ヒストリカルデータサーバ(CSV/ODBC)

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ヒストリカルデータサーバ(CSV/ODBC)

マニュアルの読み方

本章はリファレンス情報のみ記述されています。

構築手順につきましては、監視システム構築ガイドの「ヒストリカルデータサーバの利用」を参照ください。

 

 

 

 

 

本アクションの特長

ヒストリカルデータサーバアクションは、ヒストリカルデータか格納されているデータベースに接続してヒストリカルデータ(履歴データ)を取得するためのアクションです。データベースはCSV及びODBCに対応しています。本アクションは、外部アプリケーションによってデータベースに蓄積された履歴データをトレンドグラフに表示する場合などに利用することができます。

 

c_action_0005

 

 

ヒストリカルデータとは

 

ヒストリカルデータとは、日付・時刻フィールドを含む、時系列の並びで記録された履歴データの事を指します。日付・時刻フィールド以外にも、MSフィールド(ミリ秒)を定義することもできます。MSフィールドはms単位(1秒=1000ms)のデータを扱う場合に必要となるフィールドです。

 

 

(MSフィールドなしの場合)

時刻

DATA00

DATA01

・・・

DATA98

DATA99

2003/1/1 00:00:00

23

0

・・・

2

75

2003/1/1 00:00:00

44

1

・・・

3

34

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

2003/1/1 23:59:59

54

0

・・・

4

66

 

 

(MSフィールド有りの場合)

時刻

ms

DATA00

DATA01

・・・

DATA98

DATA99

2003/1/1 00:00:00

100

23

0

・・・

2

75

2003/1/1 00:00:00

200

44

1

・・・

3

34

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

2003/1/1 23:59:59

100

54

0

・・・

4

66

 

※1秒以内のサンプリングレートのデータを扱う場合にはMSフィールドを定義して下さい。

 

 

hint

ログデータグラフなどにMSフィールドが定義されたヒストリカルデータサーバを連結すると、ms単位での細かなグラフの表示が行われます。

 

 

複数の異なるデータベースに接続して履歴データを取得したい場合、各DBに対してヒストリカルデータサーバを定義します。

 

c_action_0006

 

 

1つのヒストリカルデータサーバは、複数のアクションや画面から共有することができます。但し、ヒストリカルデータサーバに対する要求が複数同時に発生した場合には、要求を受け付けた順番に処理が行われるため、後続の処理が待たされる可能性があります。そのような場合には、利用目的毎にヒストリカルデータサーバを個別に定義することで並列処理が行われ、高速な処理が行えます。

 

c_action_0007

 

 

アクションの設定

以下に、本アクションの設定項目について解説します。

 

アクション仕様

パラメータ

なし

 

ダイアログ

■テキスト設定(ヒストリカルデータサーバ(CSV)の場合)

 

c_action_0008

 

ファイル名に日付が付加されている
CSVファイルの場合、日付ごとにファイルを分割する方法と、分割しない方法の2種類に対応しています。日付ごとにファイルが分割されている場合は、上画像のプロパティ「ファイル名に日付が付加されている」をチェックして下さい。

 

 

例)データが1つのファイルに含まれる場合

LOG.csv

時刻

DATA00

・・・

DATA99

2003/1/1 00:00:00

23

・・・

75

2003/1/1 00:00:01

44

・・・

34

・・・

・・・

・・・

・・・

2003/1/2 00:00:00

43

・・・

55

2003/1/2 00:00:01

53

・・・

74

・・・

・・・

・・・

・・・

 

 

例)日付ごとにデータファイルが分かれる場合

LOG20030101.csv

時刻

DATA00

・・・

DATA99

2003/1/1 00:00:00

23

・・・

75

・・・

・・・

・・・

・・・

2003/1/1 23:59:59

54

・・・

66

 

LOG20030102.csv

時刻

DATA00

・・・

DATA99

2003/1/2 00:00:00

43

・・・

55

・・・

・・・

・・・

・・・

2003/1/2 23:59:59

67

・・・

86

 

ファイル名は末尾に「年月日」を付加されている必要があります。ファイル名に「LOG.csv」を入力し「yyyymmdd」を指定している場合の実際のファイル名は、LOG20030101.csvの形式となります。

 

 

見出しが存在する/見出行数
本項目にチェックをすると、指定した行数を見出し行として見なします。

 

例)見出行数を1とした場合、CSVファイルの1行目を見出し行とします。

時刻

DATA00

・・・

DATA99

2003/1/1 00:00:00

23

・・・

75

・・・

・・・

・・・

・・・

2003/1/1 23:59:59

54

・・・

66

 

 

 


■ODBC設定(ヒストリカルデータサーバ(ODBC)の場合)

 

c_action_0010

 

データベースの選択で、「汎用」/「SQLServer」/「Oracle」/「MySQL」/「PosgreSQL」を選択します。汎用ではないデータベース製品を指定すると、それぞれのデータベース毎に処理が最適化され、各処理が高速化されます。

データソースには、データベースに接続するためのODBCデータソース名を指定します。データソースの設定方法については、共通設定の「ODBC設定」を参照ください。

テーブル名には、アラームデータを格納するテーブル名を指定してください。
データベースのスキーマ名を指定して接続する場合は、スキーマ名を指定してください。尚、MySQLの場合は本設定画面のスキーマ名は指定しないでください。

 


■時刻フィールド

 

c_action_0011

 

「日付・時刻フィールド」は自動的に判別されるため、通常は指定する必要はありません。この設定は、データ項目に「日付・時刻フィールド」が2つ以上含まれる場合に、どちらのフィールドを時系列として使用するのかを明示したい場合のみ指定して下さい。また、MSフィールド(ミリ秒フィールド)は、データベースにミリ秒のフィールドが存在するときのみ指定して下さい。尚、MSフィールドを含めると、ヒストリカルトレンドグラフ上にミリ秒単位でグラフ表示を行うことができます。