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本アクションの特長
タグの情報をODBCデータベースに書き出します。
本アクションから書き出すことができる情報は以下のとおりです。
種類 |
説明 |
バッチ名 |
アクションでタグごとに定義した名称です。 |
タグ名 |
タグパスです(U01.F01.T01など)。 |
タグコメント |
タグに定義されたコメントです。 |
値品質 |
タグの値の品質です。通常は「GOOD」です。PLCと通信ができないと「BAD」になります。 タグの値の取得方法で「キャッシュ値を利用する」を選択し、まだ1度も通信が行われていない状態だと「UNCERTAIN」になります。 |
タイムスタンプ |
情報を取得した時刻です。 |
値 |
タグの値そのものです。 |
本アクションの使用例
本アクションを利用した処理の構築例については、以下のリンクを参照してください。
設定手順
本アクションの設定手順は以下のとおりです。
1.タグを定義する
2.データベースを作成する
データベースのテーブルレイアウトを定義します。以下は設定例です。
テーブル名:BATCH_TABLE
バッチ名フィールド:BATCH_NAME(※バッチ名を格納するためのフィールドが必ず必要となります)。
値品質フィールド:BATCH_QUALITY
タイムスタンプフィールド:BATCH_TIME
値フィールド:BATCH_VALUE
(SQLServer2017でのフィールド設定例)
尚、対象DBMS毎の推奨データ型については、Appendixの「データベースとの接続設定」に記述されています。
3.バッチ転送(タグ→ODBC)アクションを定義する
「バッチ転送1」タブから、ODBC接続設定を行います。
4.バッチ転送(タグ→ODBC)アクションにフィールドを追加する
タグをドラックアンドドロップするだけで簡単に登録することができます。
5.データベースのフィールドとの対応付けを行う
アクションのバッチ転送2タブから、データベースに書き出したい情報とフィールドの対応付けを定義します。
例)
6.キーとなるバッチ名をデータベースへ書き込む
本アクションを利用する際の必須の事前準備として、あらかじめデータベースのバッチ名フィールドに「バッチ名」を書き込んでおく必要があります。本アクションは、実行時にバッチ名をキー項目として書き込み対象のレコードを識別する仕組みとなっています。
バッチ名の書き込みは、アクションにフィールドを追加した後に、以下の「手動作成」ボタンをクリックすることで一括で行うことができます。
尚、「オンライン時に、全レコードを削除し、レコードを再度、生成し直す」にチェックを入れる場合は、オンライン時にバッチ名の書き込みも都度行われるため、「手動生成」ボタンによりあらかじめレコードを作成しておく必要はありません。動作の違いに関する詳細については、本ページに記載されている「アクションの設定」を参照してください。
以下は、バッチ名がデータベースに正しく書き込まれた状態です(SQLServer2017の例)。
アクションの設定
以下に、本アクションの設定項目について解説します。
アクション仕様 |
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---|---|
パラメータ |
なし
|
ダイアログ |
■バッチ転送1
▪データソース
▪テーブル名
▪オンライン時に、全レコードを削除し、レコードを再度、生成し直す ▪手動作成ボタン
▪タグ値の取得方法 •キャッシュ値を利用する。 •キャッシュ値を利用する。初回のみリアル値を読み込む。 •リアル値を利用する。
▪通信エラー時の値
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■バッチ転送2
データベースに保存したい出力データを選択します。バッチ転送で出力したいデータ項目にチェックを入れ、フィールド名に転送先となるデータベース側のテーブルのフィールド名を指定します。バッチ名フィールドは必須項目となっており、必ずデータベースのテーブルにフィールドを定義してください。
尚、対象のフィールド名には日付や時刻を含めて定義することもできます。日時を含めたフィールド名の設定方法については「日付/時刻フォーマット」を参照してください。
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「詳細設定」タブでは、アクションの実行前などのタイミングでスクリプト(SC1)を実行したり、アクションの処理実行タイミングの調整(実行待ち時間の設定)を指定したりする事ができます。各アクションの詳細設定については「アクションの詳細設定タブの設定」を参照してください。 |