QnAシリーズ AJ71QC24相当

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QnAシリーズ AJ71QC24相当

デバイス一覧

対応するデバイスは以下のとおりです。(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい。)

デバイス

キーワード

先頭アドレス

説明

単位

読み

書き

入力リレー

X

000000

16進数

ビット

出力リレー

Y

000000

16進数

ビット

内部リレー

M

000000

10進数

ビット

特殊リレー

SM

000000

10進数

ビット

ラッチリレー

L

000000

10進数

ビット

アナンシェータ

F

000000

10進数

ビット

エッジリレー

V

000000

16進数

ビット

リンクリレー

B

000000

16進数

ビット

特殊リンクリレー

SB

000000

10進数

ビット

ステップリレー

S

000000

10進数

ビット

タイマ接点

TS

000000

10進数

ビット

タイマコイル

TC

000000

10進数

ビット

積算タイマ接点

SS

000000

10進数

ビット

積算タイマコイル

SC

000000

10進数

ビット

カウンタ接点

CS

000000

10進数

ビット

カウンタコイル

CC

000000

10進数

ビット

タイマ現在値

TN

000000

10進数

ワード

積算タイマ現在値

SN

000000

10進数

ワード

カウンタ現在値

CN

000000

10進数

ワード

データレジスタ

D

000000

10進数

ワード

特殊レジスタ

SD

000000

10進数

ワード

リンクレジスタ

W

000000

16進数

ワード

特殊リンクレジスタ

SW

000000

16進数

ワード

インデックスレジスタ

Z

000000

10進数

ワード

ファイルレジスタ

(現ブロック)

R

000000

10進数

ワード

ファイルレジスタ

(連番)

ZR

000000

16進数

ワード

ファイルレジスタ

(連番)

ZZR

0000000

10進数

ワード

 

attention

ZR(ファイルレジスタ)に対し10進表記でアドレス指定を行う場合は「ZZR」を使用してください。

 

アクセス局について

QnAシリーズCPUへの接続では、ネットワークの形態により2つの接続方法がサポートされています。アクセス局とは、パソコンからは接続局を経由して接続を行う接続局のことです。アクセス局接続を行う場合は、以下の設定例を参照してください。

 


アクセス局1        :パソコンと接続しているPLCと通信したい場合

c_plc_0049

 

アクセス局1のドライバを選択します。

c_plc_0084

 


アクセス局2        :アクセス局1からネットワークを介して接続されているPLCと通信したい場合

c_plc_0051

アクセス局2のドライバを選択します。

c_plc_0085

 

アクセス局2のドライバを追加し、ユニットの通信設定は、アクセス局1への接続設定を行います。更にフォルダを追加し、フォルダの通信設定でアクセス局2への接続パラメータを設定します。

c_plc_0053   c_plc_0054

 

 

接続例

接続対象はQnAシリーズになります。RS-232C接続を行う場合の設定例です。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

Q2ACPU

通信ユニット

AJ71QC24

 

設定環境

項目

環境

OS

Windows7 Professional 64Bit

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

スイッチで設定

局番

0

伝送速度

19200bps

バイトサイズ

7ビット

ストップビット

1ビット

奇数/偶数パリティ

偶数

サムチェックコード

あり

プロトコル

MCプロトコル(形式1)

パソコン側の設定

ユニット設定

COMポート

接続する通信ポート番号

伝送速度

19200bps

バイトサイズ

7bits

ストップビット

1bits

パリティ

偶数

サムチェック

あり

プロトコル

形式1

フォルダ及び通信テスト時設定

局番

00

ネットワーク番号

00

PC番号

FF

要求先ユニットI/O番号

03FF

要求先ユニット局番号

00

自局番号

00

 

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 


接続例でのPLC側の設定

「AJ71QC24」に設定を行います。設定は前面スイッチで行います。

 

1.スイッチを以下のように設定する

 

c_plc_0088

 

スイッチ

説明

設定内容

STATION No

(x10)

自局番の設定(10の位)

0

STATION No

(x1)

自局番の設定(1の位)

0

CH1.Mode

モード設定

※右側の設定で「形式1」

1

CH1.SW01

動作設定

※右側の設定で「独立動作」

OFF

CH1.SW02

データビット設定

※右側の設定で「7ビット」

OFF

CH1.SW03

パリティビット有無

※右側の設定で「あり」

ON

CH1.SW04

偶数/奇数パリティ設定

※右側の設定で「偶数」

ON

CH1.SW05

ストップビット設定

※右側の設定で「1ビット」

OFF

CH1.SW06

サムチェック有無

※右側の設定で「あり」

ON

CH1.SW07

RUN中書き込み可/不可設定

※右側の設定で「あり」

ON

CH1.SW08

設定変化可/不可

※右側の設定で「変更可」

ON

CH1.SW09

伝送速度設定

※右側の設定で「19200bps」

OFF

CH1.SW10

ON

CH1.SW11

ON

CH1.SW12

OFF

※この設定例では、CH1のみ設定を行います。

 

attention

RS-232Cケーブルの注意事項

「AJ71QC21」はデフォルトで「CD端子チェックなし」の設定になっています。CD端子チェックを行う配線にした場合、ラダープログラムを1行追加する必要があります。詳しくは、「シリアルコミュニケーションユニット」ユーザーズマニュアル(詳細編)を参照してください。

 

hint

スイッチの設定内容等の詳細については、三菱電機「AJ71QC24形シリアルコミュニケーションユニット」ユーザーズマニュアル(ハードウェア編)を参照してください。

 


接続例でのパソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0087

 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0086

 

4.「通信設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0064
 
 

設定

設定内容

COMポート

接続する通信ポート番号

伝送速度

19200

バイトサイズ

7bits

ストップビット

1bits

パリティ

偶数

 

5.「その他設定」を開き、以下のように設定を行う
c_plc_0065
 

設定

設定内容

サムチェック

チェックを入れる

プロトコル

形式1

 

6.USB-RS-232C変換ケーブル等を使用している場合は、通信異常時にCOMポートがロックされる場合があるため、再オープン設定にチェックを入れる
c_plc_0068

 

7.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0067
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。