仮想通信

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仮想通信

仮想通信について

仮想通信にすると、実際にPLCとの通信を行わず、常に内部キャシュ上の値の読み書きになります。

PLCが手元にない環境でのデバッグなどに使用することができます。

 

仮想通信は、オンラインデバックにすることにより、すべてのPLCが仮想通信になります。

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全体ではなく、細かいレベルで仮想通信を切り替えたい場合には、ルート、ユニット、フォルダ、タグ毎にも設定することができます。

また、システムプロパティ「Virtual」で外部から仮想通信のモードを切り替えることができます。詳細はシステムプロパティを参照してください。

 

■ドライバ

c_tag_0067

 

■ユニット

c_tag_0068

 

■フォルダ

c_tag_0069

 

■タグ

c_tag_0070

 

 

 

attention

オンラインデバッグを使用する場合は以下の注意点があります。

 

・仮想通信の場合、タグやPLCの設定に依存せずに、自由な値が書き込めるようになります。例えば、タグのタイプが整数にもかかわらず、少数を含む値を書き込めたり、PLC上のアドレスの範囲を超えるような値を書き込めたりするようになります。

・タグフィルタを設定していてもフィルタ機能が無効化されます。

 

上の注意点は仮想デバイスを使用する場合も同様に意識する必要があります。オンラインデバッグ時に、仮想デバイスに設定したタグフィルタを有効にしたい場合は、ユニットのプロパティを開き、詳細設定2の「オンラインデバッグ時、仮想通信にしない」にチェックをいれることで、オンラインデバッグ時であっても、仮想通信が行われないようになり、タグフィルタが使用できるようになります。

 

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