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概要
ここでは、設備上で発生したアラーム情報をメールで自動通知するサンプルについて解説します。この例では、PLCデバイスのM0000がONになった時に、各タグの値をメールで送信します。また、メールの文章の作成は「WEB経由での簡易モニタリング」で紹介したタグレポートアクションを利用します。本サンプルでは各種情報が含まれたファイルを添付ファイルとして送付を行います。
使用アクション:メール送信アクション/タグレポートアクション
この機能のサンプルは、以下からご利用頂けます。
メール文章作成の概要
メール文章のフォーマットは変換前ファイルで指定しておきます。このサンプルで使用しているメール文章のフォーマットは以下のとおりです。
変換前ファイル
[DATE] エラーコード:[ERRCODE] メッセージ:[ERRMSG] 装置コード:[DEVICE] 温度:[TEMP] 圧力:[PRES]
|
アラームが発生すると、変換前ファイルのフォーマットに従って以下のとおりにメール文章を作成し、メールの送信を行います。
変換後のメール文章
2003/01/01 00:00:00 エラーコード:0 メッセージ:正常です 装置コード:3918 温度:6959 圧力:1391
|
設定手順
タグ設定
1.メール文章作成のためのタグを用意します。ここでは、以下のタグを登録してください。
タグ名 |
マーク文字列 |
目的 |
---|---|---|
U01.F01.ERRCODE |
[ERRCODE] |
エラーコード |
U01.F01.ERRMSG |
[ERRMSG] |
メッセージ |
U01.F01.DEVICE |
[DEVICE] |
装置コード |
U01.F01.TEMP |
[TEMP] |
温度 |
U01.F01.PRES |
[PRES] |
圧力 |
U01.F01.ALARM |
--- |
警報タグ(M0000) |
U01.F01. DATE |
[DATE] |
時刻文字タグ「%Y/%m/%d %H:%M:%S」 |
アクション設定
1.タグレポートアクション「A01」を設定します。タグレポートアクション内に、タグ名とマーク文字列との対比を記述します。
•メール送信アクション「A02」を設定します。
•メールサーバー(SMTP):SMTPサーバのアドレス。
•送信者:送信者のメールアドレス。
•宛先:送信先のメールアドレス。
•件名:メールのタイトル。
•メッセージファイル:メールのメッセージ部にあたるテキストファイル名のパスです。タグレポートアクションで作成したファイルへのパスを指定します。
2.送信内容タブで送信先の設定などを行います。ここでアラームの状態を知らせるための添付ファイルを設定します。添付ファイルに「CFG\yourmail.txt」を指定してください。
イベント設定
1.タグイベントを作成します。U01.F01.ALARMがTRUEになった時、「A01」「A02」アクションを実行します。
動作確認
オンライン後、U01.F01.ALARMをTRUEにして下さい。以下のようにアクションの実行回数がインクリメントされているのを確認後、メール送信先のメーラでメールを受信し、正しくメールが送信されたことを確認してみてください。
メール送信アクションは添付ファイルを送信することも可能です。例えば、異常発生時にトレンドグラフのJPEG画像をスクリーンショットアクションで取得し、その画像を添付ファイルとして送信することができます。 |
本サンプルはメール送信の際に添付ファイルとして、データを送付していますが、メールの本文に情報を組み込むことができます。メール本文に組み込むためには、送信内容タブの設定で、メッセージファイルを指定します。この設定により、ファイルの内容が本文に組み込まれるようになります。 サンプルは、「\\sample\common\action\mail\sample03」に格納されています。 |