イベント設定

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イベント設定

イベント設定

サマリアクションを実行するには、サマリアクションを呼び出すイベントを登録する必要があります。

 

サマリアクションのロギング処理は、イベントから呼び出される周期により制御されます。例えば1秒周期のロギングを行う場合、最も一般的な設定は、毎秒発生する定刻イベントを1つ作成し、実行アクションにサマリアクションを指定する方法です。

 

このイベントはルートログ(RAW。生データ)のロギング周期となります。

 

1秒周期の例(定刻イベントで毎秒発生させる例)

c_action_0302

 

ルートログが1つしか無い場合は、イベントの実行アクションにサマリアクションのアクション名を指定するだけで、パラメータには何も指定する必要はありません。

 

c_action_0303

 

上画像は、アクション名に「Summary」を指定した例です。

 

 

hint

サマリアクションのロギング周期は最短で1秒周期となります。

 

 

複数のルートログに対して異なる周期でロギングする場合

イベントからの呼び出し時にパラメータを指定することにより、複数のルートログに対して異なるログ周期を指定できます。

 

2つ以上のルートログをサマリマスターファイルに定義した場合、それぞれのルートログの周期を別々に設定するには以下のようにします。

 

 

例)RAW1/RAW2という2つのルートログが定義されていて、それぞれ1分、5分周期でログをとりたい場合

 

1.サマリマスタの定義にて、「RAW1」「RAW2」という名称でルートログを2つ登録します。

 

2.サマリアクションを呼び出す定周期イベントを2つ定義します。ここでは「E01」「E02」とします。

 

3.E01の周期を1分周期とし、実行アクションのパラメータに、「LOG(RAW1)」と指定します。

 

c_action_0304

 

4.E02の周期を5分周期とし、実行アクションのパラメータに、「LOG(RAW2)」と指定します。

 

c_action_0305

 

 

 

イベントパラメータ一覧

サマリアクションには、イベントからの呼び出し時にパラメータを指定することができます。

イベントのパラメータは、イベントの設定画面の「実行アクション」タブの、「パラメータ」に文字列で指定します。

 

c_action_logger_0118

 

 

サマリアクションのパラメータには以下の種類があります。複数のルートログに対して異なるログ周期でロギングしたり、レポートの自動印字、サブレポートファイルの出力などを行うことができます。

 

パラメータ文字

動作

(指定なし)

パラメータの指定をしない場合、すべてのルートログのロギングを行います。

 

LOG(ルートログ名)

2つ以上のルートログをサマリマスターファイルに定義した場合、それぞれのルートログの周期を別々に設定したい場合は本パラメータを使用します。

 

   例)LOG(RAW1)

 

PRINTREPORT(

  レポートマスタ,

  サマリ名,

  開始リファレンス時刻,

  終了リファレンス時刻,

  グループID,

  ページID,

  プリンタ名,

  プレビュー画面,

  印刷開始待時間,

  印刷終了待ち,

  [ページターゲット番号 = 0],

  [プログレスバーの表示] = T )

 

自動印字を行います。

 

例)定刻イベント(毎日0時5分に設定)で前日の日報を出力

PRINTREPORT(reportmaster.csv,DAY,DAY-1D, DAY,-1,-1,,F,0,F)

 

例)定刻イベント(毎月1日0時5分に設定)で前月の月報を出力

PRINTREPORT(reportmaster.csv,MONTH,MONTH-1MO,MONTH,-1,-1,,F,0,F)

 

例)定刻イベント(毎年1月1日0時5分に設定)で本年の年報を出力

PRINTREPORT(reportmaster.csv,YEAR,YEAR-1Y,YEAR,-1,-1,,F,0,F)

 

 

