FA-M3 LE01-5T相当

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FA-M3 LE01-5T相当

デバイス一覧

対応するデバイスは以下のとおりです。(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい。)

デバイス

キーワード

先頭アドレス

説明

単位

読み

書き

入力リレー

X

00201

10進数 1桁(ユニット番号0~7)+

10進数 2桁(01~16)+

10進数 2桁(端子01~64)

ビット

×

出力リレー

Y

00201

10進数 1桁(ユニット番号0~7)+

10進数 2桁(01~16)+

10進数 2桁(端子01~64)

ビット

内部リレー

I

00001

10進数

ビット

共有リレー

E

00001

10進数

ビット

リンクリレー

L

00001

10進数

ビット

特殊リレー

M

00001

10進数

ビット

タイマ接点

TU

0001

10進数

ビット

カウンタ接点

CU

0001

10進数

ビット

タイマ現在値(DOWN型)

TP

0001

10進数

ワード

タイマ現在値(UP型)

TI

0001

10進数

ワード

タイマ設定値

TS

0001

10進数

ワード

×

カウンタ現在値(DOWN型)

CP

0001

10進数

ワード

カウンタ現在値(UP型)

CI

0001

10進数

ワード

カウンタ設定値

CS

0001

10進数

ワード

×

データレジスタ

D

00001

10進数

ワード

ファイルレジスタ

B

00001

10進数

ワード

共有レジスタ

R

00001

10進数

ワード

インデックスレジスタ

V

00001

10進数

ワード

特殊レジスタ

Z

00001

10進数

ワード

リンクレジスタ

W

00001

10進数

ワード

キャッシュレジスタ

F

00001

10進数

ワード

 


高速通信用デバイス

デバイス一覧の内容以外に、実際に選択できるデバイスとして、各デバイス名の頭に「F」がついたデバイス(FX/FY/FI/FL/FM/FD/FB/FR/FV/FZ/FW)があります。これは、高速アクセス用デバイスであり、大量な点数を高速に通信することができます。例えば「FX」は入力リレー、「FD」はデータレジスタの高速通信用デバイスです。ただし、高速通信用デバイスのビット単位での書き込みは"●"扱いになります。また、1パケットの通信内でも、PLCのスキャンとは非同期になります。1ワード(16bit)単位でのデータのスキャン同時性は保証されますが、隣のデータとのスキャンでの同時性は保証されていません(32ビットデータとして扱う場合に注意が必要です)。

 

データレジスタ5000点をまとめて読み込む場合の一回あたりの通信時間例

 

FDの場合        :230ms

Dの場合        :1243ms

 

 

attention

高速通信用デバイスは「バイナリモード」のみ対応しています。また、機種により通信ができない場合があります。弊社が動作確認を行った機器は以下のものです。

・LE01-5T

・LE01-OT(※FX/FY以外通信可能)

 

ドライバの選択について

使用する機種によってドライバを選択して下さい。

 

FA-M3R/FA-M3Vの場合は、「FA-M3R/FA-M3V(バイナリモード)」のドライバを選択してください。

旧来のFA-M3を使用する場合は、「FA-M3(バイナリモード)」を選択してください。

 

なお、他デバイスとの兼ね合いで通信プロトコルを「アスキーモード」にする必要がある場合は、「FA-M3(アスキーモード)」を選択してください。アスキーモード、バイナリーモードのFA-M3側の設定は、Ethernetユニットのディップスイッチにより設定します。

※FA-M3R/FA-M3Vでも「FA-M3(バイナリモード)」「FA-M3(アスキーモード)」は使用可能です。ただし、大量な点数を通信する場合、通信速度が低下しますのでご注意ください。

 
c_plc_0289

 

 

 

接続例

接続対象はFA-M3シリーズになります。Ethernet接続を行う場合の設定例です。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

FA-M3V SP71-4S

通信ユニット

F3LE01-0T

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows8 Professional 64Bit

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

スイッチで設定

IPアドレス(一時設定)

192.168.0.10


IPアドレス

192.168.0.100


ポート番号

12289(固定)

パソコン側の設定

ユニット設定

IPアドレス

192.168.0.1


ポート番号

自動


通信プロトコル

UDP


フォルダ及び通信テスト時設定

CPU番号

01

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 


接続例でのPLC側の設定

F3LE01-0T」に設定を行います。設定は側面スイッチで行います。

 

1.スイッチを以下のように設定する
c_plc_0290
 

スイッチ

説明

設定内容(16進数)

条件SW1

データ形式

※右側の設定で「バイナリ」

ON

条件SW2

書き込みプロテクト

※右側の設定で「しない」

OFF

条件SW3

OFF固定

OFF

条件SW4

OFF固定

OFF

条件SW5

OFF固定

OFF

条件SW6

OFF固定

OFF

条件SW7

TCPタイムアウト時回線処理

※右側の設定で「クローズしない」

OFF

条件SW8

運転モード

※右側の設定で「通常」

OFF

IPアドレスSW1

IPアドレス上1桁目設定

※右側の設定で「192」

C

IPアドレスSW2

0

IPアドレスSW3

IPアドレス上2桁目設定

※右側の設定で「168」

A

IPアドレスSW4

8

IPアドレスSW5

IPアドレス下2桁目設定

※右側の設定で「0」

0

IPアドレスSW6

0

IPアドレスSW7

IPアドレス下1桁目設定

※右側の設定で「100」

6

IPアドレスSW8

4

 

 

 

hint

IPアドレスは16個のロータリースイッチにより設定します。設定はIPアドレスのそれぞれの桁を16進数で表し、設定します。

 

hint

スイッチの設定内容等の詳細については、横河電機「Ethernetインターフェイスモジュール取扱説明書」を参照してください。

 

 


接続例でのパソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
高速モジュールであるFA-M3Rを使用する場合やアスキーモードの通信を行う場合は、それぞれに該当するユニットを選択してください。
c_plc_0291
 
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0292
 

4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0293
 

設定

設定内容

パソコンIPアドレス

192.168.0.1

パソコンポート番号

自動

 

5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0294
 

設定

設定内容

ユニットIPアドレス

192.168.0.100

ユニットポート番号

12289

 

6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。
 

7.「通信詳細」でプロトコルを選択する
c_plc_0295
 

設定

設定内容

プロトコル

UDP(推奨)

 

8.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0296
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。