日報集計で正時を含めるか否かの変更

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日報集計で正時を含めるか否かの変更

正時を含めるか否かの定義(TimeRangeTypeプロパティ)

サマリマスターファイルの「TimeRangeType」プロパティの設定により、正時を含んで集計するか否かを指定できます。特に日報ではTimeRangeTypeプロパティを意識して設定する必要があります。

 

[RAW::DAY]

TimeRangeType=TYPE2

...

 

プロパティの値(TYPE1 or TYPE2)により以下のような動作になります。

 

TYPE1 ・・・ 今回正時(今回正時を含む)から次正時(次正時を除く)までを集計する

TYPE2 ・・・ 今回正時(今回正時を除く)から次正時(次正時を含む)までを集計する

 

 

例として、01:00になった時の動作を比較します。

 

TYPE1 ・・・ 0:00:00~0:59:59までのデータを集計し、0:00:00のレコードとして日報の集計ログにレコードを追加します。

TYPE2 ・・・ 0:00:01~1:00:00までのデータを集計し、0:00:00のレコードとして日報の集計ログにレコードを追加します。

 

 

尚、ルートログに対するTimeRangeTypeプロパティは特別な意味を持っています。ルートログに対するTimeRangeTypeプロパティは、タグフィールドマスタ及び計算フィールドマスタにTermOfValidityを指定した時の時間の範囲のタイプに影響します。詳しくはサマリマスタの「共通プロパティセクション」のTermOfValidityDefinitionプロパティを参照して下さい。

 

[RAW]

TimeRangeType=TYPE2

...

 

 

hint

正時の処理をどのようにするべきかはエンドユーザーの要望によりますが、比較的TYPE2の方が多く導入されています。フレームライブラリの標準フレームワークのサマリアクションについても、デフォルト設定としてTYPE2で設定されています(TYPE2 - 今回正時(今回正時を除く)から次正時(次正時を含む)までを集計する)。

 

hint

日報の集計ログのログデータに格納されるレコードのタイムスタンプは、必ず0:00:00~23:00:00の24件のレコードになります。日報の場合、1時から24時として表記を行う場合がありますが、ログデータ上には24:00:00というタイムスタンプの概念がないため、必ず0:00:00~23:00:00のタイムスタンプで保存されます。一方、画面や印刷時の時刻表記の仕様については、ReportTitleDateFormatプロパティで以下のように自由に設定することができます。

 

例)1時から24時表記で表示印刷する

ReportTitleDateFormat= %[#H+1]時

 

例)0時から23時表記で表示印刷する

ReportTitleDateFormat= %#H時