引数

説明

レポートマスタ

レポートマスターファイル名です。サマリフォルダからの相対パスで指定して下さい。

サマリ名

DAY/MONTH/YEARなどのサマリ名(集計ログ名)です

開始リファレンス時刻

レポートを出力したい期間の開始リファレンス時刻を相対時刻フォーマットで指定します(相対時刻フォーマットについては「日付/時刻フォーマット」を参照して下さい)。

リファレンス時刻に関する詳細はサマリマスタの集計ログセクションの「ReferenceOffset」パラメータの記述を参照してください。

終了リファレンス時刻

レポートを出力したい期間の終了リファレンス時刻を相対時刻フォーマットで指定します。終了リファレンス時刻ちょうどのレコードは含まれません(相対時刻フォーマットについては「日付/時刻フォーマット」を参照して下さい)。

リファレンス時刻に関する詳細はサマリマスタの集計ログセクションの「ReferenceOffset」パラメータの記述を参照してください。

グループID

印刷したいレポートのグループを0から始まるインデックスで指定します。

-1 - 全グループを印刷

0以上 - 指定したグループのみを印刷

ページID

印刷したいレポートのページを0から始まるインデックスで指定します。

-1 - 全ページを印刷

0以上 - 指定したページのみを印刷

プリンタ名

プリンタ名です。なにも指定しないとサマリマスターファイルで指定したデフォルトのプリンタが使用されます。

プレビュー画面

印刷前にプレビュー画面を表示します。テスト時の確認用のためのみに使用してください。

印刷開始待時間

印刷を開始する前の待ち時間(msec)を指定します。

PRINTREPORTを指定したイベントを複数作成し同時に実行した場合、実際の印刷のタイミングが前後することによりページ順も前後してしまう場合があります。そのようなとき、印刷開始待時間をそれぞれずらして指定することにより印刷の順序を調整します。

印刷終了待ち

Tを指定した場合、印刷が終わるまでアクションの実行をストップさせます。ログなどもストップしてしまうため、通常はFを指定して下さい。

ページターゲット番号

サマリレポートグリッドコントロールのページプロパティPageTarget[x]に従い、自動印字したい場合[x]を指定します。例えば、PageTarget1の設定に従い、自動印字するページを選択したい場合は、1を指定します。0の場合、指定されたグループIDおよびページIDで該当するすべてのページを印刷します。また本引数を省略した場合、0として扱われます。

※本パラメータは省略可能です。省略した場合は0となります。

プログレスバーの表示

Fを指定した場合、プログレスバーを非表示にできます。

※本パラメータは省略可能です。省略した場合はTとなります。

 

CREATESUBREPORT(

  レポートマスタ,

  ファイルタイプ,

  出力ファイル名,

  サマリ名,

  開始リファレンス時刻,

  終了リファレンス時刻,

  グループ,

  ページ,

  作成開始待時間,

  作成終了待ち,

  [ページターゲット番号 = 0],

  [プログレスバーの表示] = T )

 

自動サブレポート作成を行います。

 

例)定刻イベント(毎日0時5分に設定)で前日の日報を出力

CREATESUBREPORT (reportmaster.csv,csv_header2,

 CSV\DAY\DAYSUB_[GROUPID2]_[PAGEID2]_%Y%m%d.csv,

 DAY,DAY-1D,DAY,-1,-1,0,F)

 

例)定刻イベント(毎月1日0時5分に設定)で前月の月報を出力

CREATESUBREPORT (reportmaster.csv,csv_header2,

 CSV\MONTH\MONTHSUB_[GROUPID]_[PAGEID]_%Y%m%d.csv,

 MONTH,MONTH-1MO,MONTH,-1,-1,0,F)

 

例)定刻イベント(毎年1月1日0時5分に設定)で前年の年報を出力

CREATESUBREPORT (reportmaster.csv,csv_header2,

 CSV\YEAR\YEARSUB_[GROUPID]_[PAGEID]_%Y%m%d.csv,

 YEAR,YEAR-1Y,YEAR,-1,-1,0,F)

 

引数

説明

レポートマスタ

レポートマスターファイル名です。サマリフォルダからの相対パスで指定して下さい。

ファイルタイプ

出力するファイルのタイプ。

excel - Excelファイル

csv - CSVファイル

 

ファイルタイプがCSVの場合、「csv」以降に以下の文字列を「_」で連結することにより、詳細な形式を設定できます。

 

