Q/L/ iQ-Rシリーズ  QJ71C24相当

<< Click to Display Table of Contents >>

マニュアル > 機器接続ガイド > 三菱電機 > 公開プロトコル(RS-232C) >

Q/L/ iQ-Rシリーズ  QJ71C24相当

デバイス一覧

対応するデバイスは以下のとおりです。(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい。)

デバイス

キーワード

先頭アドレス

説明

単位

読み

書き

入力リレー

X

000000

16進数

ビット

出力リレー

Y

000000

16進数

ビット

内部リレー

M

000000

10進数

ビット

特殊リレー

SM

000000

10進数

ビット

ラッチリレー

L

000000

10進数

ビット

アナンシェータ

F

000000

10進数

ビット

エッジリレー

V

000000

16進数

ビット

リンクリレー

B

000000

16進数

ビット

特殊リンクリレー

SB

000000

10進数

ビット

ステップリレー

S

000000

10進数

ビット

タイマ接点

TS

000000

10進数

ビット

タイマコイル

TC

000000

10進数

ビット

積算タイマ接点

SS

000000

10進数

ビット

積算タイマコイル

SC

000000

10進数

ビット

カウンタ接点

CS

000000

10進数

ビット

カウンタコイル

CC

000000

10進数

ビット

タイマ現在値

TN

000000

10進数

ワード

積算タイマ現在値

SN

000000

10進数

ワード

カウンタ現在値

CN

000000

10進数

ワード

データレジスタ

D

000000

10進数

ワード

特殊レジスタ

SD

000000

10進数

ワード

リンクレジスタ

W

000000

16進数

ワード

特殊リンクレジスタ

SW

000000

16進数

ワード

インデックスレジスタ

Z

000000

10進数

ワード

ファイルレジスタ

(現ブロック)

R

000000

10進数

ワード

ファイルレジスタ

(連番)

ZR

000000

16進数

ワード

ファイルレジスタ

(連番)

ZZR

0000000

10進数

ワード

 

attention

ZR(ファイルレジスタ)に対し10進表記でアドレス指定を行う場合は「ZZR」を使用してください。

アクセス局について

Q/LシリーズCPUへの接続では、ネットワークの形態により3つの接続方法がサポートされています。アクセス局とは、パソコンからは接続局を経由して接続を行う接続局のことです。

 

アクセス局接続を行う場合は、以下の設定例を参照してください。

 


アクセス局1        :パソコンと接続しているPLCと通信したい場合

c_plc_0049

 

アクセス局1のドライバを選択します。

c_plc_0050

 

ユニットと1:1のやりとりを行う場合、アクセス局1を選択してください。経由接続を行わない場合は、通常アクセス局1を選択します。

 

 


アクセス局2        :アクセス局1からネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合

c_plc_0051

 

アクセス局2のドライバを選択します。

c_plc_0052

 

アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。

更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。

c_plc_0053   c_plc_0054

 

 


アクセス局3        :アクセス局2から、さらにネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合

c_plc_0056

 

c_plc_0055

 

アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。

更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。

c_plc_0053   c_plc_0057

 

接続例【Qシリーズ】

接続対象はQシリーズになります。RS-232C接続を行う場合の設定例です。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

Q02CPU

通信ユニット

QJ71C24-R2

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows7 Professional 64Bit

ツール

GX-Developer Ver8.114U

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

動作設定

独立

データビット

7bits

パリティビット

あり

奇数/偶数パリティ

偶数

ストップビット

1bits

サムチェックコード

あり

RUN中書き込み

許可

設定変更

許可

通信速度

19200bps

交信プロトコル

MCプロトコル(形式1)

局番設定

0

パソコン側の設定

ユニット設定

COMポート

接続する通信ポート番号

伝送速度

19200bps

バイトサイズ

7bits

ストップビット

1bits

パリティ

偶数

サムチェック

あり

プロトコル

形式1

フォルダ及び通信テスト時設定

局番

0

ネットワーク番号

0

PC番号

FF

要求先ユニットI/O番号

3FF

要求先ユニット局番号

0

自局番号

0

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 


接続例でのPLC側の設定

「Q02CPU」に設定を行います。設定はGX-Developerなどで行います。

 

1.GX-Developerを起動して、新規プロジェクトを作成する

 

2.メニューの「オンライン」-「接続先指定」を開き、PLCと通信ができることを確認する

 

