iLon1000(XML)

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iLon1000(XML)

iLonの初期化

通信のために必要なファイルをターゲットとなるiLon1000にFTPで転送します。必ず以下の順で「iLon1000の初期化」を行ってください。複数台のiLon1000に接続している場合は、この作業をユニット(U01、U02など)ごとに行ってください。

 

1.通信設定をすべて行い、接続テストでOKを確認する

 

2.すべてのタグを設定し、書き込みを行いたいタグのみ「このタグに対して値の書き込みを行う」をチェックする

 

3.「iLon1000の初期化」ボタンを押す
c_plc_0692

 

 

attention

タグの追加やタグの設定を変更した場合は、実際の通信をはじめる前に、再度「iLon1000の初期化」を行ってください。

 

 

値変換フィルタ

タグのプロパティで登録を行うSNVTの設定は、LONから取得したデータをクライアント側で扱いやすいよう加工するためのものです。「default」を選択した場合は何も処理しません。それ以外を選択した場合はデータが加工されます。

例えば「SNVT_switch」を選択すると、値の読込みの際、生データが「100.0 1」の場合TRUE、それ以外の場合FALSEという値になります。値を書き込む場合はFALSEを書き込んだ場合「0.0 0」、TRUEを書き込んだ場合「100.0 1」を書き込みます。

 

attention

これらの仕様は標準仕様として公開していません。弊社ではこれら変換フィルタをカスタマイズする有料のサポートを行っております。詳しくは弊社へご連絡ください。

 

 

default(生データのまま扱います)

c_plc_0693

 

SNVT_switch(ブール値で扱います)

c_plc_0694

 

接続例

iLon1000のXML/HTMLの機能を用い通信を行います。直接iLon1000と通信を行うため、「LNS Server」などのミドルウェアは必要ありません。

 

使用機種

項目

機種等

接続ユニット

iLon1000

 

設定環境

項目

環境

OS

WindowsXP Professional 32Bit

ツール

VT100

 

設定詳細

項目

設定項目

設定例

機器側の設定

IPアドレス

192.168.1.2

サブネットマスク

255.255.255.0

FTPユーザー名

username

FTPパスワード

pw

※パソコン側の設定の大部分はユニット側の設定に合わせ込む形になります。

 

 


接続例での機器側の設定

iLon1000にIPアドレスとFTPのユーザー登録を行う必要があります。iLon1000に付属したケーブルをPCとiLon1000の「Console」のポート(「Serial」ではありません)に差込み、「ハイパーターミナル」等の「VT100」エミュレーションのターミナルソフトを用い接続します。

 

c_plc_0681 c_plc_0682
 

 

接続を行ったら以下の4つを設定して、最後に「reboot」と入力してEnterキーを押してください。
c_plc_0683
 

設定

設定内容

IPアドレス

192.168.1.2

サブネットマスク

255.255.255.0

FTPユーザー名

username

FTPパスワード

pw

 

 


ネットワーク変数の設定

通信を行いたいタグをiLon1000内にネットワーク変数として設定する必要があります。設定方法は以下に記述されています。

 

「iLon1000 Internet Server User’s Guide」「9.Creating an iLon1000 Web Page」

 

attention

ネットワーク変数を設定後、前述のマニュアルを参考にし、実際に定義したネットワーク変数が参照できるかHTMLを作成し、確認して下さい。

 

例)

c_plc_0684    c_plc_0685

 

<html>

<head><title>Display Digital Sensors (inputs)</title></head>

<p>nvi1 = <iLonWeb FUNC=ShowValue SYMBOL=NVL_nvi1></iLonWeb></p>

<p>nvi2 = <iLonWeb FUNC=ShowValue SYMBOL=NVL_nvi2></iLonWeb></p>

<p>nvi3 = <iLonWeb FUNC=ShowValue SYMBOL=NVL_nvi3></iLonWeb></p>

<p>nvi4 = <iLonWeb FUNC=ShowValue SYMBOL=NVL_nvi4></iLonWeb></p>

<p>nvo1 = <iLonWeb FUNC=ShowValue SYMBOL=NVL_nvo1></iLonWeb></p>

<p>nvo2 = <iLonWeb FUNC=ShowValue SYMBOL=NVL_nvo2></iLonWeb></p>

<p>nvo3 = <iLonWeb FUNC=ShowValue SYMBOL=NVL_nvo3></iLonWeb></p>

<p>nvo4 = <iLonWeb FUNC=ShowValue SYMBOL=NVL_nvo4></iLonWeb></p>

</html>

 

 

 


接続例でのパソコン側の設定

通信設定では、iLon1000へ設定したIPアドレスやFTPのユーザー名、パスワードを設定します。
 

1.ツリーの「Application」-「Driver」を右クリックして、ドライバの追加を選択する
 

2.表示されたドライバ一覧から以下のユニットを選択し、追加を行う
c_plc_0687
 
 

3.追加されたユニット(U01)のプロパティを開き、通信設定をクリックする
c_plc_0688
 

4.iLon1000へ設定した値を設定する 
c_plc_0689
 

設定

設定内容

IPアドレス

192.168.1.2

サブネットマスク

255.255.255.0

FTPユーザー名

username

FTPパスワード

pw

 

5.接続テストを行い、接続確認を行う
c_plc_0690
 
「接続OK」といったメッセージが表示された場合、接続確認OKとなります。
 

6.タグを追加し、習得したタグ名を設定する
状況に合わせて値変換フィルタ(SNVT)の指定を行ってください。詳細は「値変換フィルタについて」を参照してください。
c_plc_0691

 

attention

複数台のiLon1000と接続する場合はユニットのプロパティの「通信ファイル名ヘッダ」をユニットごとに違う名前で定義して下さい。

例)

c_plc_0686

 

U01の通信ファイル名ヘッダ ->  RW1

U02の通信ファイル名ヘッダ ->  RW2

U03の通信ファイル名ヘッダ ->  RW3