<< Click to Display Table of Contents >> マニュアル > 機器接続ガイド > 三菱電機 > 公開プロトコル(RS-232C) > AnA/U拡張アドレス AJ71UC24相当 |
Aシリーズのドライバは以下の2種類があります。
1.MELSEC-A CPU通常アドレス
AシリーズのすべてのCPUで使用できますが、アクセスできるアドレスが「MELSEC-AnA/AnU」に比べ、限られています。
2.MELSEC-AnA/AnU拡張アドレス
使用できる機種はAnA及びAnUに限られますが、アドレスが拡張されています。
アクセス可能なアドレスの範囲は、メーカーが発行する計算機リンクのマニュアルに明記されています。詳しくは、「計算機リンク/マルチドロップリンクユニットユーザーズマニュアル」(マニュアル型名「KEISANKI-U-KP」)の「ACPU共通コマンドを使用するときのデバイス範囲」(5-36ページ)、「AnA/AnUCPU共通コマンドを使用するときのデバイス範囲」(5-39ページ)を参照してください。
デバイス一覧
対応するデバイスは以下のとおりです。
Aシリーズ 通常アドレス(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい。)
デバイス |
キーワード |
先頭アドレス |
説明 |
単位 |
読み |
書き |
入力リレー |
X |
0000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
出力リレー |
Y |
0000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
内部リレー |
M |
0000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
特殊リレー |
M |
9000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
ラッチリレー |
L |
0000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
ステップリレー |
S |
0000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
リンクリレー |
B |
0000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
アナンシェータ |
F |
0000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマ接点 |
TS |
000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマコイル |
TC |
000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
カウンタ接点 |
CS |
000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
カウンタコイル |
CC |
000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマ現在値 |
TN |
000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
カウンタ現在値 |
CN |
000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
データレジスタ |
D |
0000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
特殊レジスタ |
D |
9000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
リンクレジスタ |
W |
0000 |
16進数 |
ワード |
○ |
● |
ファイルレジスタ |
R |
0000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
拡張ファイルレジスタ(ブロック) |
R |
0000000 |
10進数 3桁(ブロック№)+4桁(0~8191) |
ワード |
○ |
● |
AnA/U 拡張アドレス(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい。)
デバイス |
キーワード |
先頭アドレス |
説明 |
単位 |
読み |
書き |
入力リレー |
X |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
出力リレー |
Y |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
内部リレー |
M |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
特殊リレー |
M |
009000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
ラッチリレー |
L |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
ステップリレー |
S |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
リンクリレー |
B |
000000 |
16進数 |
ビット |
○ |
○ |
アナンシェータ |
F |
000000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマ接点 |
TS |
00000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマコイル |
TC |
00000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
カウンタ接点 |
CS |
00000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
カウンタコイル |
CC |
00000 |
10進数 |
ビット |
○ |
○ |
タイマ現在値 |
TN |
00000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
カウンタ現在値 |
CN |
00000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
データレジスタ |
D |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
特殊レジスタ |
D |
009000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
リンクレジスタ |
W |
000000 |
16進数 |
ワード |
○ |
● |
ファイルレジスタ |
R |
000000 |
10進数 |
ワード |
○ |
● |
拡張ファイルレジスタ(ブロック) |
R |
0000000 |
10進数 3桁(ブロック№)+4桁(0~8191) |
ワード |
○ |
● |
拡張ファイルレジスタ(連番) |
R |
0000000 |
|
ワード |
○ |
● |
接続例
接続対象はAnUシリーズになります。RS-232C接続を行う場合の設定例です。
使用機種
項目 |
機種等 |
PLC |
A2UCPU |
通信ユニット |
AJ71UC24 |
設定環境
項目 |
環境 |
OS |
Windows7 Professional 64Bit |
設定詳細
項目 |
設定 |
設定項目 |
設定例 |
PLC側の設定 |
スイッチで設定 |
伝送速度 |
19200bps |
バイトサイズ |
7ビット |
||
ストップビット |
1ビット |
||
奇数/偶数パリティ |
偶数 |
||
サムチェックコード |
あり |
||
プロトコル |
MCプロトコル(形式1) |
||
パソコン側の設定 |
ユニット設定 |
COMポート |
接続する通信ポート番号 |
伝送速度 |
19200bps |
||
バイトサイズ |
7bits |
||
ストップビット |
1bits |
||
パリティ |
偶数 |
||
サムチェック |
あり |
||
プロトコル |
形式1 |
||
フォルダ及び通信テスト時設定 |
PC番号 |
FF |
|
局番号 |
00 |
※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。
接続例でのPLC側の設定
「AJ71UC24」に設定を行います。設定は前面スイッチで行います。
1.スイッチを以下のように設定する
|
|
RS-232Cケーブルを使用する場合、「AJ71UC21」はデフォルトで「CD端子チェック有り」の設定になっているため、D端子チェックを行わない配線の場合、ラダープログラムを1行追加する必要があります。詳細は「計算機リンクユニット」のマニュアルを参照してください。
【例】スロット0に計算機リンクがある場合 |
スイッチの設定内容等の詳細については、三菱電機「AJ71UC24形計算機陸/マルチドロップリンクユニット」ユーザーズマニュアル(ハードウェア編)を参照してください。 |
接続例でのパソコン側の設定
Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。
1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
4.「通信設定」で以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
COMポート |
接続する通信ポート番号 |
伝送速度 |
19200 |
バイトサイズ |
7bits |
ストップビット |
1bits |
パリティ |
偶数 |
5.「その他設定」を開き、以下のように設定を行う
設定 |
設定内容 |
サムチェック |
チェックを入れる |
プロトコル |
形式1 |
6.USB-RS-232C変換ケーブル等を使用している場合は、通信異常時にCOMポートがロックされる場合があるため、再オープン設定にチェックを入れる
7.接続テストを行い、接続確認を行う
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。