SQLを実行してDBと連携する

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SQLを実行してDBと連携する

概要

ここでは、SQLを実行してDBの値を更新するサンプルについて解説します。DBにはODBC経由でアクセスを行います。本サンプルではinsertコマンドによるデータ追加とdeleteコマンドによるテーブルデータの削除を行います。

 

c_action_0236

 

使用アクション:SQL実行(ODBC)アクション

 

この機能のサンプルは、以下からご利用頂けます。

 

 

 

設定手順

タグ設定

1.タグを設定します。
c_action_0190

 

タグ名

アドレス

目的

U01.F01.T01

X0000

insertコマンドを実行するためのトリガとなるタグ

U01.F01.T02

X0001

deleteコマンドを実行するためのトリガとなるタグ

 

 

 


アクション設定

1.SQL実行(ODBC)アクション「A01」「A02」を設定します。
c_action_0191
 

2.アクションのプロパティを開き、ODBC設定タブからODBCとSQLの設定を行います。SQLは以下の内容を設定します。
A01
c_action_0194
 

INSERT INTO DATA_TABLE ( FIELD1, FIELD2 ) VALUES (1, 'abc');

 

A02
c_action_0195
 

DELETE FROM DATA_TABLE;

 

 

 


イベント設定

1.アクションを実行するためのタグイベントを作成します。今回は2つのアクションを使用するため、タグイベント「E01」「E02」の2つ用意します。
c_action_0196
 
 

2.E01はU01.F01.T01がTRUEになったら、アクションを実行します。実行アクションは「A01」を設定します。
c_action_0197
 

3.E02はU01.F01.T02がTRUEになったら、アクションを実行します。実行アクションは「A02」を設定します。
c_action_0198

 

 

動作確認

アプリケーションをオンラインにしてください(黄色矢印)。オンライン後、U01.F01.T01にTRUEを書き込み、サンプルデータベースに新規レコードが追加されていることを確認してください。その後、U01.F01.T02にTRUEを書き込み、サンプルデータベースのレコードが削除されていることを確認してください。

 

 

hint

SQL実行(ODBC)アクションで使用できるSQLは、アクションに設定されたもののみであるため、オンライン後に流動的にSQLの構文を変更することはできません。

状況によって、SQLの構文を変更したい場合は、スクリプトVer2を使用する方法があります。「スクリプトVer2でDB連携」を参照して下さい。