セキュリティ

<< Click to Display Table of Contents >>

マニュアル > 画面作成ガイド >

セキュリティ

セキュリティ機能について

監視画面の表示や操作をある特定のオペレータのみに限定するための機能を総称して、ここでは「セキュリティ機能」と呼ぶこととします。

 

セキュリティ機能が必要となる場面としては、主に以下のようなケースです。

 

1)一部の画面や機能についてのみ保護したい場合

 

例えば、重要な運転パラメータの編集画面や、アラーム閾値の設定画面などの画面表示、あるいは非常用の特殊設備の運転操作ボタンなど、ある特定の画面表示やボタン操作の公開を、特別な操作権限を持ったオペレータのみに限定したい場合があります。その他の常用の画面や機能には特に保護を設ける必要が無い場合、このケースはシステムの一部分のみを保護すれば要件を満たします。

 

2)システム全体のセキュリティを保護したい場合

 

例えば、システムの利用開始時には常にオペレータにログインを求め、ログインが成功しなければシステムそのものの利用を禁止したい、といった要件の場合です。このケースでは、システム全体の利用可否について強い保護を掛ける必要があります。

 

前述のようなニーズに対し、セキュリティ機能には大きく分けて2つの方式が用意されています。

 

1つ目の方式は、「パスワードダイアログによる簡易的な保護」です。これは、保護を掛けたい部分の利用に対してパスワード入力によるロック機構を持たせるのみの簡素な仕組みです。上例「1」の用途に向いた機能です。

 

2つ目の方式は、「ログイン機能によるセキュリティ保護」です。これは、ログインユーザーのユーザー情報(ユーザー名、パスワード、ユーザーレベル)をPanel Serverにあらかじめ登録しておき、システムの起動時などにオペレータにログインを求めるという仕組みです。上例「2」の用途に向いた機能ですが、この機能にはユーザーレベルの管理も可能であるため、上例「1」)の用途としても利用できます。