IPLinkインターフェースの基本

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IPLinkインターフェースの基本

IPLinkインターフェースとは?

IPLinkは、本パッケージ独自のTCP/IPベースネットワークプロトコルで、クライアント/サーバ型の通信方式です。本パッケージは、IPLinkサーバー、IPLinkクライアント両方の機能を備えており、アプリケーション同士を通信接続することができます。

また、VisualBasicなどで開発した独自のクライアントアプリケーションにおいては、IPLinkクライアントライブラリの利用によって、IPLinkサーバーに接続することができます。

 

  c_interface_0012

 

 

IPLinkの特徴は以下のとおりです。

 

クライアントはネットワーク上のどのPC(Windows)からでも接続可能
IPLinkクライアントからの接続では、IPアドレスとポート番号によってIPLinkサーバを特定します。IPLinkサーバが動作している同一のPC上はもちろん、リモートのPCなど、同一のTCP/IPネットワークに接続されたノードであればどこからでも接続が可能です。
例えば、社内LANや構内LAN経由、あるいはインターネット経由などでPLCデバイスを監視することができます。
 
 

複数クライアントからの同時接続が可能
IPLinkサーバに対する接続は、複数のクライアントから同時に行うことができます。
例えば、IPLinkクライアントとして動作する監視画面プログラムをVisual Basicで1つ作成し、そのプログラムを複数のPC上で同時に実行した場合、各PCの画面では同等の設備監視が可能となります。
 
 

異機種/複数台PLCとの同時接続が可能
クライアントからはタグ単位で接続を行います。各PLCデバイスの値を内部的にタグとして置き換えることにより、複数メーカー、異機種が混在するような複数台PLC構成においても、クライアント側から見るとPLCが1台のみの場合と同等に扱うことができます。

 

 

基本設定

IPLinkインターフェースの基本設定では、以下の項目を設定することができます。

 

インターフェース仕様

基本設定

c_interface_0172
 

インターフェースを有効にする
インターフェースの有効・無効の切り替えが可能です。
 

IPアドレス
Panel ServerのIPアドレスです。省略するとデフォルトのIPアドレスが適用されます。Panel Serverの動作するPC上に複数のネットワークアダプタがあり、接続元がどちらかのIPアドレスに接続する場合、以下の様に設定します。
 
[IPアドレス1];[IPアドレス2]
※セミコロン(;)で区切り、2つ目以降のIPアドレスを設定
 
複数のネットワークセグメントから一つのPanel Serverへ接続する際などに本設定がご利用頂けます。
c_interface_0171
 

hint

IPアドレスは最大で3つまで設定することが可能です。

 

 

ポート番号
IPLink接続のポート番号を指定します。
 

タイムアウト時間
IPLinkクライアントからIPLinkサーバへ接続要求を行った場合のタイムアウト時間です。通信の帯域などが狭い場合は、秒数を多く設定してください。