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ラベルコントロール(基本)
ラベルコントロールは、画面に文字を書くことができます。固定文字表示といった静的な利用の他、例えばPLCから収集したアナログ値の数値表示など、動的な表現も可能です。値の動的表示については後述にて別途説明するとして、ここではコントロールに対する基本的な操作について紹介します。
1.ラベルコントロールを使ってみます。コントロールビューから基本のラベルコントロールを選択します。
フォーム上のラベルを貼り付けたい位置(左上)でマウスをクリックし、マウスを押したままで右下にマウスをドラッグします。
ラベルが貼り付けられました
2.ラベルの文字列を編集します。
ラベルに表示する文字列は、プロパティビューから指定します。ラベルオブジェクトを選択状態にしてから、“Text”プロパティに文字列を入力します(ここでは、“sample label A”と入力します)。
ラベルの表示が変わりました
3.ラベルのサイズを編集します。
ラベルのサイズ変更は、選択状態時に表示される四角いマークをマウスでドラッグすることで行います。
右中央のマークを左にずらしてみます
ラベルの幅が狭くなりました
ラベルコントロールの座標値は、他のコントロールと同様にプロパティビューから直接編集することもできます。 |
4.ラベルの書式を編集します。
よく利用するラベルの書式設定の一つに、「寄せ」の設定があります。ラベルオブジェクトを選択状態にして、“TextAlignX”プロパティを編集します。
ここでは、LEFTに変更します
文字が左寄せになりました
例えば、静的な文字列表示の場合は左寄せ(LEFT)、数値表示の場合は右寄せ(RIGHT)、ステータス表示器として使用したい場合などには中央寄せ(CENTER)、といった使い分けが可能です。
5.ラベルのフォントを編集します。
ラベルに表示する文字のフォントとサイズを指定することができます。フォントは、プロパティビュー(又は、ツールバー)から変更可能です。ラベルオブジェクトを選択状態にして、“TextFont”プロパティを編集します(選択ボタンをクリックすると、フォント設定画面が表示されます)。
選択画面から目的のフォント、スタイル、サイズを指定してOKボタンをクリックします(ここでは、“Meiryo UI”フォントの18ポイントにします)。
ラベルのフォントが変わりました
6.ラベルの文字色を編集します。
ラベルの文字色は自由に変更できます。文字色はプロパティビュー(又は、ツールバー)から変更可能です。プロパティビューから“TextColor”プロパティを変更します。選択ボタンをクリックするとカラーパレットが表示されるので、目的の色を選択します。
青を選択します
文字色が変わりました
7.ラベルの境界線と塗りを編集します。
実は、ラベルコントロールも四角形コントロールのような境界線と塗りを持っています。これらの表示はデフォルトでは無効になっていますが、画面の要件によっては表示を有効にした方が、都合が良いこともあります。
プロパティビューから、“Border”と“Fill”プロパティをそれぞれFalseからTrueに変更します
これまで非表示だった境界と塗りが表示されました
境界線や塗りの色替え等の設定は、四角形コントロールと同様の方法で変更することができます。
四角形の中にラベルを表示するような表示器を作りたい時などは、色表示を有効にしたラベルコントロールのみで表現できる場合があります。四角形コントロールと背景が透明なラベルコントロールの組み合わせでも見た目は同じように表現可能ですが、無駄なコントロールは多用しないようにシンプルな構成を心がけるべきです。 |