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通信エラー発生時の動作設定について
ロガーアクションプロパティの「通信エラー発生時」の設定で、通信が失敗したときの動作を定義できます。
ロガーアクションは、アクションに定義されているタグフィールドの内、1つでも通信ができないタグがあった場合、通信エラーが発生していると認識します。この設定で「ロギングしない」を選択した場合、通信エラーが発生した場合にはログ出力を行いません。従って、データベースには通信が成功したデータのみがロギングされます。
ここで「ロギングする」を選択した場合、ロギング処理の振る舞いは各タグフィールド個別の設定に依存します。タグフィールド個別の設定は、以下の「タグフィールドのエラー時の動作設定」で定義します。
タグフィールドのエラー時の動作設定
タグフィールドプロパティの「タグフィールド」の設定で、タグフィールド毎に設定します。タグフィールド毎に設定出来る為、タグ毎に挙動を変えることができます。
設定の挙動は以下の通りです。
項目 |
動作 |
前回値を書き込む(前回値がなければ「NULL」) |
通信エラーが発生した場合、前回取得に成功した値をロギングに使用します。前回値が存在しなければNULLを書き込みます。 ※ここで、前回値が存在しない状態とは、オンライン後1度も通信に成功していない状態を指します。 |
前回値を書き込む(前回値がなければ指定値) |
通信エラーが発生した場合、前回取得に成功した値をロギングに使用します。前回値が存在しなければ指定した値を書き込みます。 ※ここで、前回値が存在しない状態とは、オンライン後1度も通信に成功していない状態を指します。 |
「NULL」を書き込む |
通信エラーが発生した場合、NULLを書き込みます。
|
指定値を書き込む |
通信エラーが発生した場合、指定値を書き込みます。
|
CSVの場合、「NULL」とは空文字のことです。 ODBCの場合、データベースがNULL値に対応していればNULL値を書き込みます。 NULL値に対応していないデータベースの場合には、ブール型の場合はFALSE、数値型の場合は0(ゼロ)、文字型の場合は空文字を書き込みます。 |
PLCの値が一定範囲外の時の処理
例えば、PLCの値が一定範囲外の時、欠損値とするにはタグフィールドの「範囲外処理」の設定を行うことができます。
PLCとの通信は正常に行われているが、実際の機器がオンラインになっていないため、本来とりたくないデータ(0など)がロギングされることを避けたいときなど、タグフィールドの「範囲外処理」をうまく利用すると、欠損値としてデータを保存することができます(日報などで平均値を求める場合、機器がオンラインになっていないときの状態を無視して平均等の集計をすることができます。「指定値を書き込む」、最小値「0」、指定値「空白」とすると、PLCの値が0の時、CSVファイルに値が書き込まれません)。
設定の挙動は以下の通りです。
項目 |
動作 |
特別な処理は行わない |
特に処理は行いません。 |
「NULL」を書き込む |
最大値・最小値を外れた場合、NULLを書き込みます。 |
指定値を書き込む |
最大値・最小値を外れた場合、指定値を書き込みます。 |