例)

csv

csv_header1

csv_header1_date[reporttitledateformat]

csv_date['%Y/%m/%d %[H+1]:00:00']

 

●header1

ヘッダを付加します。ヘッダ名はフィールド名を元に作成されます

●header2

ヘッダを付加します。ヘッダ名はレポートヘッダを元に作成されます

●date[reporttitledateformat]

サマリマスターファイルのReportTitleDateFormatにしたがって時刻列の文字が決定されます。

●date['%Y/%m/%d %[H+1]:00:00']

指定した書式にしたがって時刻列の文字が決定されます。'%Y/%m/%d %[H+1]:00:00'の部分は自由に指定できます。指定可能な書式についてはサマリマスタのReportTitleDateFormatプロパティを参照してください。

出力ファイル名

出力時のファイル名です。

ファイル名には「%Y%m%d」などの日付書式を指定できます。

ファイルタイプがCSVの場合、以下のようにファイル名に[PAGEID]などのキーワードを追加するとファイルがグループ毎やページ毎などに自動的に分離されます。なお、本引数は相対パスで設定する必要があり、絶対パスでは指定出来ません。

 

例1)

CSV\DAY\DAYSUB_[GROUPID2]_[PAGEID2]_

%Y%m%d.csv

DAYSUB_1_1_20100312.csv

DAYSUB_1_2_20100312.csv

DAYSUB_2_1_20100312.csv

DAYSUB_2_2_20100312.csv

...

 

例2)

CSV\DAY\DAYSUB_[GROUPID]_%Y%m%d.csv

 

DAYSUB_0_20100312.csv

DAYSUB_1_20100312.csv

...

 

ファイルタイプがCSVの場合に、使用できるキーワードは以下です。

 

[GROUPID]          : 0から始まるグループ番号

[GROUPID2]        : 1から始まるグループ番号

[GROUPNAME]        : グループ名

[PAGEID]          : 0から始まるページ番号

[PAGEID2]        : 1から始まるページ番号

[PAGENAME]        : ページ名

 

サマリ名

DAY/MONTH/YEARなどのサマリ名です。

開始リファレンス時刻

レポートを出力したい期間の開始リファレンス時刻を相対時刻フォーマットで指定します(相対時刻フォーマットについては「日付/時刻フォーマット」を参照して下さい)。

リファレンス時刻に関する詳細はサマリマスタの集計ログセクションの「ReferenceOffset」パラメータの記述を参照してください。

終了リファレンス時刻

レポートを出力したい期間の終了リファレンス時刻を相対時刻フォーマットで指定します。終了リファレンス時刻ちょうどのレコードは含まれません(相対時刻フォーマットについては「日付/時刻フォーマット」を参照して下さい))。

リファレンス時刻に関する詳細はサマリマスタの集計ログセクションの「ReferenceOffset」パラメータの記述を参照してください。

グループ

作成したいレポートのグループを0から始まるインデックスで指定します。

-1 - 全グループを作成

0以上 - 指定したグループのみを作成

ページ

作成したいレポートのページを0から始まるインデックスで指定します。

-1 - 全ページを作成

0以上 - 指定したページのみを作成

作成開始待時間

作成を開始する前の待ち時間(msec)を指定します。通常は0です。

作成終了待ち

Tを指定した場合、作成が終わるまでアクションの実行をストップさせます。ログなどもストップしてしまうため、通常はFを指定して下さい。

ページターゲット番号

サマリレポートグリッドコントロールのページプロパティPageTarget[x]に従い、自動サブレポート出力したい場合[x]を指定します。例えば、PageTarget2の設定に従い、自動サブレポート出力するページを選択したい場合は、2を指定します。0の場合、指定されたグループIDおよびページIDで該当するすべてのページのサブレポートを出力します。

※本パラメータは省略可能です。省略した場合は0となります。

プログレスバーの表示

Fを指定した場合、プログレスバーを非表示にできます。

※本パラメータは省略可能です。省略した場合はTとなります。