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デバイス一覧
対応するデバイスは以下のとおりです。(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい。)
デバイス |
キーワード |
先頭アドレス |
説明 |
単位 |
読み |
書き |
入力リレー |
X |
00201 |
10進数 1桁(ユニット番号0~7)+ 10進数 2桁(01~16)+ 10進数 2桁(端子01~64) |
ビット |
○ |
× |
出力リレー |
Y |
00201 |
10進数 1桁(ユニット番号0~7)+ 10進数 2桁(01~16)+ 10進数 2桁(端子01~64) |
ビット |
○ |
○ |
内部リレー |
I |
00001 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
共有リレー |
E |
00001 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
リンクリレー |
L |
00001 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
特殊リレー |
M |
00001 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマ接点 |
TU |
0001 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
カウンタ接点 |
CU |
0001 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマ現在値(DOWN型) |
TP |
0001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
タイマ現在値(UP型) |
TI |
0001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
タイマ設定値 |
TS |
0001 |
10進数 |
ワード |
○ |
× |
カウンタ現在値(DOWN型) |
CP |
0001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
カウンタ現在値(UP型) |
CI |
0001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
カウンタ設定値 |
CS |
0001 |
10進数 |
ワード |
○ |
× |
データレジスタ |
D |
00001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
ファイルレジスタ |
B |
00001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
共有レジスタ |
R |
00001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
インデックスレジスタ |
V |
00001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
特殊レジスタ |
Z |
00001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
リンクレジスタ |
W |
00001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
キャッシュレジスタ |
F |
00001 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
高速通信用デバイス
デバイス一覧の内容以外に、実際に選択できるデバイスとして、各デバイス名の頭に「F」がついたデバイス(FX/FY/FI/FL/FM/FD/FB/FR/FV/FZ/FW)があります。これは、高速アクセス用デバイスであり、大量な点数を高速に通信することができます。例えば「FX」は入力リレー、「FD」はデータレジスタの高速通信用デバイスです。ただし、高速通信用デバイスのビット単位での書き込みは"●"扱いになります。また、1パケットの通信内でも、PLCのスキャンとは非同期になります。1ワード(16bit)単位でのデータのスキャン同時性は保証されますが、隣のデータとのスキャンでの同時性は保証されていません(32ビットデータとして扱う場合に注意が必要です)。
データレジスタ5000点をまとめて読み込む場合の一回あたりの通信時間例
FDの場合 :230ms
Dの場合 :1243ms
高速通信用デバイスは「バイナリモード」のみ対応しています。また、機種により通信ができない場合があります。弊社が動作確認を行った機器は以下のものです。 ・LE01-5T ・LE01-OT(※FX/FY以外通信可能) |
ドライバの選択について
使用する機種によってドライバを選択して下さい。
•FA-M3R/FA-M3Vの場合は、「FA-M3R/FA-M3V(バイナリモード)」のドライバを選択してください。
•旧来のFA-M3を使用する場合は、「FA-M3(バイナリモード)」を選択してください。
なお、他デバイスとの兼ね合いで通信プロトコルを「アスキーモード」にする必要がある場合は、「FA-M3(アスキーモード)」を選択してください。アスキーモード、バイナリーモードのFA-M3側の設定は、Ethernetユニットのディップスイッチにより設定します。
※FA-M3R/FA-M3Vでも「FA-M3(バイナリモード)」「FA-M3(アスキーモード)」は使用可能です。ただし、大量な点数を通信する場合、通信速度が低下しますのでご注意ください。
接続例
接続対象はFA-M3シリーズになります。Ethernet接続を行う場合の設定例です。
使用機種
項目 |
機種等 |
PLC |
FA-M3V SP71-4S |
通信ユニット |
F3LE01-0T |
設定環境
項目 |
環境 |
OS |
Windows8 Professional 64Bit |
設定詳細
項目 |
設定 |
設定項目 |
設定例 |
PLC側の設定 |
スイッチで設定 |
IPアドレス(一時設定) |
192.168.0.10 |
IPアドレス |
192.168.0.100 |
||
ポート番号 |
12289(固定) |
||
パソコン側の設定 |
ユニット設定 |
IPアドレス |
192.168.0.1 |
ポート番号 |
自動 |
||
通信プロトコル |
UDP |
||
フォルダ及び通信テスト時設定 |
CPU番号 |
01 |
※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。
接続例でのPLC側の設定
F3LE01-0T」に設定を行います。設定は側面スイッチで行います。
1.スイッチを以下のように設定する
スイッチ |
説明 |
設定内容(16進数) |
条件SW1 |
データ形式 ※右側の設定で「バイナリ」 |
ON |
条件SW2 |
書き込みプロテクト ※右側の設定で「しない」 |
OFF |
条件SW3 |
OFF固定 |
OFF |
条件SW4 |
OFF固定 |
OFF |
条件SW5 |
OFF固定 |
OFF |
条件SW6 |
OFF固定 |
OFF |
条件SW7 |
TCPタイムアウト時回線処理 ※右側の設定で「クローズしない」 |
OFF |
条件SW8 |
運転モード ※右側の設定で「通常」 |
OFF |
IPアドレスSW1 |
IPアドレス上1桁目設定 ※右側の設定で「192」 |
C |
IPアドレスSW2 |
0 |
|
IPアドレスSW3 |
IPアドレス上2桁目設定 ※右側の設定で「168」 |
A |
IPアドレスSW4 |
8 |
|
IPアドレスSW5 |
IPアドレス下2桁目設定 ※右側の設定で「0」 |
0 |
IPアドレスSW6 |
0 |
|
IPアドレスSW7 |
IPアドレス下1桁目設定 ※右側の設定で「100」 |
6 |
IPアドレスSW8 |
4 |
IPアドレスは16個のロータリースイッチにより設定します。設定はIPアドレスのそれぞれの桁を16進数で表し、設定します。 |
スイッチの設定内容等の詳細については、横河電機「Ethernetインターフェイスモジュール取扱説明書」を参照してください。
|
接続例でのパソコン側の設定
Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。
1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
高速モジュールであるFA-M3Rを使用する場合やアスキーモードの通信を行う場合は、それぞれに該当するユニットを選択してください。
3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
パソコンIPアドレス |
192.168.0.1 |
パソコンポート番号 |
自動 |
5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
ユニットIPアドレス |
192.168.0.100 |
ユニットポート番号 |
12289 |
6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
設定 |
設定内容 |
プロトコル |
UDP(推奨) |
8.接続テストを行い、接続確認を行う
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。