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ロギング機能の概要
PA-Panelでロギングを行うための機能としては、大きく分けて以下の2タイプのアクションが用意されています。
アクション名 |
概要 |
ロガーアクション
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ロギング処理のためのアクションです。 CSVファイルへのロギング、ODBCデータベースへのロギングが可能です。
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サマリアクション
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ロギングと集計機能(日報作成機能)が統合されたアクションです。 ロギングしたログデータの集計処理を行う必要がある場合は本アクションを用いる必要があります。 CSVファイルへのロギング、ODBCデータベースへのロギングが可能です。
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どちらのアクションを使うべきかの判断は、以下「ロガーアクションとサマリアクションの比較」を参考にしてください。
ロガーアクションとサマリアクションの違い
ロガーアクションはVer4以前のバージョンで開発された機能であり、ロギング処理のみに特化した機能です。一方、サマリアクションはVer5から新たに追加された機能であり、ロギング機能と集計処理、レポート作成機能が統合された機能です。
もし、タグの値をロギングする処理のみを構築したい場合は、どちらのアクションを使用してもロギングを実現することができますが、両者にはそれぞれ以下のような特徴があります。どちらのアクションを選択するべきかは、それぞれの仕様と用途により選択してください。
■ロガーアクションとサマリアクションの比較
ロガーアクション |
サマリアクション |
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ロギングの高速性 |
ミリ秒単位でのロギングが可能です。
例えばCSVファイルへの保存の場合、HDDの書き込み速度やPLCとの通信速度等に異存しますが、数十ミリ秒程度でのロギングが行えます。
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ロギングの周期は最速で1秒周期となります。 |
ロギング対象タグの設定方法 |
Panel Serverの画面上で、目的のタグをドラックアンドドロップする等の操作により簡単に設定することができます。
尚、1つのアクションにつき1つのデータベース(CSVの場合1ファイル、ODBCの場合1テーブル)に対応します。複数のCSVファイルやテーブルに保存したい場合は、複数のアクションを並列して定義する必要があります。
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サマリアクションの設定ファイル「タグフィールドマスタ」(テキストファイル)に、ロギング対象のタグパスを設定します。 タグフィールドマスタは、Excelやメモ帳などを用いて手動で設定します。
尚、あらかじめデータベースの最大列数を定義しておく事で、実行時に自動的に複数のデータベース(CSVの場合複数ファイル、ODBCの場合複数テーブル)に分割して保存されます。
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ログ形式 |
時系列の一般型ログの他、イベント型ログの生成も可能。
イベント型ログについては、「ログデータの保存形式」を参照してください。
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時系列の一般型ログにのみ対応。
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集計機能 |
無し。
本アクションはロギングのみ行えます。また、本アクションで生成されたヒストリカルデータをサマリアクションで集計することはできません。
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有り。
サマリアクション自身が生成したヒストリカルデータ(ロギングデータ)をもとに、合計、平均、最大、最小などの各種統計方法での集計処理を自動的に行います。 又、各フィールドの集計データ同士で演算を行い、演算結果を集計データとして保存する事などができます。
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レポート機能 |
無し。
本アクションはロギングのみ行えます。また、本アクションで生成されたヒストリカルデータをサマリアクションで集計することはできません。
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有り。
レポート作成機能を内蔵。サマリアクション自身が集計した集計データをもとに、日報、月報、年報などのレポート作成を行います。
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ヒストリカルデータサーバ機能 |
有り。
クライアントとなるPanel Browserから、ヒストリカルグラフコントロールやヒストリカルデータコントロールを介してヒストリカルデータへのアクセスを受け付けます。
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有り。
(同左) |
ミリ秒単位などの高速周期でロギングを行いたい場合や、集計処理が不要で単にロギングのみを行いたい場合はロガーアクションを用います。一方、ロギング周期が1秒以上でOKであり、かつ日報集計などを行う必要がある場合は、サマリアクションを使用します(※日報集計を行う場合は、かならずサマリアクションを選択する必要があります)。 |