OPCサーバとして利用

<< Click to Display Table of Contents >>

マニュアル > サーバ作成ガイド > インターフェース編 > OPCインターフェース > OPCサーバ >

OPCサーバとして利用

OPCサーバとして利用する

OPCインターフェースにより、Panel ServerがOPCサーバとなり他のSCADAやOPCクライアントアプリケーションから通信接続することが可能です。OPCの仕様としてはDA1.0/2.0に準拠しています。

 

  c_interface_0008

 

PC接続のために必要となる基本情報は以下のとおりです。(旧バージョンから上位バージョンへ移行する際には、旧仕様と異なる部分の変更が必要となります。変更箇所については、後述の「旧バージョンからの移行」を参照下さい。)

OPC仕様

説明

プログラムID
(ProgID)

プログラムIDは以下の固定文字列です。大文字半角で指定します。

32bit版:「RW.SERVER32.6」

64bit版:「RW.SERVER64.6」

アイテムID
(ItemID)

「ユニット名.フォルダ名.タグ名」

例)「U01.F01.T01」

ただし、以下「アクセスパス」で指定した文字は省略する必要があります。

アクセスパス(AccessPath)

アクセスパスは自由に設定できます。アクセスパスを指定すると、アイテムIDの前半文字列の一部を省略することができます。

 

例)

アクセスパス「U01.F01.」

アイテムID「T01」

 

アクセスパスの代表的な例をあげます。

 

説明

具体例

例1

アイテムIDをフルパスで扱いたい場合

アクセスパス : なし

アイテムID1 : U01.F01.T01

アイテムID2 : U01.F01.T02

例2

アイテムIDをタグ名で扱いたい場合

アクセスパス : U01.FD01.

アイテムID1 : T01

アイテムID2 : T02

例3

アイテムIDでPLCのアドレスを直接指定したい場合

アクセスパス : U01.F01.#

アイテムID1 : M0000

アイテムID2 : D0000

 

 

 

旧バージョンからの移行

OPCサーバーとして動作させる場合、旧バージョンと仕様が一部変更されています。以下の内容をご確認ください。

 

OPC仕様

Ver4

Ver5

Ver6

プログラムID

RW.FASERVER.4

RW.FASERVER.5

32bit版:RW.SERVER32.6

64bit版:RW.SERVER64.6

アクセスパス

ユニット名.フォルダ名

ユニット名.フォルダ名.

(※末尾にピリオドを付加する)

Ver5と同等

アイテムID

[ユニット名.フォルダ名]タグ名

ユニット名.フォルダ名.タグ名

Ver5と同等

 

 

 

OPCアイテムのデータ型

OPCクライアントからAddItems時にデータ型のリクエスト(vtRequestedDataType)の指定があった場合は、そのデータ型に変換してクライアントにデータを渡します。

 

OPCクライアントでデータ型のリクエストがなかった場合、ネイティブタイプとして数値タグはVT_R8、ビットタグはVT_BOOL、文字タグはVT_BSTR型でクライアントに値を返します。また、以下の「配列にする」をチェックすると配列型になります。

 

デフォルト型

タグ種別

配列チェック無し

配列チェック有り

ビットタグ

VT_BOOL

VT_BOOL | VT_ARRAY

数値タグ

VT_R8

VT_R8 | VT_ARRAY

文字列タグ

VT_BSTR

VT_BSTR | VT_ARRAY

 

 

ネイティブタイプ(デフォルトタイプ)を変更したい場合には、「OPCのデフォルトのデータ型を指定する」フィルタを使用します。フィルタはタグプロパティの「フィルタタブ」で設定してください。

c_interface_0048

 

c_interface_0049

 

c_interface_0050