HIDEC-S10/2α/mini LWE550/LQE020 相当

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HIDEC-S10/2α/mini LWE550/LQE020 相当

デバイス一覧

対応するデバイスは以下のとおりです。(デバイス一覧の見方については、こちらを参照下さい。)

デバイス

キーワード

先頭アドレス

説明

単位

読み

書き

アドレス指定(16bit単位)

AW

060000

16進数

ワード

アドレス指定(32bit単位)

AD

060000

16進数

ダブルワード

外部入力

X

000

16進数

ビット

トランスファーレジスタ

J

000

16進数

ビット

外部出力

Y

000

16進数

ビット

レシーブレジスタ

Q

000

16進数

ビット

グローバルリンクレジスタ

G

000

16進数

ビット

内部レジスタ

R

000

16進数

ビット

拡張内部レジスタ

M

000

16進数

ビット

キープリレー

K

000

16進数

ビット

オンディレイタイマ(接点)

TK

000

16進数

ビット

オンディレイタイマ(コイル)

T

000

16進数

ビット

ワンショットタイマ(接点)

UK

000

16進数

ビット

ワンショットタイマ(コイル)

U

000

16進数

ビット

カウンタ(アップコイル)

CU

00

16進数

ビット

カウンタ(ダウンコイル)

CD

00

16進数

ビット

カウンタ(接点)

C

000

16進数

ビット

カウンタ(リセットコイル)

CR

00

16進数

ビット

ネスティングコイル(接点)

N

000

16進数

ビット

プロセスコイル

P

000

16進数

ビット

エッジ接点

V

000

16進数

ビット

イベントレジスタ

E

000

16進数

ビット

ゼットレジスタ

Z

000

16進数

ビット

システムレジスタ

S

000

16進数

ビット

外部入力

XW

000

16進数

ワード

トランスファーレジスタ

JW

000

16進数

ワード

外部出力

YW

000

16進数

ワード

レシーブレジスタ

QW

000

16進数

ワード

グローバルリンクレジスタ

GW

000

16進数

ワード

内部レジスタ

RW

000

16進数

ワード

拡張内部レジスタ

MW

000

16進数

ワード

キープリレー

KW

000

16進数

ワード

オンディレイタイマ

TW

000

16進数

ワード

ワンショットタイマ

UW

000

16進数

ワード

アップダウンカウンタ

CW

000

16進数

ワード

ネスティングコイル

NW

000

16進数

ワード

プロセスコイル

PW

000

16進数

ワード

エッジ接点

VW

000

16進数

ワード

イベントレジスタ

EW

000

16進数

ワード

ゼットコイル

ZW

000

16進数

ワード

システムレジスタ

SW

000

16進数

ワード

ワークレジスタ

FW

000

16進数

ワード

ロングワードレジスタ(32bit)

BD

000

16進数

ダブルワード

拡張外部入力

IW

000

16進数

ワード

拡張外部出力

OW

000

16進数

ワード

データレジスタ

DW

000

16進数

ワード

オンディレイタイマ(設定値)

TS

000

16進数

ワード

ワンショットタイマ(設定値)

US

000

16進数

ワード

カウンタ(設定値)

CS

000

16進数

ワード

オンディレイタイマ(計数値)

TC

000

16進数

ワード

ワンショットタイマ(計数値)

UC

000

16進数

ワード

カウンタ(計数値)

CC

000

16進数

ワード

外部入力(32bit)

XL

000

16進数

ダブルワード

外部出力(32bit)

YL

000

16進数

ダブルワード

内部レジスタ(32bit)

RL

000

16進数

ダブルワード

拡張内部レジスタ(32bit)

ML

000

16進数

ダブルワード

データレジスタ(32bit)

DL

000

16進数

ダブルワード

ワークレジスタ(32bit)

FL

000

16進数

ダブルワード

拡張外部入力(32bit)

IL

000

16進数

ダブルワード

拡張外部出力(32bit)

OL

000

16進数

ダブルワード

 

attention

絶対アドレス指定で060000より前のアドレスへのアクセスは許可されていません。アクセスした場合のPLCの動作は保証しておりません。

 

hint

・「AW」は、絶対アドレス指定のワード単位でアクセスする場合利用してください。

アドレスは偶数(2の倍数)で指定してください。

例)

アドレス AW061000        →        DW000        

アドレス AW061002        →        DW001        

アドレス AW061004        →        DW002        

 

・「AD」は、絶対アドレス指定のダブルワード単位でアクセスする場合利用してください。

アドレスは4の倍数で指定してください。

例)

アドレス AD061000        →        DW000~DW001をロングワードとして解釈

アドレス AD061004        →        DW002~DW003をロングワードとして解釈

アドレス AD061008        →        DW004~DW005をロングワードとして解釈

 

・ロングワードのデバイス(「XL」「YL」「RL」など)はPLC自体には定義されていませんが、ロングワード単位でデバイスを扱うときのために、仮想的に定義してあります。

それぞれ「BW」「XW」「YW」と同等ですが、32ビットごとに値を取り扱います。アドレスは偶数(2の倍数)で指定します。

 

接続例

接続対象はS10miniシリーズになります。Ethernet接続を行う場合の設定例です。

 

使用機種

項目

機種等

PLC

LQP120(S10mini)

通信ユニット

LQE020

 

設定環境

項目

環境

OS

WindowsXP Professional 32Bit

ツール

S10 ラダーツール

 

設定詳細

項目

設定

設定項目

設定例

PLC側の設定

ツールで設定

IPアドレス

192.0.0.2



サブネットマスク

255.0.0.0



ポート番号

4301

パソコン側の設定

ユニット設定

IPアドレス

192.0.0.1



ポート番号

自動

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

 


接続例でのPC側の設定

「LQE020」に設定を行います。設定は前面スイッチとS10ラダーツールで行います。

 

1.「LQE020」のユニットの前面スイッチを以下のように設定する
設定後PLCを必ずリセットしてください。

 

スイッチ

設定

備考

MODUNO

2

10BASE-Tの通信

 

2.PLC側(LQE020)のIPアドレスおよびサブネットマスクを設定する
設定方法の詳細については、メーカーにお問い合わせください。
 

3.IP及びサブネットの設定は、以下のようにメモリへ直接書き込む(S10ラダーツール MCS画面)
PLC側のIPアドレスおよびサブネットマスクの指定をFBFE0へ直接書き込みます。前半がIPで後半がサブネットです。
 
192.0.0.2(IP)        255.0.0.0(サブネット)の場合
FBFE0                C000 0002 FF00 0000
c_plc_0368

 


接続例でのパソコン側の設定

Serverアプリケーションを用いて、通信設定を行ったPLCと接続を行います。

 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する

 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0369
 
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0370
 

4.「パソコン側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0371
 

設定

設定内容

パソコンIPアドレス

192.0.0.1

パソコンポート番号

自動

 

5.「ユニット側設定」で以下のように設定を行う
c_plc_0372
 

設定

設定内容

ユニットIPアドレス

192.0.0.2

ユニットポート番号

4301

 

6.「ピングテスト」を選択し、ピングが正常に通るか確認を行う
「Ping test is success~」といったメッセージが表示されれば、テストはOKです。

 

7.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0373
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。