時にレイアウトを編集するためにExcelが必要になりますが、実際に運用するPCにはExcelのインストールは必須ではありません。

 

ただし、サブレポート出力をExcelで行う場合は、Excelのインストールが必要です。

 

また、レイアウトマスターファイルの中で、グラフ、計算式、一部のオートシェープ(四角、円、テキスト)などのExcelの機能を利用したい場合には、実際に運用するPCにExcelがインストールされている必要があります。Excelがインストールされている環境でExcelのオブジェクトを使用する場合には、サマリマスターファイルのReportExcelプロパティにTを設定して下さい。

 

 

 

対応可能なExcelのセル書式について

レイアウトマスターファイルでは以下のExcelの設定や書式に対応しています。

 

テキスト/テキスト書式/セル書式/罫線/用紙サイズ/印刷の向き/ヘッダ/フッタ

ページの方向(左から右へ/上から下へ) /ビットマップファイル

 

 

印刷時やExcelファイル出力時、サマリアクションはレイアウトマスターファイルに設定されたキーワードに従って値を流しこみます。その際に、小数点桁数及びカンマ付けの書式設定を反映させることができます。

 

 

■自動的に書式を設定したい場合

 

サマリマスタの集計ログセクションに以下のように指定すると、サマリアクションは自動的に小数点桁数の書式を各セルに対して設定します(※ただし、色や文字のフォント、表示位置などの書式はレイアウトマスタで設定されているExcelのセル書式の設定に従います)。

 

[RAW::DAY]

  ・・・

ReportExcelCellFormatType=formatednum

  ・・・

 

尚、数値にカンマを付けたい場合は、「formatednum2」と指定します。

 

(「formatednum2」を指定した場合の出力例)

 

c_action_0307

 

 

■Excel側で書式を設定したい場合

 

小数点桁数及びカンマ付けの書式設定は、ほとんどのケースにおいて「formatednum」もしくは「formatednum2」を指定することで対応可能ですが、何らかの理由により、あえてレイアウトマスタ中のセルの書式で定義したい場合には、サマリマスタの集計ログセクションのReportExcelCellFormatTypeに「num」を指定します。「num」の場合、数値をそのままレイアウトマスタファイルへ流し込むだけで、印刷時の書式はレイアウトマスタで指定したExcelのセルの書式に従います。

 

[RAW::DAY]

  ・・・

ReportExcelCellFormatType=num

  ・・・

 

上定義により、Excelのセル側の数値書式が採用されます。

 

c_action_0308

 

 

hint

レイアウトマスタにビットマップ画像を埋め込む場合は、Excelメニューの「挿入」「オブジェクト」を選択し、「ファイルから」タブでビットマップを挿入して下さい。

それ以外の方法で張り付けられたビットマップは印刷されません。

 

c_action_0306