ビューコントロール(フォームの埋め込み)

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ビューコントロール(フォームの埋め込み)

ビューコントロールの利用例

ビューコントロール」を使う事により、フォームの中に別のフォームを埋め込んで表示することができます。

 

 

hint

ビューコントロールの詳細は、コントロールリファレンス「ビューコントロール」を参照してください。

 


 

1)固定的な埋め込み

 

例えば、画面の下部に表示するメニューボタンなどのように、全ての画面で共通化したい部分を別の1つのフォームとして作成しておき、各フォームに配置したビューコントロールに固定的に埋め込んで共通的に表示することができます。

 

fap_dialog_0039

 

利用手順は以下のとおりです。

 

1.通常のフォームを作成する(ここでは例として、フォーム名を「Form01」とします)。

 

2.共通的に埋め込みたいフォームを作成する(ここでは例として、フォーム名を「Form99」とします)。

 

3.Form01に、ビューコントロールを張り付ける。

 

4.ビューコントロールのプロパティに以下のように設定する。

 

プロパティ

設定例

解説

BasedFormName

Form99

埋め込むフォーム本体のフォーム名を指定します。

 

上述を設定して実行すると、Form01に張り付けたビューコントロールに、Form99が埋め込まれて表示されます。

 

 

hint

同一フォーム内で、同じフォームを埋め込むビューコントロールを複数配置する場合、ビューコントロールのFormNameプロパティに一意の名称を設定します。

 

 


 

2)埋め込むフォームを動的に切り替える

 

ビューコントロールに埋め込むフォームは、実行中に自由に切り替えることができます。

 

例えば、メニューなどの共通表示を含む1つのメインフォームを作成し、当フォーム上のグラフィック画面を表示したい部分にビューコントロールを配置して、メインフォーム上の画面切り替えボタン操作などでビューに埋め込むグラフィック画面フォームを都度切り替えて表示することができます。

 

fap_dialog_0040

 

利用手順は以下のとおりです。

 

1.メインとして表示するフォームを作成する(ここでは例として、フォーム名を「Form01」とします)。

 

2.メインエリア(ビューコントロール)に埋め込みたいフォームを作成する(ここでは例として、フォーム名を「Form02」「Form03」「Form04」とします)。

 

3.Form01の中央に、ビューコントロールを張り付ける。このビューコントロールがメインエリアとなります。

 

4.ビューコントロールのプロパティに以下のように設定する。

 

プロパティ

設定例

解説

ViewName

View01

ビューコントロールのビュー名を設定します。この名前はスクリプトから参照するために必要となります。ここでは例として「View01」とします。

BasedFormName

Form02

初期表示時に埋め込んで表示させるフォーム本体のフォーム名を指定します。

 

5.ルートプロパティを以下のように設定する。
 

プロパティ

設定例

解説

DefaultView

View01

スクリプトから参照する際、デフォルトビューとして定義するため、切り替えフォームを表示するビューコントロールのビュー名を指定します。

 

6.Form01に画面切り替え用のボタンを3つ張り付けて、各ボタンの「OnMouseUp」イベントに以下のスクリプトを記述する。

 

//Form02呼び出しボタン
event OnMouseUp(button)
{
	::OpenViewForm("","subForm02");
}

//Form03呼び出しボタン
event OnMouseUp(button)
{
	::OpenForm("","subForm03");
}

//Form04呼び出しボタン
event OnMouseUp(button)
{
	::OpenForm("","subForm04");
}

 

 

上述の処理を実行すると、Form01に張り付けたビューコントロールに、Form02が埋め込まれて初期表示されます。

画面切り替えボタンをクリックすると、ビューコントロールの表示が対象のフォームに切り替わります。

 

 

hint

同様の動きを実現するのに、以下のように作る事もできます。

 

 

1.メインとして表示するフォームを作成する(フォーム名を「Form01」とします)。
 

2.メインエリア(ビューコントロール)に埋め込みたいフォームを作成する(フォーム名を「Form02」「Form03」「Form04」とします)。
 

3.Form01の中央に、ビューコントロールを張り付ける。このビューコントロールがメインエリアとなります。
 

4.ビューコントロールのプロパティに以下のように設定する。

 

プロパティ

設定例

解説

Name

View01

ビューコントロールに名前を付けます。この名前はスクリプトから参照するために必要となります。ここでは例として「View01」とします。

BasedFormName

Form02

初期表示時に埋め込んで表示させるフォーム本体のフォーム名を指定します。

FormName

subForm02

埋め込まれて実行された時に生成されるフォーム名を指定します。BasedFormNameプロパティとは異なる一意の名前を指定します。

 

5.Form01に画面切り替え用のボタンを3つ張り付けて、各ボタンの「OnMouseUp」イベントに以下のスクリプトを記述する。

 

//Form02呼び出しボタン
event OnMouseUp(button)
{
	parent.View01.OpenForm("Form02","subForm02");
}

//Form03呼び出しボタン
event OnMouseUp(button)
{
	parent.View01.OpenForm("Form03","subForm03");
}

//Form04呼び出しボタン
event OnMouseUp(button)
{
	parent.View01.OpenForm("Form04","subForm04");
}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

利用手順は以下のとおりです。

 

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