概要
アラームのコメントにタグの値を含めて保存することができます。
タグの値をアラームコメントに含めるには以下の２段階の手順が必要です。
1.アラームマスタにタグコメントの列を作成する
2.アラームサーバーのアクションの保存項目設定で、「1」で追加したタグコメント列を追加する
カスタマイズ例
1)アラームマスタの設定
まず、アラームマスタにタグコメント列を作成する必要があります。タグコメントとする列の定義方法として、[CMx]の番号の後に":TAG"を付加してやります。この例ではコメント３（[CM3:TAG]）がタグコメント列となります。そして、アラーム定義の各行のコメント３の列に対して、タグの値が必要なアラームのみタグ名を記述します。タグ名は自由に指定できます（発生条件で使用していないタグも指定可能です）。
アラームＩＤ,発生復帰,確認,発生条件,コメント0,コメント1,コメント2,コメント3 [ALARMID],[RECOVER],[ACK],[ONCONDITION],[CM0],[CM1],[CM2],[CM3:TAG] 0,y,n,U01.F01.M0000,M0が異常になりました。,M0が正常になりました。,,U01.F01.M0000 1,y,n,U01.F01.M0001,M1が異常になりました。,M1が正常になりました。,, 2,y,n,U01.F01.M0002,M2が異常になりました。,M2が正常になりました。,, 3,y,n,U01.F01.M0003,M3が異常になりました。,M3が正常になりました。,, 8,y,n,U01.F01.D0000>80,D0がHIHIを超えました。,D0がHIHIから正常に戻りました。,HIHI,U01.F01.D0000 9,y,n,U01.F01.D0000>60,D0がHIを超えました。,D0がHIから正常に戻りました。,HI,U01.F01.D0000 10,y,n,U01.F01.D0000<20,D0がLOLO未満になりました。,D0がLOLOから正常に戻りました。,LOLO,U01.F01.D0000 11,y,n,U01.F01.D0000<40,D0がLO未満になりました。,D0がLOから正常に戻りました。,LO,U01.F01.D0000 12,y,n,U01.F01.D0001>60,D1がHIを超えました。,D1がHIから正常に戻りました。,HI,U01.F01.D0001 13,y,n,U01.F01.D0001<20,D1がLO未満になりました。,D1がLOから正常に戻りました。,LO,U01.F01.D0001 |
2)アラームサーバーアクションの保存項目タブの設定
タグコメントはアラームが発生した時点のタグ値をコメントに含めるための機能であり、アラーム検出時に作成されるアラームデータには、その時点のタグ値が保存されている必要があります。タグコメントをアラームデータに含めるためには、アラームマスタにタグコメント列を追加するとともに（上例「1」）、アラームデータの保存項目として追加設定を行う必要があります。この設定は「保存項目」タブから行います。
以下のように、 [CM3:TAG] を保存項目に追加します。
