デマンドアクションの設定
デマンド監視は、デマンドアクションによって行われます。
デマンドアクションの設定はいたってシンプルで、デマンド設定情報を格納するための「デマンドフォルダ」を指定するだけです。
デマンドフォルダはデマンド機能専用のフォルダを用意し、他のファイルと混在させないようにします。
上例では、「server\demands\demand01」というフォルダ名を指定しています。上例のように、絶対パスではなくフォルダ名のみで指定した場合、Panel Serverのシステム設定のルートフォルダで定義されているフォルダを起点フォルダとして参照します。
イベント設定（更新周期イベント）
デマンドアクションの更新周期は、イベントから呼び出される周期に依存します。
画面ライブラリのデマンド機能の初期設定では、デマンドの更新周期として毎分０秒に発生する定刻イベントが設定されています。この場合のデマンドグラフの更新は1分周期で行われます。尚、デマンドアクションの更新周期となるイベントの周期設定は、監視対象となる計測値のカウンタタグの値がどのような周期で更新するのかによって適切な周期を設定する必要があります。
更新周期に関する詳細については「デマンドグラフの更新周期について」を参照してください。
以下の例は、アクション名に「Demands.Demand01」を設定した例です。
デマンド表示更新のためのイベントには、パラメータには何も指定しません（ブランク）。
デマンドアクションの内部処理では、このイベントから定期的に呼び出される都度、タグ（電力量）のカウンタ値を読み込んでデマンド電力値を算出し、ログデータ（プロットデータ）としてメモリ上に保持するとともに、表示の更新要求を発行します。
イベント設定（リセットイベント）
デマンド設定のサイクルタイプにMANUALが選択されている場合、デマンドアクションのリセット処理を別途構築する必要があります。
この場合、デマンドアクションのパラメータに「RESET」を指定すると、デマンドサイクルをイベントからリセットすることができます。
デマンドのリセット処理にはいつかの方法があります。リセット処理の詳細については、「デマンドサイクルのリセット処理について」を参照してください。
