バッチ転送(タグ→ODBC)

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バッチ転送(タグ→ODBC)

本アクションの特長

タグの情報をODBCデータベース(対応データーベースについてはこちら)へ書き出します。データベースへ書き出すことができる情報は以下のとおりです。

 

種類

説明

バッチ名

アクションでタグごとに定義した名称です。

タグ名

タグパスです(U01.F01.T01など)。

タグコメント

タグに定義されたコメントです。

値品質

タグの値の品質です。通常は「GOOD」です。PLCと通信ができないと「BAD」になります。

タグの値の取得方法で「キャッシュ値を利用する」を選択し、まだ1度も通信が行われていない状態だと「UNCERTAIN」になります。

タイムスタンプ

情報を取得した時刻です。

タグの値そのものです。

 

 

アクションの設定手順は以下のとおりです。

 

1.タグを定義する
c_action_0031
 

2.バッチ転送(タグ→ODBC)アクションを定義する
c_action_0032
 
c_action_0036
 
 

3.バッチ転送(タグ→ODBC)アクションにアイテムを追加する
c_action_0034
タグをドラックアンドドロップします。
 
 

4.データベースを作成する
アクションで定義しているフィールド名に合わせてデータベースのレイアウトを定義します。
 
例)
c_action_0037
 
バッチ名フィールド:BATCH_NAME(「バッチ名」フィールドは必須です)。
値品質フィールド:BATCH_QUALITY
タイムスタンプフィールド:BATCH_TIME
値フィールド:BATCH_VALUE
 
Accessでのフィールド設定例:
c_action_0038
 
 

5.「手動作成」ボタンを押し、キーとなるバッチ名をデータベースへ書き込む
当アクションはバッチ名をキー項目としてデータベースに値を書き込むため、準備としてこの作業を行う必要があります。
下の画面はバッチ名がデータベースに正しく書き込まれた状態です(Accessの例)。
 
c_action_0039
 
c_action_0040

 

このアクションを使用したサンプルについては、「PLCの大量データを一括出力する(DB出力)」項目を参照してください。

 

 

設定仕様

アクション仕様

パラメータ

なし

 

ダイアログ

■バッチ転送1

 

c_action_0041

 

データソース
共通設定の「ODBC設定」を参照ください。

 

テーブル名
テーブル名を指定します。日付や時刻によりテーブルを切り替えることもできます。

 

オンライン時に、全レコードを削除し、レコードを再度、生成し直す
オンラインにする度に、データベースの全てのレコードを削除し、新たにレコードを生成しなおします。この設定を有効にすると、オンラインの度にデータベースの追加削除が行われるため、通常は無効にしておきます。但し、この設定を有効にした場合、「手動生成」ボタンによりあらかじめレコードを作成しておく必要がなくなります。

 

タグ値の取得方法
埋め込み時のタグ値の取得方法について、以下の中から選択します。

キャッシュ値を利用する。

キャッシュ値を利用する。初回のみリアル値を読み込む。

リアル値を利用する。

 

通信エラー時の値
通信が正しく行われなかった場合に、代わりに出力する値を指定します。

 

 


■バッチ転送2

 

c_action_0042

 

データベースに保存したい出力データを選択します。バッチ名フィールドは必須項目につき、必ずデータベースへフィールドを定義してください。尚、日付や時刻によりフィールドを切り替えることもできます。