3.ツリーの「パラメータ」-「PCパラメータ」をダブルクリックして、以下のように「パラメータ設定」ダイアログを表示し、「PCデータ読出」をクリックする
c_plc_0058

 

hint

必要であれば形式及び先頭XYの設定を行ってください。

c_plc_0059

 

4.「スイッチ設定」をクリックして、以下のように設定を行い、「設定終了」をクリックし、すべてのダイアログを閉じる
c_plc_0060

 

hint

スイッチの設定内容等の詳細については、三菱電機「Q対応シリアルコミュニケーションユニット」ユーザーズマニュアル(応用編)を参照してください。

 

 

5.「オンライン」-「PC書込」で、パラメータをPLCへ書き込む
c_plc_0061

 

attention

パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。

 

 

attention

設定終了ボタンを押さない場合、設定が反映されないため、必ず設定終了ボタンを押した上で、書込を行うようにしてください。

 

 


接続例でのパソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0062
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0063
 

4.「通信設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0064
 

設定

設定内容

COMポート

接続する通信ポート番号

伝送速度

19200

バイトサイズ

7bits

ストップビット

1bits

パリティ

偶数

 

5.「その他設定」を開き、以下のように設定を行う
c_plc_0065
 

設定

設定内容

サムチェック

チェックを入れる

プロトコル

形式1

 

6.USB-RS-232C変換ケーブル等を使用している場合は、通信異常時にCOMポートがロックされる場合があるため、再オープン設定にチェックを入れる
c_plc_0068

 

7.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0067
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。

 

接続例【iQ-Rシリーズ】

接続対象はiQ-Rシリーズになります。iQ-RシリーズはGX-Developerでは設定を行うことができないため、GX-Works3を使用します。
 

使用機種

項目

機種等

PLC

R08CPU

通信ユニット

RJ71C24

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows8 Professional 64Bit

ツール

GX-Works3 Ver1.000A

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

交信プロトコル設定

MCプロトコル(形式1)

通信速度設定

19200bps

動作設定

独立

データビット

7

パリティビット

あり

奇数/偶数パリティ

偶数

ストップビット

1

サムチェックコード

あり

RUN中書込み

許可

局番設定

0

パソコン側の設定

ユニット設定

COMポート

接続する通信ポート番号

伝送速度

19200bps

バイトサイズ

7bits

ストップビット

1bits

パリティ

偶数

サムチェック

あり

プロトコル

形式1

フォルダ及び通信テスト時設定

局番

0

ネットワーク番号

0

PC番号

FF

要求先ユニットI/O番号

3FF

要求先ユニット局番号

0

自局番号

0

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 


接続例でのPLC側の設定

「R08CPU」に設定を行います。設定はGX-Works3などで行います。

 

1.GX- Works3を起動して、新規プロジェクトを作成する

 

2.メニューの「オンライン」-「接続先指定」を開き、PLCと通信ができることを確認する
 

3.ナビゲーションツリーの「パラメータ」-「ユニット情報」-「接続するユニット名(ここではR08CPU))」-「ユニットパラメータ」をダブルクリックして、パラメータ設定を以下のように行う
c_plc_0069           c_plc_0070
 

設定

設定内容

交信プロトコル設定

MCプロトコル(形式1)

通信速度設定

19200bps

動作設定

独立

データビット

7

パリティビット

あり

奇数/偶数パリティ

偶数

ストップビット

1

サムチェックコード

あり

RUN中書込み

許可

設定変更

禁止

局番設定

0

 

4.メニューの「オンライン」-「シーケンサへの書込み」で、パラメータをPLCへ書き込む
c_plc_0071

 

attention

パラメータ設定後は、PLCの電源を1度落とすなどして、設定の反映を行う必要があります。リモートリセットがツールから行える場合がありますが、確実に反映させるために、電源を1度落とすことをお勧めします。

 


接続例でのパソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0062

 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0063
 

4.「通信設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0064
 

設定

設定内容

COMポート

接続する通信ポート番号

伝送速度

19200

バイトサイズ

7bits

ストップビット

1bits

パリティ

偶数

 

5.「その他設定」を開き、以下のように設定を行う
c_plc_0065
 

設定

設定内容

サムチェック

チェックを入れる

プロトコル

形式1

 

6.USB-RS-232C変換ケーブル等を使用している場合は、通信異常時にCOMポートがロックされる場合があるため、再オープン設定にチェックを入れる
c_plc_0068
 

7.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0067
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。