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デマンド電力とは
デマンド電力とは、デマンド時限(毎時0 分~30 分、30 分~60 分の、30 分単位の時間区切り)における、30 分間の平均使用電力(kW)のことを指します。デマンド電力の増減は、電力会社の電気料金計算の際に適用される「契約電力」に影響します(つまり、電気料金の増減に影響します)。
デマンド電力は、使用電力量(kWh)から求めることが可能であり、30 分間の使用電力量(kWh)を2 倍した値が、デマンド電力(kW)となります。例えば、300kW の負荷が30 分間連続で使用された場合、30 分間の使用電力量は150kWh となり、デマンド電力は300kW となります。一般的に使用電力量をシステムに取り込む際には、PLC や計量カウンタモジュール等の下位側機器によりパルスカウンタの計量値(1 パルス1kWh など)として取り込まれ、PLC デバイス上ではリングカウンタ値(0~99999 など)として表現されます。
本ライブラリにおけるデマンド監視機能では、デマンド監視対象とする使用電力量のリングカウンタ値を下位側機器からタグ経由で読み込み、時間経過とともにカウンタ値の増分を監視することにより、デマン
ド電力の算出を行います。
デマンド電力(契約電力)と電気料金算出方法の詳細を知りたい場合は、契約先の電力会社にお問い合わせください。 |