アプリケーションの構成と役割

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アプリケーションの構成と役割

FA-Panelのアプリケーション構成と役割

FA-Panelの各アプリケーションの役割と関係について、基本用語を交えて説明します。

 

FA-Panelは、Panel Editor、Panel Browser、Panel Serverの3つのアプリケーションで構成されます。

 

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Panel Editorは、画面作成のための編集ツールです。
 

Panel Browserは、監視画面をランタイム実行するためのクライアントアプリケーションです。

 

Panel Serverは、PLCとの通信、アラーム監視やデータログなどのサーバ処理を行うためのサーバアプリケーションです。

 

 

※図中では、Panel Editorを「Editor」、Panel Browserを「Browser」、Panel Serverを「Server」として表記します。

 

監視画面はPanel Editorで作成します。部品を使ったグラフィカルな画面の作成や、トレンドやアラームなどの個別機能をもつコントロールを配置して高機能な画面を作成できます。Panel Editorによって作成した画面の設定情報はクライアント設定ファイル(XML形式)として保存され、Panel Browserが設定ファイルを読み込んで実行することによって監視画面が表示されます。監視画面上では各種部品と「タグ」の値を「バインド」機能によってリアルタイムな表示が行えるほか、「スクリプト」による独自のプログラムロジックを持たせる事もできます。

 

Panel Serverは、主に各種PLCデバイスとの通信を行う「通信機能」、PLCのデバイス値とリンクした「タグ」と呼ばれるメモリ空間、PLCから取得したデバイス値に基づく監視・集計・加工などを行う「アクション機能」等、重要な根幹機能を受け持ちます。運用時には、Panel Serverは常に実行させておく必要があります。Panel Browserは、Panel Serverに接続することによって、PLCの信号やアラーム情報、履歴情報などを取得して監視画面上に表示することができます。Panel Serverで作成した各種設定情報は、クライアントの設定ファイルとは別に、サーバー設定ファイル(拡張子「txt」形式)として保存されます。

 

 

以下に、FA-Panelの各アプリケーションが受け持つ機能の概略図を示します。

 

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