LNS DDE サーバー(DDE)

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LNS DDE サーバー(DDE)

値変換フィルタについて

タグのプロパティで登録を行うSNVTの設定は、LONから取得したデータをクライアント側で扱いやすいよう加工するためのものです。「default」を選択した場合は何も処理しません。それ以外を選択した場合はデータが加工されます。

例えば「SNVT_switch」を選択すると、値の読込みの際、生データが「100.0 1」の場合TRUE、それ以外の場合FALSEという値になります。値を書き込む場合はFALSEを書き込んだ場合「0.0 0」、TRUEを書き込んだ場合「100.0 1」を書き込みます。

 

attention

これらの仕様は標準仕様として公開していません。弊社ではこれら変換フィルタをカスタマイズする有料のサポートを行っております。詳しくは弊社へご連絡ください。

 

default(生データのまま扱います)

c_plc_0678

 

SNVT_switch(ブール値で扱います)

c_plc_0679

 

attention

アイテム名の後にオプションをつけることにより、Lonの通信方法を指定できます。

これはLNSDDE Serverの仕様となるため、詳細はLNSDDE Serverのマニュアルを参照ください。

 

 

接続例

接続対象はiLon1000になります。LNS DDEサーバーとDDE接続を行う場合の設定例です。

 

使用機種

項目

機種等

接続ユニット

iLon1000

 

設定環境

項目

環境

OS

WindowsXP Professional 32Bit

ツール

LNS DDE Server

 

設定詳細

項目

設定項目

設定例

機器側の設定

アプリケーション名

LNSDDE

トピック名

※取得した値を設定

アイテム名

※習得した値を設定

接続方式

ホットリンク(推奨)

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

 


トピック名とアイテム名の取得と設定

 

1.LNS DDE Serverを起動しExcelとリンクする
c_plc_0670
 
c_plc_0671
 

2.コピーされた式からトピック名とアイテム名を取得する
 
=LNSDDE|'RWNET.Subsystem 1.iLON- 1.LMNV'!'DI- 1.DI- 1.Digital'
 

項目

環境

トピック名

RWNET.Subsystem 1.iLON- 1.LMNV

アイテム名

DI- 1.DI- 1.Digital

 

3.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
 

4.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0672
 

5.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0673
 

6.アプリケーション名と取得したトピック名を設定する
c_plc_0674
 

7.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0675
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。

 

8.タグを追加し、習得したアイテム名を設定する
 

9.状況に合わせて値変換フィルタ(SNVT)の指定を行ってください。詳細は「値変換フィルタについて」を参照してください。
c_plc_0676

 

attention

LNSDDE Serverと通信を開始する際、ExcelなどのDDEクライアントと弊社Serverアプリケーションを併用しないで下さい。必ずExcel等でのDDE接続がない状態でアプリケーションをオンラインにして下さい。

 

attention

状況により、初期化後待ち時間を設定して下さい。

LNSDDE Serverの準備時間として、待ち時間を設ける必要があります。

1000ms~50000ms程度に指定して下さい。

 

c_plc_0677